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季節の発酵食·保存食

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たのしい自家製2 ~2023梅雨開け間近~

たのしい自家製2 ~2023梅雨開け間近~



杏ジャムと杏漬け

長野と言えば果物大国。果物が本当に美味しい。
杏も長野県の名産品のひとつです。

以前、料理好きの知人のご自宅にお邪魔した時に、自家製の杏漬けをごちそうになりました。
その杏の美味しさたるや、想像を超えたものでした。決して大げさではなく。
シャキッとした食感、噛むたびにジュワッっと溢れる濃いシロップの味。あまりの美味しさに、「も、もうひとついただけませんでしょうか」の一言を

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ふき味噌づくり~”探すもの”から”食べるもの”へ~

ふき味噌づくり~”探すもの”から”食べるもの”へ~

これは、わたしが小学5年生のときに書いた日記である。

私にとってふきのとうは福寿草とともに、春の訪れを知らせる春告草のひとつだ。
今でこそその苦みを楽しむものになったが、子どもの頃はそうではなかった。

冬の名残りが残る茶色の地面に、やわらかな緑色の点々が現れる。
昔は食べずとも、ちょこんと頭を出したふきのとうを見つけるのが宝探しのようで楽しかった。

大人になってもやはりその習性は変わらず、

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実録!!うちの味噌づくり(2)

実録!!うちの味噌づくり(2)

前回の続き。
前回は、茹でてマッシュした大豆・麹と塩を混ぜたものをよーく混ぜるというところまでをご紹介した。

今回は、味噌玉をつくるところからスタート。

大きなおにぎりを握るようなイメージで、
ソフトボール大の味噌玉をつくっていく。
ハンバーグをつくるときのように空気を抜きながら行う。

なぜわざわざ味噌玉をつくるのか。
マッシュしたものを容器に詰めていけばよいのではと思う方もいらっしゃるかも

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実録!!うちの味噌づくり(1)

実録!!うちの味噌づくり(1)

味噌づくりは逆算の作業である。

前日からの浸水、茹でる、麹の用意、つぶす、こねる、詰める・・・など作業時間を考えて1日たっぷり余裕のある日を選んで行う。

味噌は、大豆、塩、麹。この3つの材料から出来ている。

では順に、作り方をみていこう!

手始めに、大豆を浸水する

まず、大豆をさーっと洗ってから浸水させる。大体15時間くらい。
大豆は水を吸って2,3倍に膨らむので水は余裕をもって入れてお

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