hky - 妄ツイ
中編や2-3話程度の作品などのまとめです。
1ヶ月に1回更新する、『"〇"月の恋』中編シリーズ|"12"の恋 のまとめです。 5期生11人+α(予定)の合計12種類の恋愛物語です。
長編『"君"とは…』のまとめです。 Episode 0〜Final Episode(計14話)
短編・中編連動型のシリーズ『たったそれだけで』のまとめです。短編はX(Twitter)でまとめてます。
シリーズ『"センター"と"センター"』のまとめです
迎えた卒業式。 山口:〇〇、大丈夫か?笑 ●●:人生で1番緊張してる。 川﨑:●●がそんなこと言うなんて珍しいね笑。 ●●:あ〜…なんか動いてないとやってられない笑。 池田:●●が変な人になってる。 担任:お〜い、みんな準備はできてるか? クラスメイト達:(口々に)はい! 担任:高校生、最後の大舞台だからな。先生も名前呼ぶ時に噛まないように気をつけるからな笑。 山口:それだけはやめてくださいね笑。 担任:もちろん笑。よし、じゃあ廊下に並ぼうか。●●、頑張れ
●●:あ〜、疲れたぁ…。 友1:今日は暑かったしな、尚更な。 ●●:ほんと…春はどこへ行ったんだよ…。 桜が散ったばかりだというのに、真夏のような暑さが続く日々。 夏の大会に備えゆく日々。 校門前の花壇に咲く花も何だか萎れている気がする。 友1:あ、明日単語テストじゃね? ●●:うわぁ、帰ったらしないと…。 友1:学年主任が英語の担当は終わってる。 ●●:顧問になんて言われるか分かんないからな。 友1:じゃ、俺はここで。 ●●:おう、また明日な。朝練、忘
どんな人にだって新生活はある。 と言っても自分は変わらず実家暮らしで、地元の高校に通うのだが。 それまでのコミュニティだけでは過ごせない。 新しい人と出会い、付き合っていくことが増える。 そして俺は初めて…一目惚れというものを知った。 五百城:初めまして。兵庫県から来ました、五百城茉央です! 五百城茉央さん。 15年以上、関東に住む人間にとってイントネーションが違う、関西弁というだけで特別感を抱くのだが…。 身長も高くてスタイルが良く、可愛い。 愛嬌もあって
担任:はい、みんなおはよう。ここまでよく頑張ったな。お疲れ。 クラスへ語る担任。 空きの机が沢山ある。 勉強しているのか、はたまた弱気になってしまっているのか。 人の少ないHRはどこか、悲しい雰囲気を漂わせている。 山口:おう、〇〇! ●●:郁也、なんか久しぶりだな。 山口:まぁな。もう必要のない授業は来なくても良かったし。これみんな、塾だろ? ●●:多分ね。 山口:みんな極限状態だったからな。他のことを考える余裕なんてな。 ●●:そうだな。 100日の
今日は誕生日。 と言っても自分の、ではない。 大切な人の誕生日。 ●●:…ただいま。 傘を閉じながら呟く。 かと言って、もう…。 君はこの家にいない。 残っているのは去年の誕生日に、お揃いで買ったアクセサリー。 独り椅子に腰掛けて、アールグレイを飲む。 〜〜〜 山下:今日からお世話になります、山下美月です! ●●:同じく●●〇〇です。 部長:この部署に新入りが2人も来てくれるなんて嬉しいよ。これからよろしく。 2人:よろしくお願いします。 君とは同
ようやくセンター同士になって、待ちに待った週末。 久しぶりにお互いに練習がない。 約束通り、駅前で待ち合わせ。 あやめ:じゃ〜ん!待った? 〇〇:待ってないよ!っていうか…かわいいな…// あやめ:もう…そうやってすぐ// 〇〇:じゃ〜んって…。 あやめ:私の友達がいっつもしてくるんだ〜。かわいいからやってみたの…// 〇〇:…// もう、ほら行こ!笑 あやめ:あ〜、待ってよ〜!笑 いつもと違う服で。 お互い…少しおしゃれして。 なるべく良い姿で居られ
??:今までありがと、●●。 ●●:どういう意味?? ??:そのままの意味だよ。ありがと。 "なぁ、なんで…なんで黙っていなくなるんだよ…。" 〜〜〜 ●●:…っ!! 縛られたように何度も見てしまうこの夢。 この世界の…この日本のどこかにいるだろう幼馴染。 あの夏休みから、君はどこかへと行ってしまった。 もう一度だけでいい。 声を聞きたい。話をさせてほしい。 そう願って何度、孤独の夜を過ごしたか。 心の中のカレンダーはあの日で止まったまま。 ーーー
入試対策が本格化する、この頃。 学校では本番に向けた演習を重ね、家では復習を重ねる。 今更、基礎を一から丁寧に教えるなんてことはしてくれないわけで。 学校でも家でも。 楽になれる瞬間があまり無い。 常に気持ちが張り詰めている。 唯一と言ってもいい、心が落ち着く時間。 そんなの決まっている。 井上:遅いよ〜、●●! ●●:ごめんってば、解説伸びたの。 菅原:ふわぁ〜🥱…。 井上:咲月、また寝たの? 菅原:えへへ。 ●●:菅原、褒めてないぞ。 昼休み。
みんなが来るより少し早い朝の教室。 窓から見た君の姿。 ●●:しゃあ!もう一本来い!! クラスでの優しい姿。 クラスとはちょっと違う、君の情熱的な姿。 そんな君を…気付けば好きになっていた。 私は孤立しているわけでは無いし、友達もそれなりにいる。でも目立つタイプでは無い。 そして部活はバスケ部。 練習場所が内と外。中々、交わらないのも…。 だから、こうして。 朝練が無いのに、少し早く学校に来ている。 ーーー ●●:おはよ。 男1:お、今日も朝練か?
目を開ければ、朝日が差し込む。 学校に行けば、君がいて。 職場に行けば、君がいて。 ライブに行けば、君がいて。 スマホを開けば、君がいて。 そして…僕も居る。 そんな、いつもいつもの日常。 "誰かと同じ世界で過ごせることは奇跡なんだ" …なんて日頃から考えている人間は珍しい。 でも、その日はやって来るかもしれない。 今日…明日なのかもしれない。 そこで初めて気付かされる。 一瞬一瞬がかけがえのない瞬間だ…と。 青々とした山々。澄み渡る空。 頬を掠め
文化祭が終わり、次は体育祭。 これが本当に"最後の行事"になる。 体育祭が終わると楽しい行事はもうない。 これからは受験というものにより一層、突き進んでいかなければならない。 そんな中。 忘れたはずの想いが再来した。 前までより熱は帯びてないにしろ…。 こんな文化祭マジックなんて要らなかった。 でも……。 学校へ向かう電車の中。 池田:おはよ、●●。 ●●:池田、バンド付けるの早くない?笑 池田:何処にいても1組でしょ〜? ●●:なるほど…笑。 ク
日が昇ったばかりの朝。 春がもう迫っているというのに。 というか…もう春なはずなのに。 寒い今日。 なかなか布団から抜け出せないだろう。 高校も卒業して、別に何も予定はないし、休みだからもう一眠りしようかという時にドアが開いた。 彩:…お兄ちゃん、起きてる? 〇〇:彩…どうしたの? 彩:あのさ…パン屋に行きたいから一緒に来て欲しいな〜って。 〇〇:パン屋ってあそこの? 彩:うん。昨日友達と話してて、久しぶりに食べたくなったから。 〇〇:…分かった、いいよ
目を開ける。 朝日を浴びて、カレンダーにある予定を改めて眺める。 そうすると…今日が良い日になる淡い確信が増していく。 君のために。君と一緒に過ごすために。 いつもよりも時間をかけて。 身だしなみもいつもより整えて。 支度していく。 ーーー 君との待ち合わせの場所。 約束より少し早い時間に行っても、いつも君が先にいる。 そんな少し心配性で、完璧に見えて、抜けているところもある君が好きだ。 そう、デートの度にいつも改めて感じる。 蓮加:あ、〇〇〜!👋
電話が鳴る。 眠い目を擦り、寒いながらなんとかスマホを取る。 ●●:んぅ…もしもし…? 遠藤:おはよ、"〇〇"!寝てた…? ●●:今日、電話早くない…? 幼馴染の遠藤さくら。 小さい頃から日課として毎朝、お互いの家に行っていた。 それは時の流れとともに、電話という形になった。 遠藤:10分ぐらい早いだけでしょ? ●●:アラームより先に起こさないでよ…ふぁ〜。 遠藤:あくび…笑。ちゃんと起きたんだね? ●●:うん、お陰様で。 遠藤:じゃあ、また後でね。
始まる新生活。 何かとお別れして何かと出会う日々。 僕は1人で大都会に足を踏み入れた。 迷路かのような路線図に怖気付くほどの人の多さ。 不安になりながら、しばらくお世話になる家に着いた。 ボロいとまではいかないものの安いだけの理由はある部屋。 ●●:…よいしょっと。あ〜、疲れたな。自信ないな、あの電車を乗りこなすの。 荷解きしながら、明日からの予定を確認する。 大学はまだもう少し先。 それまでに家の周りとかを知らないと…。 スーパーとかコンビニとか。 銀
バイトへと向かう1本道。 道の先は闇に包まれている気がする。 今日も憂鬱な時間が始まる。 先輩の顔をもう見たくない。 バイト先の先輩を好きになった。 僕は想いを伝えたあの日。 幸せになれたのに…。 そんな日々はそう長く続かなかった。 ある日見た先輩の姿。 仲睦まじく2人並んで歩く姿。 それはどう考えても"彼氏"だった。 "…だって、●●くんのこと好きじゃないもん笑" 僕は壊れた。 誰を信じれば良いか…何を信じれば良いか。 だから…バイトには行きたく