シェア
hky - 妄ツイ
2024年7月26日 22:40
夏休み前最後の金曜日。学校に行く足取りはどこか軽く、重い。浮き足立つ気持ちもあるようで。もう今日が早く終わって欲しいという思いもある。正門近くの空き地にはスイセンノウが鮮やかに咲いていた。教室に着いても、クーラーはついていない。窓からは熱を帯びた風が押し寄せる。男1:暑過ぎる…〇〇、なんとかしてくれ…●●:いくら学級委員でもそんな権限は…我慢してくれ…。男1:ふ
2024年6月26日 20:00
目を開けると、太陽はとうに山の上にあった。梅雨だというのに雲ひとつない今日。その日差しがカーテンを超えて部屋に届く。〇〇:なんでこういう日に限って晴れなんだか…。思わず独り言が出てしまった。というのも今日は大学が休み。最近は雨が続いていたから憂鬱だった。部屋の掃除とか洗濯をしてゆっくり過ごそう。そう思って遅めの朝ご飯を食べていた時だった。昨日ゲームしたままで、マ
2024年5月26日 20:40
●●:今がチャンスかな…。友1:そうだな、今のうちに帰るか。予報通りではない雨。部活の練習は中止で他の部活との兼ね合いの結果、休みになった。今日という日に限って折り畳み傘を忘れるという失態を犯した。暇だというのに帰れない状況。小雨になってきたので、この程度ならおそらく家まで持つだろう。急いで必要の無かった道具を持って、教室を出る。友1:じゃ、気をつけて。また明日。
2024年4月26日 20:00
どんな人にだって新生活はある。と言っても自分は変わらず実家暮らしで、地元の高校に通うのだが。それまでのコミュニティだけでは過ごせない。新しい人と出会い、付き合っていくことが増える。そして俺は初めて…一目惚れというものを知った。五百城:初めまして。兵庫県から来ました、五百城茉央です!五百城茉央さん。15年以上、関東に住む人間にとってイントネーションが違う、関西弁というだけ