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大統領選と言う名の祭

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『大統領選という名の祭-1: It's the economy, stupid! 』

『大統領選という名の祭-1: It's the economy, stupid! 』

政治はつまらん。

そう感じる日本人は多い。ですがねー、政治知らないと損しますよー。自分がこれから生きていく社会がどっちに向かってるの?とわからないまま小舟を漕いでもくるくる渦に巻かれるだけでっせ。

そしてアメリカ大統領選。これは楽しい。まじ面白い。私は居住権はあっても市民権(国民)はないので端から見てるだけですが、はっきりいって祭りです、これ。もちろん多くの方は真剣なんですけどね。でもその熱意

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『大統領選という名の祭-2: Drain The Swamp』

『大統領選という名の祭-2: Drain The Swamp』

政治ってよくわかんない。

ましてや海外の政治ならばなおさらそう思っちゃう。でも、政治というよりも「社会の動き」「文化の違い」と言う視点で見てみれば、こんなに面白いものはなし!(保証します、マジ楽しいよ!)

大盛り上がりのアメリカ大統領選も「へー、アメリカ人ってこうなんだー!?」と異文化観察の視点でぜひ眺めてみてね!

というわけで、『大統領選と言う名の祭: It's the economy,

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『大統領選という名の祭-3:You're not someone's crazy uncle』

『大統領選という名の祭-3:You're not someone's crazy uncle』

アメリカ大統領選まで2週間弱。連日選挙のニュースで盛り上がり、家の前には推し候補者の看板が立てられる。

そう、これははっきりいって祭なんです。
祭だ、祭だ、大統領選だ~!

しかも、大統領選では、事実は小説よりも奇なり、と言うこも起きます。

現大統領のトランプはホワイトハウスの慣習を破ることばかりしてきました。彼はリアリティTVで培ってきたマーケティング術に熟知していて、天才的な手法をとってい

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『大統領選と言う名の祭-4:SuperAger』

『大統領選と言う名の祭-4:SuperAger』

長きにわたって、大統領の座をめぐる共和党のトランプと民主党のバイデンの戦いが続いてきましたが、いよいよ明日の11/3が投票日。

年齢だけを言えば、トランプ74歳、バイデン77歳というほぼほぼ後期高齢者、つまりはおじいさん同士の戦いです。

共和党トランプと戦う相手として、最終的にはバイデンが民主党代表に選ばれましたが、その絞り込みの過程においては、バイデンのライバルにバーニー・サンダーズ(79歳

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『大統領選と言う名の祭-5: Blue Wall, Red Mirage, Blue Mirage, Blue ShiftそれからBlue Wave』

『大統領選と言う名の祭-5: Blue Wall, Red Mirage, Blue Mirage, Blue ShiftそれからBlue Wave』

今はアメリカは、宴もたけなわ、選挙戦も大詰めの11/4の夜です。昨日の火曜日11/3が投票日でした。

ちなみにアメリカの投票はいつも火曜日。というのは、遠い昔、日曜は礼拝の日で投票はできないため、月曜になって遠く離れた投票場所に向かって馬車だか馬だかで移動を開始したからとか。一体どれだけ遠くに投票場所があるんねん、と言う話ですね!

さて、選挙にまつわる英語表現のご紹介。

Blue Wall、

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『大統領選と言う名の祭-6: filter bubble(および私の情報収集法)』

『大統領選と言う名の祭-6: filter bubble(および私の情報収集法)』

バイデンが勝利宣言を出し、メディアはすでに「祭の後」的雰囲気を漂わせてますが、トランプはまだまだ敗北を認めていませんねぇ。

これ、今回の選挙戦の象徴のような出来事だなぁ、と感心しちゃいます。つまり、両陣営およびその支持者が見ているリアルがふたつ別にあるような。パラレルワールドがあって、一つはバイデンが勝ったリアルで、もうひとつはトランプが勝ったリアル。現実は一つのはずなのに、おかしかな~い?

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『大統領選と言う名の祭(の後)-7: dead on arrival』

『大統領選と言う名の祭(の後)-7: dead on arrival』

いやいや、何があって負けを認めんぞ!

と、トランプはまだ踏ん張っています。11/7にバイデンが勝利宣言のスピーチを出し、マスコミ、経済界、外国政府も「次の大統領がとるであろう政策」に関心を移しているのに、いまだに落選を認めてません。

いつまで、続けるん?と思いますが、彼の周囲を固める大物共和党議員もトランプの肩を持っていますし、しばらく膠着状態かもしれないですねぇ。

選挙に敗れた州にて不正投

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