ひろりん

福岡に住む九州の盟主サポです。たまに真面目なことを言います。でも大したことは言いません。

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福岡に住む九州の盟主サポです。たまに真面目なことを言います。でも大したことは言いません。

最近の記事

配置廻戦(vs札幌)

配置vs配置(前半序盤~中盤) 札幌は守備時、というか基本のシステムは3-4-2-1です。しかし、攻撃時には、6番が一列下がって2CBの一枚となり、5番がアウトサイドまで上がり、WBの4番がシャドーの位置に入ります。これにより、2-1-4-3ともいえる形になり、前線で数的優位を作りやすい配置を取ってきました。 これに対し福岡はいつもの4-4-2では守備時に常にDFラインで4vs5の数的不利を強いられることとなるため、3-4-3でスタートし、守備時には5-2-3で守り、DF

    • 悔しさとせつなさと心強さと(vs磐田)

      先に言います。今回はタイトルが思いつきませんでした。でも、悔しいのは本当です。では、その悔しさを胸に、開幕戦について、レビューしたいと思います。 磐田は3-4-2-1(守備時5-4-1)、福岡は4-4-2でキックオフを迎えました。磐田は昨季に引き続きこのシステムを採用しました。しかし、今季の監督は可変システムを用いて甲府を躍進させた伊藤彰氏です。3-6-1から4バックへと可変するかどうか目していました。その点についても後ほどふれてみたいと思います。 膠着(前半)序盤は固い

      • この素晴らしい福岡に祝福を!(vs川崎フロンターレ)

        正直ターンオーバーと思っていた時期が僕にもありました。前節から9人先発メンバーを変更してきた我らが福岡。だって普通そう思いません?(逆ギレ)。 ただ、これに関しては後で考えると伏線だったのでは?と思いました。その点に関しては後述します。ではレビューに入ります。 システム川崎は4ー3ー3、福岡はいつもの4-4-2でスタートしました。あれ?田中碧と三笘が移籍したんじゃなかったっけ、と文句の一つでも言いたくなるような豪華な陣容です。手加減とか知らんのか。 シミッチの配球、旗手

        • アビスパ福岡、縦から行くか?横から行くか?(VS C大阪)

          皆様お久ぶりです。はじめての方ははじめまして。プライベートの方が少し落ち着いてきたので、C大阪戦の振り返りをしたいと思います。おおよそ5か月ぶりのレビューですが、よろしければ皆さまお付き合いください! 基本システム C大阪は基本システムを4-4-2として、福岡の4-4-2の攻撃時に噛み合わせてくる形を取ってきました。ただ、攻撃時には左SBの丸橋を一列高い場所に位置取らせ、WBとして振る舞わせて3-4-3のような配置として、福岡陣内で数的優位を作る意図を見せてきました。これ

        配置廻戦(vs札幌)

          昇格組でも勝利したい!(VS徳島)

          いよいよ迎えました同じ昇格組、徳島との対決。常に勝ちは求めなければいけないものですが、やはりこうした対決は特別なものです。 われらがアビスパ福岡がいかに戦ったかを、これからレビューしたいと思います。 配置の妙:徳島の場合(前半) 徳島は4-2-3-1、福岡は4-4-2での試合開始のホイッスルを迎えます。まず先制したのは徳島。渡井がキープして前進したボールを、近くにいたカウエが制限することなく並走してしまったことから、簡単にスルーパスを出されて宮代がシュート、村上が一度止

          昇格組でも勝利したい!(VS徳島)

          レビューは試合のあとで(VS清水)

          やってきました清水戦。名将と名高いロティーナおじいちゃんの元、新戦力をガッツリ獲得してきたムキムキ状態のクラブ、相手にとって不足なしです(どうやってもむしろ過大)。福岡はどう戦ったでしょうか。 またも早い失点。(前半序盤) 清水は基本システムを4-3-3、攻撃時には右のSBが上がり、3バックの形になり3-4-3、ボールロスト時にはその右SBがボランチのポジションにまで絞り、中央からの攻撃に備える、といったサッカーを、福岡は前節と同じく、4-4-2でのサッカーを選択していまし

          レビューは試合のあとで(VS清水)

          これからアビスパの話をしよう(VS名古屋)

          来る2月28日(日)、アビスパ福岡は久々のJ1での開幕戦を迎えました。相手は名古屋。去年のJ1リーグ3位。相手にとって不足なし(むしろ過大)です。我らがアビスパ福岡のレビュー、開始します。 アビスパ、出鼻をくじかれる(前半序盤) 名古屋は4-4-1-1(守備時4-4-2)、福岡はJ2から採用してきた4-4-2で試合に臨みます。試合は開始直後に動きます。FKを弾きかえされた福岡は、まだ戻れていなかったキッカーのエミルのスペースを突かれる形でカウンターを受けます。下図のように

          これからアビスパの話をしよう(VS名古屋)

          さよなら、2020のアビスパ

          かなり時間が経ってしまいましたが、2020シーズンのアビスパのシーズンレビューを投稿します。当初考えていたよりずっと長くなってしまいましたので、まず、シーズンの総括的な部分についてお話していきたいと思います。需要があれば、ターニングポイントとなった数試合についても近いうちに投稿するかも・・・しれません。では、はじめます。 キーワードは「継続」と「変化」2020シーズンのアビスパを語るにあたり、外せない点として挙げられるのは、「継続」と「変化」だと自分は考えています。これから

          さよなら、2020のアビスパ

          アウェイ愛媛で昇格を決めたアビスパのせいだよ

          「ドラマティックJ2」とでも形容したい今季のJ2、あとひと試合を残して、ようやく我らがアビスパ福岡と徳島の昇格というひとつの結果が出ました。本当に喜ばしい限りです。 まだまだ忙しい私ですが、この度、noteを更新してしまいました。何故かって?タイトルの通りです。 今回は、京都戦と愛媛戦に見る長谷部アビスパの進化についてふれていきたいと思います。 苦手だった3バック京都も愛媛も中盤の枚数に違いはあるものの、どちらも攻撃時3バック、守備時に5バックというシステムを取っていま

          アウェイ愛媛で昇格を決めたアビスパのせいだよ

          アビスパ福岡はアンチフットボールの夢を見るか?

          町田戦で連勝がストップしてしまった我らがアビスパ福岡。ただ、14戦負けなしという結果は十分に素晴らしいと思う。次に向けて新しいスタートを切るためにも、この節目で、アビスパ福岡のサッカーを考察してみたい。 問題提起:アビスパのサッカーとは?アビスパ福岡(以下アビスパ)のサッカーは他クラブのサポーターから、良く言われて「堅守速攻」、口さがない者なら「ドン引きの一発狙いのカウンターサッカー」的なことをよく言われる。さらには、サッカーを放棄した「アンチフットボール」と形容されること

          アビスパ福岡はアンチフットボールの夢を見るか?

          10月10日は湯澤記念日(VS甲府)

          「10連勝」と君が言ったから10月10日は湯澤記念日 若干文学的な導入となりましたが、10連勝です。こんなの初めてです。クラブ新記録だから当然なんですが。失礼、浮かれすぎました。 今節、我らがアビスパ福岡はどのように戦ったのでしょうか。 変化。(前半) 甲府は3ー6ー1、福岡はすっかりおなじみとなった4ー4ー2で試合開始を迎えます。ただし、甲府は前回対戦と同じように、攻撃時には3バックの中央が一列前に上がりアンカーに位置取り、2シャドーが外に開き4ー3ー3の形を作り、

          10月10日は湯澤記念日(VS甲府)

          福岡頂上決戦(VS北九州)

          あなたのハートに前(寛之)プレス! すみません今のやっぱなしで。 連勝中仕事で中々更新できなかったnoteですが、久々にレビューを投稿したいと思います。 我らがアビスパ福岡、9連勝がかかった北九州戦です。どのように戦ったのでしょうか。 棚からフアンマ(前半序盤) 北九州は4-4-2、福岡も4-4-2でスタートします。最初はボールが落ち着かない雰囲気で行ったり来たりする状況でしたが、石津のロングボールから戦況が変わります。北九州のCB村松が処理を誤り、五分五分のボール

          福岡頂上決戦(VS北九州)

          のろいをときますか?(VS町田)

          引き付けて出す(前半序盤) 町田も福岡も互いに4-4-2でのスタートでした。町田の特徴としては、狭く守り、広く攻める、というのがあります。福岡は前が居ない場合には基本的にゴールキックはフアンマをはじめとしたターゲットに蹴り込むため、セカンドボールが回収される可能性が高くなっていました。このため、10分ぐらいまでは相手に引っかかることなども多く、ボールロストしてからの攻撃を何度か浴びてしまいました。 しかし、10分を超えたあたりから町田の狭く守る守備を少しずつ逆手に取り、引

          のろいをときますか?(VS町田)

          耐えて勝つ(VS山形)

          前節初の複数得点での勝利となった我らがアビスパ福岡。連勝のかかった今節山形戦はどうだったのでしょうか。早速レビュー、はじめます。 苦境(前半) 山形は基本システム4-4-2ですが、ボールを繋いでビルドアップする際は右SBが一枚上がって右SHの40番がトップ下近くに位置取り、3-5-2の形を形成します。これに対して福岡は4-4-2で迎え撃ちますが、序盤から噛み合わせの悪さを露呈します。 まず、山形がDFラインでボールを回す際は常に3VS2の状況を作られ、福岡の2トップが通

          耐えて勝つ(VS山形)

          好きよキャプテン(VS山口)

          台風も近づく9月5日(土)。その影響か、若干涼しい気候の中でレノファ山口を迎えて試合が開催されました。我らが福岡はどんなメンバーで、どのように戦ったでしょうか。では早速レビューをは始めたいと思います。 前の帰還(前半序盤)山口は3-4-3(守備時5-2-3)、福岡は4-4-2でのスタートでした。福岡は前が復帰。惇がその相棒役として選ばれました。 山口は4-5-1で来ると考えていましたが、まずは失点をしないことに重きを置いたのか、3バックでの開始でした。また、通常であれば、

          好きよキャプテン(VS山口)

          11分の1(VS新潟)

          やってきました11連戦。選手、スタッフのこれからの労苦を考えると頭の下がる思いです。しかし、死力を尽くして勝たなければいけないのはどこのクラブも同じ。その緒戦を我らがアビスパ福岡はどう戦ったのでしょうか。 (以下ネタバレあり) まずまずの出だし(前半) 新潟は4-4-2、福岡も4-4-2で互いに噛み合うような形で試合が始まります。その後、ポゼッションや立ち位置を重視し、数的優位を局面局面で作ろうとする新潟は、ビルドアップ時にはSBが一列上がり、SHが中に入ることで3-6

          11分の1(VS新潟)