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楽しむ合気道 <合気道は楽しい>

なぜこんな平和な日本で武道や武術がなくならないのか不思議ではない
ですか。

海外に行ったときに尋ねられたことがありました。
「日本人なら、柔道、空手ができるだろう、見せてくれ。」と
突然何を言い出すかと思えば、「日本人はみんなできると聞いたことがある」と

いやいやそんな辺境の地に観光に来てないぞ、ここフランスだし。
私は???「あんた、誰に聞いた?」
送り迎えをしてくれるフランスのタクシー運転手さんに私は逆に質問返を
した記憶があります。
(ちょっとですが技を掛けました。)

海外ではなぜか日本の武道、武術の人気が高いようです。
趣味の世界でいいので世界約140の国に広がる合気道を学んでみませんか。

合気道は優しくなれる武道、自分の心に一枚ずつ強さを重ねていく武道です。

見学から始めてみましょう

見学となると、どこかの道場に出向いて見せてもらうのを初めに考えると
思いますが今は違います。
まずはYouTubeで色々な方の稽古風景や演舞動画を見ることから見学を始めましょう。

合気道の演舞動画を見ると、大体の方々が思われるのは
「はははぁ。なんだこれ・・・」
こんな簡単に投げれるはずがないから、これは投げられる側の人が
タイミングよく演技しているのだと見えるのではないでしょうか。

でも、本当は違うのです。

タイミングよく演技しているのではなく、タイミングよく逃げて技の最大値の威力をかわしているのが本当です。だから早いタイミングで逃げるとやらせのように見えることもあります。
気付かないまま投げられているときなどは、衝撃よりも何が起こったかがわからないまま床に転がっているのです。

動画をみて合気道に興味がわいたら実際に見学に行きましょう。

老若男女問わずできるのが合気道です、体力に自信が無くても大丈夫です。70歳から始められた男性もいましたし、女性でも柔道のように密着する武道ではないので気楽に参加している方々も多くいます。

実際の見学で少しだけ安全な範囲で技を体験できると、もうその気になってしまいますよ。

場所
公益財団法人 合気会(国内登録道場・団体検索)で調べられます。
公認道場および団体 | 公益財団法人合気会 (aikikai.or.jp)
こちらから見学できる団体や道場を確認の上で相談してください。

合気道を始める

合気道を始めるにはまず何が必要になるかが心配になるはずです。
まず各団体や道場で着る道着ですが、初めから道着を着用してくださいとなることもあれば、最初はジャージなどの動きやすいもので体験することので
きる場合もあります。


お金(費用面での心配は)

各道場の場合は経営の問題でそれぞれに料金が設定されていますので、月々の月謝か年間支払いなのか、それとも時間で料金が決まっていたりと様々です。

趣味の世界なので安く、合気道を学びたい方々には公共事業スポーツ支援で体育館を使用している団体を探すのがいいと思います。

公共の場所を借りて利用している団体は、営利を目的の経営をしていないので、あくまでも合気道を楽しく学ぶことが目的ですから、加入する金額もかなり安く設定されています。

ただし公共事業スポーツ支援の施設を利用するのですから、その都度公共施設の使用料がかかります。

合気道の技術習得

合気道を始めたばかりの時は、受け身ばかりの稽古になります。

受け身が最大の防御になるのですが、始めたばかりでは地味すぎてだんだん楽しくなくなってしまいます。
受け身でいかにうまくかわせるか、体に負担がかからないようにするかで、その後の投げ技の体得が変わってしまうのです。

なぜなら受け身のできない人に実際の技を本気で掛けるとケガをしてしまいますから、どうしても型稽古になってしまい、それを繰り返し受けて稽古していると型だけが残り、実際の技の感覚が身についていきません。

受け身は地味な稽古ですが、絶対に必要で一番大切な技術だと覚えておきましょう。

基礎と基本技


合気道の初心者は、成人であれば白帯の5級クラスから始まります。

5級で覚える基本技

① 四方投げ ② 一教 ③ 入り身投げ ④ 天地投げ ⑤座り呼吸法

基礎となる体捌き
① 受け身(前受け身・後ろ受け身) ② 入り身転換 ③ 膝行(膝で歩く方法)④ 隅(崩し)

この基本技をベースにして体捌きを習得していくことでほとんどの他にもある技を使えるようになるのですが、これがなかなか難しいです。
でもこれらが身につくと、状況に応じて技をだすこともできるようになっていきますから、徹底してマスターするようにしましょう。

何でもどんな時も、基礎と基本があればすべての応用に対応できるようになるものです。

本当に・・・参加してほしいこと!

合気道の歴史や技の詳細など説明がない、合気道の紹介文となっています。

護身術としてや、ただ強くなりたいのも良いのですが
「合気道は優しくなれる武道、自分の心に一枚ずつ強さを重ねていく武道」の思いを持っている私からの提案として、もし人間を止めようとか、逃げ出したいことがあったときは、少しだけでも自分の体を使って気を合わす相手と稽古して、薄いかもしれないが一枚の強さを心に重ねてはどうですか。

私の仲間たちには、地位も損や徳も関係なくただただ信頼できる人達ができました。共に合気道の稽古をかさねて、結婚した仲間もいます。
競ったり相手を倒すことだけを目的としない現代の武道として合気道をお勧めします。

余談ですが、稽古中に男女混合で稽古をしますが、どんどんと連続して女性を投げたりしていると、これを道場以外でやると、間違いなく傷害罪で逮捕されるなと思うことがあります。
そして周りからは「よくがんばっているね」と言われます。

不思議ですね。場所が変われば見方も考え方も変わるからですかねぇ。
今いる場所がすべてではないと思いますよ。
いつか本部道場で一緒に気合わせした稽古ができればと、願ってます。

合気道はとても奥が深い武道。武術だと思います。趣味で楽しく合気道を
稽古するようになると、たぶん生涯、体が動くうちは止められなくなります。
ぜひ参加してみてください。

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