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日報の有り難みを感じたフリーランス1年目

2018年7月6日に、地元の税務署で開業届を提出した。
今日でちょうど1年になる。フリーランス1年目は無事生き残れた。

事情内容は開業当時とほとんど変わらず、メディア執筆と撮影をしている。
変わったことといえば、ブログ収益が少しばかり入ってくるようになったことと、Webサイト制作の新規依頼を止めたことぐらい。

SNSでは「独立して数ヶ月で月商何十万円」「SNS経由でやりたかった仕事をもらえた」などの猛者たちを見て羨ましくなったりするけれど、変に惑わされずに地道にやってきた自分を労いたいと思う。

日報があったから生き残れた

私のフリーランス1年目は、日報と共にあった。
開業してから、ほとんど同じフォーマットで毎日書き続けている。

日記のように当日起きたこともメモする場合もあるが、基本的には今日やること、気付き、改善点、作業時間、目標達成度、心掛けなどを書く。

フリーランス1年目は、べた凪の私の人生のなかで最も濃い時間だった。
日報によって、日々の気付きや改善点が言語化されて、記憶に刻まれるし、いつでも見返すことができるから、充実した初年度になったと思う。

というか、怠慢で忘れっぽい私には、何事も記録しておかないと確実に忘れる自信がある。日報を書いていなければ目標への意識もなく、ただ慢性的に過ごして仕事にありつけずに廃業していたと思う。

そのくらい、日報は私にとって大事な習慣。
日々の振り返りをする意味で、日報はフリーランスに限らずとも書いておいて損はない。

日報は新たな課題とアイデアを生む

日報を書くメリットは、気付きの忘却を防ぐことにある。
普段生活していて気が付いたこと、仕事で起こした改善したいミスなど、次からは忘れないようにしようと思っても、結局忘れてしまうことは多いのではないだろうか。

改善や気付きは、次の行いたい課題(アクション)を明確にして、ときには異なる物事を組み合わせて、新しいアイデアを生むこともある。

私は写真家として、新たな撮影テーマやスキル、写真への向き合い方まで、常に模索しているが、日報のお陰で課題へ必要な行動が明確になったり、気付き自体が新たなテーマになったり、恩恵を受けている。

大きな目標があっても、「いまこの瞬間になにをするのか」がわかっていなければ、単なる"夢"で終わってしまう。
考察から行動に移すための指針としても日報は役に立つ。

日報を書き続けるためには「面倒なこと」を取り除く

毎日何かを続けるためにはハードルを下げて、「時間がかからず面倒ではない行為」と頭に覚えさせないといけない。

メモに1日起こったことを書き殴るのも良いが、大概の人(自分含めて)は面倒になってやめてしまう。

だから日報を「テンプレート化」しておくと良い。
あらかじめ書く内容を決めておき、そこに毎日書くだけにすると、毎日書くハードルが下がる。

私の場合は、朝起きると「今日すること」欄に予定を書き込む。
そして「今日の気付き」という欄には、ジャンル問わず気が付いたことを、気付いた瞬間に書くようにしている。
習慣になっていて書くことに迷わないから、全く「面倒なこと」ではない。

毎日何を書くのか悩むところから始めると、日報を書く行為が「面倒なこと」になってしまって苦痛だ。

日報は1度フォーマットを作ってしまえば、毎日簡単に続けられる。
私は今まで日記は続かなかったが、日報は自作のテンプレートに書き込めば良いだけで、気軽であるために今まで続いている。


ツールとしては、オールインワンツール「Notion」を使っている。以前はEvernoteを使っていたが、Notionが万能過ぎて乗り換えた。
Notionがなくなったら、私のフリーランス生活は崩壊するかもしれない...

まずは簡単なメモから始めて、徐々にフォーマットをアップデートすることがおすすめだ。
毎日書くことが苦痛にならないように、ハードルを下げておくと継続しやすい。


私は日報があるから、フリーランス生活を継続できた。
相変わらず派手なことはないが、2年目も地道に続けていこうと思う。

さらに今後は沖縄で本腰を入れて「やりたいこと」を追求していく。
ファッションやアート撮影は強化したいところ。(募集中です)








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