【憧れの海外就職?】誰も教えてくれない低収入ドイツ移住日本人の現実【ノンフィクション】(;´・ω・)
私が体験したのはドイツでの就職と生活だけなので
他の国は 知 ら ん け ど (;´・ω・)
円安で日本全体が自虐モードの今、
ネットに転がっている情報や、海外キラキラ生活を売りにしている人からの情報ではわからないであろう現実を、
英語もドイツ語も喋れないのにドイツで就職した『私』が
等身大の目線で語ろうと思います。
私のスキルで応募できるのは、当然高収入なGoogleやイーロン・マスクの部下ではありません。
そういう仕事にはドイツ人が就きたいわけなので、ハードルがべらぼうに高いです。
しかし誰でもできる簡単なお仕事の場合は人手不足なので、
100社応募すればどこかには採用されて、
簡単にドイツに引越しできる可能性があります(;´・ω・)
ドイツは移民になりたい人には優しい国なので、とにかく海外に行きたいときに候補にしやすいです。
ヨーロッパで働けば豊かな生活ができる?(;´・ω・)
今は円安ということもあり、日本から海外に出稼ぎに行きどえらい収入を得ている若者たちのことが話題になることがあります。
『稼ぐために海外へ』
『日本も出稼ぎに行く貧しい国になった』
って表現が当たり前のように出てくることがあるので、
その通りだと思い込んでしまうかもしれませんが、
こ こ に 落 と し 穴 が あ り ()
ぶっちゃけドイツで移民が簡単に就ける低収入な仕事をしている日本人より、日本に住んで大手商社とか大手メディアとか証券会社とかで働いている日本人のほうが
金 は 持 っ て い ま す (言い方)
移民が簡単に就ける低収入な仕事をする場合、『日本で同じ仕事をするより、ドイツでやったほうが給料が上がる』っていうだけなのです。
ここを見誤ってはいけない。
お金を稼いで豊かな生活をしたいだけなら、頑張って勉強したりスキルを磨いたりして日本国内で高収入になるほうが。。。
低収入な仕事でとりあえずドイツに移住するより、稼げて生活水準も高いと思います(;´・ω・)
『日本は貧しいからもうダメ』と思い込んで海外に働きに行くと、ギャップで挫折する可能性があります。
こんなこと書いていますが、
あくまでも『お金』だけを見ている場合ね(;´・ω・)
他の目標があってドイツに行く人には
日本よりドイツのほうが住みやすいと思います(;´・ω・)
そ れ は マ ジ で 思 うry (;´・ω・)
私は別にお金を目的としてドイツに来たわけではないので、ドイツってマジで良い国だなと思っています(;´・ω・)
日本って物質主義や陰湿なマウントやら、どうしてあんなに意地悪な人がいたり、窮屈な価値観を押し付けてきたりするんだろうね(;´・ω・)
私は出稼ぎの行先として多いオーストラリアやニュージーランドのことは知らんので、ここからはドイツ前提でお送りします(;´・ω・)
ドイツで外部からきた移民が簡単に就ける仕事っていうのは、
ドイツ国内の基準では低収入です(;´・ω・)
大事なことなのでもう一度いいます。
低収入なんですっ!(;´・ω・)ドヤッ
それでも日本円に換算すると税金が引かれる前の金額で月収40万円~50万円になったりするので、
ワーキングホリデーで6ヶ月働いたら帰る前提の若者にはメリットがありますが、稼げる生活をずっと続けるつもりで来たら多分問題が色々あります。
ドイツの都市在住の中流層は郊外に一軒家を買い車を所有して家族で住んでいますが
移民として低収入の仕事に就いている日本人が、ずっとドイツで頑張れば郊外に家を買えるかというと、
学歴やスキルをアップデートさせて転職しない限り
絶 対 に 無 理 で す (;´・ω・)
一軒家どころか、都市の場合はWGというルームシェア暮らしでないと家賃すら払えない可能性があります。
ドイツの都市は家賃が高杉なので、低収入だったり学生さんだったりするとWG暮らしが当たり前です。
ルームシェアって日本だと格安のイメージがありますが、ドイツの都市なら1ヶ月500€で安い!!という世界です。
2人~4人のルームシェア(家具つき個室)で1ヶ月600€~700€は普通です。
500€は今の基準ならだいたい8万円くらい。
600€は約10万円。700€はだいたい11万円(;´・ω・)
ドイツでは『当たり前』って前提があると、日本では『絶対嫌』なくせに海外に来たハイテンションでWGを楽しめちゃう日本人もいますが、
でもさ。。。
ドイツに勉強しにきた人とかは、働くことが目的ではないから何歳でもWGに抵抗ないだろうけど(;´・ω・)
稼ぐことが目的で若いうちにドイツに来た人が、中年になってもWGに耐えられるかというとそんなことはないと思います(;´・ω・)
日本の場合は移民になる人が多い他の国と違って、低収入でも1人暮らしをすることは別に不可能ではない恵まれた社会です。
安くて美味しい飲食店がたくさんあり、
低収入でも食の選択肢があります。(いいか、ゲルマン民族には食の選択肢あんまないんだぞ!ry)
そんな環境に慣れて育った日本人なら、『稼ぐ』以外の目的がないと長期でドイツ生活を続けていく精神的ハードルは高いです。
観察していると、ドイツに住んでいる日本人すら感覚がマヒして現実を理解できなくなっていたりします。
ドイツ人って倹約家が多くて物を大切にするし、『他人を気にしない』国民性なので、日本みたいに服だ美容だ流行りものだみたいなとこにお金をあまり使いません。
ドイツ人は外食や旅行のような特別なときを除いて余計なお金を使わないことが多いから、それを見ているドイツ在住の日本人もだんだん彼らと同じような生活に慣れてきます。
お金を使わない=低収入だけど周りの低収入ではないドイツ人と同じような生活を送っている=ドイツ人のような豊かな生活ができている
と い う 錯 覚
に陥ってしまいやすいです(;´・ω・)
へへっwww(;´・ω・)
でもね、ドイツ人はあえてそういう生活を自分の意思で選んでいるってだけで
中流層以上のドイツ人はマジで金持ってるから(言い方w)
つまりお金を持っているけど自分軸があるから無駄遣いをしないドイツ人と、
ドイツ人がそういう生活をしているから影響されて同じような暮らしをするようになった日本人だと
背景に大きな乖離があるんですよ(;´・ω・)
決して対等な経済水準ではないのです(;´・ω・)
ドイツで日本人が日本人と恋愛していることについて(;´・ω・)
ドイツに来たときびっくりしたんですが、
ドイツで移民が簡単に就ける低収入な仕事をしている日本人は、同じような立場の日本人と恋愛や結婚をしているケースが非常に多いです。
該当しない場合は、(私の観察した範囲では)何歳であっても独身であることが多かったです。
これについて『相手が日本人であることを前提に探しているから』だと思っていたのですが
ドイツで結婚や子育てをするのは難しいという現実があるからではないかなと、感じるようになりました。
恋愛ならまだしも、ドイツ人と結婚して子育てをするにはある程度の経済力が必要です(;´・ω・)
これ日本の移民問題で考えると理解しやすいです。
日本にも移民の方はたくさんいますが、その多くは日本人がやりたがらない低収入枠で体力が必要な仕事に就いてくれています。
では彼らが日本に馴染んで日本人と結婚するかというと、もちろんそういう人もいますし、お互いが若いうちなら経済的なことそんな考えずに恋愛もあるでしょうが、
結婚となると、低収入でも支え合える移民同士で一緒にいるケースが多く見えてくるのではないでしょうか。
ドイツで移民が簡単に就ける低収入な仕事をしている日本人は、ドイツでは日本に住んでいる移民さんたちと近い立ち位置なので
(日本のブランド力のおかげで正直他の移民より優遇されやすい部分はあると思いますが)
ドイツでいずれ転職して給料上げなければ、ドイツ人の中流層のように郊外に家を買ってドイツ人と結婚してドイツ社会で子育てなんてまず無理だろうと思います。
低収入なはずの日本人でもドイツで稼ぎまくっているように見えるワケ(;´・ω・)
ドイツで移民が簡単に就ける低収入な仕事をしている日本人が、それでも凄く稼いで豊かに暮らしているように見えてしまうのは
日本にいるときに多方面から『海外って凄いんだよ』って刷り込まれてきた影響もあるだろうというのが1つ。
そしてもう1つはやはり円安が理由だろうと思います。
円安だと日本円に換算したときにどえらい稼いでいるように見えますからね(;´・ω・)
とはいえ先程も触れた通り、都市なら人と共同生活でも家賃10万円なんて当たり前の世界なので豊かではないのです。
目先の金額に惑わされて忘れてはいけないのは、
そんな彼らもドイツでは低収入であるということ(;´・ω・)
ドイツでは低収入な仕事をしていて、他にドイツでやりたいこともなく夢もないけどとりあえず生活していて、
『パリで何十万円も使っちゃったー』
みたいな自慢をしている日本人(↑つまり他に自慢できることがない人たちねry)
ドイツで石を投げれば当たるってくらい珍しくありません(;´・ω・)
そしてそういう人を見て、
ドイツに行けば稼げるって思うかもしれない(;´・ω・)
でもやはり、ドイツで移民が簡単に就ける低収入な仕事に将来性があるかといえば、
な い こ と が 多 い で す (;´・ω・)
ワーキングホリデーで来て
円安のうちに6ヶ月程度ドイツで働いて日本に帰って日本で就職する予定の人とかは、このへん気にしなくていいと思います(;´・ω・)
ここまでお送りしたのは、あくまでも『海外に移住すれば日本より良い暮らしができると思い、働くためだけに長期間移住する場合』の現実です(;´・ω・)
ドイツに来て日本人ってもっと自信持っていいような気がしました(;´・ω・)
日本人って基本的に他人の目を気にしてしまいやすい民族だと思うので、
『ドイツ君に可愛いって褒められた(*ノωノ)キャッ』
『アメリカ君にお前は俺の女だって言われたトゥクン』
とか、欧米先進国の評価に振り回されたり、欧米先進国と比べて『ダメなんじゃないか』って自虐を感じやすい社会だと思います。
ただ、外に出てみるとすんごい感じるのだけど
日本って凄いよ(;´・ω・)
私は元々、日 本 で 嫌 な 思 い を
た く さ ん 経 験
してきたから海外移住した人なのでry()
日本アゲをするタイプの人ではありませんが(;´・ω・)
それでも海外に出てみると日本の文化や経済力の素晴らしさに気付くし、
日本人ということで恩恵を受けています。
ドイツ人男性って日本人女性が好きなんよ(言い方)
『アジア人なら誰でもいいってわけではなく、日本人女性がいい』っていう好意をほんのりと感じるときがあります。
日本人にも嫌な奴は掃いて捨てるほどいるわけで(言い方)
ドイツ人男性が抱いている『日本人女性がいい』っていうのは、日本が築き上げてきたイメージで生まれた考え方だと思います。
そしてヨーロッパにあるわけでもない、距離がべらぼうに遠い日本に対してドイツ人がそう思ってくれるのは結構凄いことなんじゃないかなと(;´・ω・)
確かに日本は給料が上がらないし、物価高だし、社会問題は色々ある。
でも日本の大手企業の正社員のほうが、ドイツで移民が簡単に就ける低収入な仕事をしている日本人より
金 は 持 っ て るry!(;´・ω・)
全部が貧しくなっているわけではないし、海外で働けば無条件で稼げて豊かな楽園生活を送れるわけではない。
これからお金のためだけに海外に出たい人は、そこをよく考えたうえで行先や計画を決めたほうがいいです。
ドイツで移民が簡単に就ける低収入な仕事をしても、円安の今のうちならメリットは大きいかもしれません。
でも10年20年その仕事を続けたらドイツ人の中流層と同じ経済水準で生活できるかというとそうではないので、
そうなりたいのであれば、ドイツでより高収入で中流層になれる仕事に転職するための勉強や生活計画が必要です。
何でこんなことを書く気になったのかというと、
ドイツで私自身が『移民が簡単に就ける低収入な仕事をしている日本人』になる生活を体験してみて、
ドイツにはあまりにも『錯覚』や『マヒ』をしている低収入日本人が多くて衝撃を受けたからです。
そしてそういうタイプの日本人ほど、パリやらロンドンやらで散財したことや、日本円にしていくら得したかみたいなお金のことを、世間話で語る率が高いのも興味深かったです。
ドイツでは低収入なのに、『日本円換算で散財した話をする』
これってすんごい矛盾した世界観だなと(;´・ω・)
そしてそんな話が当然のように出てくる環境に身を置くのは、私、なんだか嫌だったんですよね。
だから今の自分のスキルのままでは、ドイツでは働けないと感じてしまいました。
だからオランダに行くことにしました。
オランダの会社はまた全然違う環境で、日本的な世界観ではありません。
オランダ人のコミュニティの中で暮らせるし、とても魅力的だと感じました。
私はドイツが好きです。
元々小説家として勉強するための切符として、就労ビザを得るために就職してドイツに渡ったわけで
お金を稼ぐことが目的ではなかったから、ドイツ生活は良い経験になりました。
ドイツにいる日本人は夢を持っている人しかいないものだと思い込んでいたので、実際に来たからこそ現実を体験できて小説家としての肥やしというか良いネタができたとも思っています。
夢があってドイツに来た人でないなら、本当に気を付けないと。。。いればいるほど先細りになる可能性があるような気がします。
だからこれから海外に移住したい人は、
日本で暮らす日々よりもお金を稼ぎ長期で豊かに暮らしたいだけ!ということなら『ドイツ人のように稼げるようになるための計画』を、
ドイツでこれからやりたいことがあるからなら『君たちはどう生きるか(ごにょごにょ)いや、どう生活していくかの計画』を立てなければいけなのだと思います(;´・ω・)
ここまでのお話は、ドイツでGoogleやイーロン・マスクの下で働けるような天才エンジニアや、駐在員としてリッチな生活が保障されている日本人には関係ないことです(;´・ω・)
しかし今はそういう立場ではない日本人が海を渡ることが増えているので、わりと身近なテーマだったかなと思います。
小説『非正規雇用のFIELD SERVICE』について(;´・ω・)
こちらは私が5年前に書いた処女作のSFミリタリーで、
ベラルーシ出身の元傭兵の主人公が、旧ポーランドのブロツワフのあたりにある先進国に移住して、豊かで安全な生活を維持するために戦争に巻き込まれていくみたいな内容です。
処女作なので今ならやらないようなことをやっていますがry
テーマと世界観を気に入っているので、今年主人公を本来ヒロインであるスヴィというキャラクターに変更して、最初から原稿を書き直す予定です。
移民が主人公の小説ということで、ヨーロッパで移民になる体験をした今ならもっと緻密に書けるような気がしています(;´・ω・)
そして今だからこそ改めて全文書き直すつもりになったのかもしれません(;´・ω・)
ちなみにこのnoteでも以前紹介した、ドイツ人男性と共作して出版したこちらの小説と、世界観を共有する別の物語となっています。
あっちはエクソシストなカトリック公爵さんとユダヤ人魔術師な美少女のラブコメファンタジーなので、ジャンルは違います。
でもカトリック公爵さんは、名前だけならSFミリタリーのほうにも出てきます(SFミリタリーの主人公たちの国の隣国で、政治には関わっていないけど一番権力ある人という感じだからです)
そんな感じで、これからもヨーロッパで勉強していこうと思います。
そうすることで小説は確かに変化しているので、進み方はこのままでいい気がしました(;´・ω・)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?