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変わりゆくものと、変わらないもの。

私にとって、変わらないものの一つは消しゴムです。

子供のころ、MONOの消しゴムや、可愛らしいキャラクターが
描かれた消しゴムを愛用してきました。

今でも、私は同じような消しゴムを使っています。

スマホやペンを使う機会が増えたから
あんまり使わなくなっちゃったけれど。

消しゴムがあると、間違えてもいいって思える。
私の言葉を守ってくれるような存在です。

一方で、私にとって変わりゆくものの
一つはペンケースです。

小学生のころは、ペンケースよりも筆箱を使っていました。

筆箱は、お弁当箱くらい大きくて、丈夫です。
筆箱の中には、エンピツや、消しゴム
エンピツ削り、定規をしまうことができました。

それぞれの文房具の「指定位置」も決まっています。

でも、学年が上がるにつれて
筆箱は使わなくなりました。

筆箱の代わりに使うようになったのが
ペンケースです。

ペンケースには、キャラクターの絵が描かれていなくて
文房具の「指定位置」も決まっていません。

筆箱に比べると、丈夫でもありません。

でも筆箱には筆箱の良さがあるように
ペンケースにもペンケースの良さがあります。

ペンケースは、私の個性や可愛いを表現してくれるもの。

自分の好みに合わせてさまざまな形や素材や
デザインのものを選ぶことができます。

文房具はもちろん、文房具以外も入れることができます。

ペンケースを選ぶこと、そしてペンケースの中に
いれるものを選ぶことは、私の「スキ」を選択できること。

不自由のなかの自由を
象徴しているように感じます。

以前、ショートショートのなかで
ペンケースを通して、心の境界線を表現しました。

ボカロ音声バージョン

ペンケースの境界線という、微妙な感覚が伝わるかどうか
ちょっと心配していたのですが、noterさんから
共感のコメントをいただき、嬉しく思いました。

きっと、筆箱を使っていたころは
人との境界線はあんまりなくて

大きくなってペンケースを使うころには
境界線が出来上がっていく。

noterさんの記事で「人が怖い。でも人が好き」という
言葉に出会いました。

それは私の中にも存在しているから、すごく共感しました。

ペンケースは、そして私の境界線は
「人が怖い。でも人が好き」を象徴するものです。

きっと安心できる場所
優しい場所だと
境界線が薄れていきます。

その反対の場所だと
境界線が強くなっていきます。

ショートショートのなかで
「メガネケース」と「fireリモコン」を
ペンケースとの対比で描写しました。

「メガネケース」は
ケースに守られている境界線でガチガチに
覆われている大人を象徴するものです。

何のケースにも入っていない「fireリモコン」は
境界線なんてない子どもを象徴するものです。

大人でも子どもでも、境界線が強い人も
きっと境界線があんまりない人もいます。

noteの世界は心の境界線をあまり意識すること
安心して書くことができます。

だから続いているのかもしれません。

今日は、虎吉さんの「#あの記事の後日談」に参加させていただきました。

私の部屋には、今の私を象徴するようなペンケースがあります。
そしてペンケースの中には、変わることなく消しゴムがあります。

最後までお読みいただきありがとうございます。
みなさんの毎日が素晴らしいものでありますように。

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