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黄土ソックス 街の歌 2022年 佐渡島
自作ギターとカホンのユニット”黄土ソックス”。2010年大阪にて活動開始。
踊って揺れて笑える オーガニック ビートニク タッグを目指して遠くまでやってきた。
:ギター:
中川弦楽器製作所・中川コースケ。自作の9弦ギターをメインに弾く。
:カホン:
3.5GH
:撮影設営:
中川コースケ
:2022年8月28日 ”素浜の素音” 佐渡島
:play list:
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鬱と時間(記:2020年秋)
家の前から南西向きに海が望める。
厚い灰色の雨雲が水平線を煙らせている。
どおおおおおお……
台地の下で磯辺が呻いている。冬がやって来る。除雪車の音で目覚める日が続く年もあったし、田植えに水が足りるかが話題になる暖冬もあった。この冬はどんな調子か、7回目の冬は。
ここらでは40代は若ぇモン、60代は現役ど真ん中という雰囲気で、42歳で転居してきた当時は若返った気分だった。そのまだまだ若
山下賢二『ガケ書房の頃』文庫化に際して、私が空想した40年後の夏。(記・2021年夏)
まだ図書館が存在してた頃、移動図書館という仕組みもあったと聞くが私の記憶にはない。図書館、しかも移動式……。そんな機能を実装できたら、旅する図書館ができてしまわないか。
6月半ばを過ぎて梅雨が明けた。夏の始まりはここ半世紀でひと月近くも前倒しになったという。小学生の頃は7月上旬に梅雨が明け、終業式までは連日のプール授業だった。
図書館旅の計画と長い夏への準備の日々に母から連絡が入る。祖父の
ガケ書房は終わるだろうか。(2015年作)
山下とまみえた、とある対談企画にて。ガケ書房命名者について議論の末
「三島出案の”ガケ"、山下出案の”書房"を採り合わせた名が、”ガケ書房”」
という見解で合意した。それまで互いに、名付け親は自分だと言い張ってきたのだっだ。
1994年、自主写真誌の製作チーム名として名付けたのがガケ書房であった。製作した誌名の方はハイキーン。3人体制で3年間で3号まで出版した。二十代前半のことだ。
ハイキー
野良猫は海へ 1999年作
第一回
原チャリは海の匂いの中へ突っ込んだ。それは顔面と鼻の穴から伝わってきた。橋の上には、今日も暑くて湿っぽくて潮の匂いが流れてた。美浜区真砂の団地を抜け花見川に架かる橋、河口から約二キロ地点にあるその橋にさしかかると、いつもそうやって海をすぐそこに感じることができるのだ。スクーターは友人からもらった十年落ちの中古だけれど、実に好調だ。オレは突っ走る。フルスロットルだ。でもやっぱり時速六〇キ
ongaku (雪の港)
とてもたいくつだったし、すこしさみしかったぼくは、おんがくをさがしにいえをでました。
今日は1月9日土曜日。雪がたくさん積もっています。風がない夜に、雪が降るのはいいものだ。とても静かで、次から次へ雪が落ちてきて、積もってゆく。
海に雪が降るのを見たことがある。真っ暗な空から、真っ黒な海へ、どんどん、どんどん雪が落ちてゆく。そのとき、やはり風がなくてとても静かで、次から次へ雪が落ちてきて……
tweet memo ヨミキカ
ちょっと整理したいことのスレ1 読み聞かせしたいと思う気持ち。
ライヴたりたい、というゆうのと似たような種だと思うんだけど、でもじゃぁ弾き語りじゃぁないってことはまた別の種?
むかしから絵本が好き、はもちろんある。 演じるの好きなところもある。
tweet memo
40年ほど前に、小学生だった時、新聞日曜版の1面でムンクの叫びがバーンと紹介され驚いて見入ったことが、今ふと思い出された。ああゆう感じが「衝撃」てものなのかな。
その項をその後数年間は取っておいた記憶がある。
ムンク展を観に行ったのは高校生の時だったろうか。生の生々しさは記憶と違わなかった。新聞の印刷はそうそうよくはなかったはずだけど、それですり減らないものに衝撃を与えられた、ということかもしれな