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言葉のスケッチ

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短編ともつかない、「小話」の投稿です。 これをまとめて「物語」を作っていきたい
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#エッセイ

旅はそもそも「story」なのだ

旅はそもそも「story」なのだ

円安のためか、インバウンドの外国人観光客が多い。
だから、列車に乗っていると、日本でありながら外国人に接することが多くなった。で、彼らになにゆえ日本に来るのか。という問をしたことがある。

 すると、彼らは「日本の文化に触れる体験がしたい」と口をそろえて言う。

 特に、一時の「爆買いツアー」の一群とは、ずいぶん変化したような気がする。

 すなわち、彼らは「買い物」だけに来ているわけではなく、日

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喪失と再生

喪失と再生

喪失と再生は、対極にある。
だからこそ、そう感じろと、周りから言われるたびに、
むしろ喪失感は募るものだ。

再生とは何か。
喪失とは何か。

理屈ではわかるものの、
簡単に割り切れるものでもないし
喪失なら徹底的になくなってしまってもいいと思うのが、
まともな「喪失感」であると思う。
すなわち「絶望」だ。

で、再生なんてどこにあるのか。
残ってしまった喪失の中に生きるもの。

絶望の果てにある

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どっちが真実か

どっちが真実か



ちまたに流れている情報
さて、これらの真偽や、何を是とするか
今後の「人類」の課題なのであろうと思う。

なぜなら、その結論は、「破滅」を生む予感がするからだ。

なんだか「怖いな」

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初めての「女性」

初めての「女性」

何もかもが柔らかい

初めて女性に触れた印象だった。

それはいつのことだったかは、様々に交錯して定かではない。
だけど、それを抜きにしても、
おそらく共通して感じたのは、その感触だった。

何もかも柔らかい

髪も、驚くほど細くて柔らかくしなやか
肌は、すべすべと心地よい
柔らかさの極地はその胸だった。
母親と同じ丘がそこにあった。

そして、何よりも、邪魔なあれがないのだ。
茂みの先には、しっ

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