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幸せな明日と豊かな未来に一滴のインテリジェンスを。 日本経済新聞をはじめとする各種経済メディアに掲載されている、経済、投資、お金に関する記事や情報をピックアップし、なるべく分かり…
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#投資信託

大人気の外国株投信の裏に潜むリスク

大人気の外国株投信の裏に潜むリスク

新NISAが発動されて1ヶ月が経ちましたね。
資金流入額ランキングを見てみると、やはり予想通り全世界株式、米国株式関連(特にS&P 500型)の投資信託が上位を占めています。

その他上位陣では、FANG(Facebook、Amazon、Netflix、Google[アルファベット])にAppleなどを加えたインデックスファンドやインド株インデックスファンドも顔を見せています。
皆さんも全世界株式

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新NISAで投資信託を買う場合の注意点・コスト

新NISAで投資信託を買う場合の注意点・コスト


信託報酬とは

新NISA開始まであと1ヶ月弱となってきましたが、口座開設はお済みでも、これからどんな投資信託を選んだら良いのか、つみたて投資枠では?成長投資枠では?と迷っている方も多いと思います。

投資信託を選ぶ基準として、色々な視点があるとは思いますが、その中の1つに「コスト」があります。
コストとは、売買時や運用中にかかる手数料のようなものです。
中身が同じであるならば、コストは抑えるに

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新NISAまであと1ヶ月とちょっと

新NISAまであと1ヶ月とちょっと


なるべく早く始めること

前回に続いて新NISAについて触れていきたいと思っています。
まず、
「なんとなく新NISA、やっている」
こんな人が多いなあという印象なのですが、皆さんはいかがですか。
それが悪いというわけでは決してないんです。
というよりもむしろ、なんとなくでも始めているのは正解だと思います。

なぜならば、NISAの大目的は長期投資。
大事なのは、投資信託は何を選ぶのか、というこ

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老後資金ならiDeCo。その魅力とは?

老後資金ならiDeCo。その魅力とは?


NISAとiDeCoの違い

私達日本に住む者として代表的な資産形成方法として2つ挙げるとするならば、今であればNISA(少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金)ではないでしょうか。
この2つには、それぞれにメリットがありますが、一番大きな違いは、NISAは資産形成の目的は自由なのに対し、iDeCoは「老後資金」とした明確な目的があるということです。
例えば、「60歳以降にしか引き

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バランスをとることで資産を賢く運用「バランス型投信」

バランスをとることで資産を賢く運用「バランス型投信」


投資もバランスが大事

世の中は例えばワークライフバランスなどというように、「バランス」をキーワードとするジャンルが少なくありません。
それは投資の世界でも言えることで、「バランス型」が大事だと言われています。

投資のバランス型では、何が良いかというと、株式や債券などREIT、景気動向などで値動きが異なるため、株式が値下がりをしても、債券や不動産が上がったりするなど、リスクを分散させることが可

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老後の資産は増やしながら減らす

老後の資産は増やしながら減らす

資産を取り崩す?

私が住む博多。
昨日、その博多では780年以上の伝統行事「博多祇園山笠」の追い山が行われ、私も参加者の1人として街中を駆けてまいりました。

この追い山が終わった直後は、「山崩し」と言って舁山の飾りを勢いよく取り外していく行事があります。(全ての流が行うわけでは無いようです)

さて、「崩す」といえば、資産形成の「出口戦略」としての老後は、これまで積み上げきた資産を取り崩す時期

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資産形成の「目的」と「目標」

資産形成の「目的」と「目標」

長期・積立・分散の意義

「長期・積立・分散」の有効性は、いろいろなところで言われていることで、これを読んでいる皆様もすでにご存知のことと思います。
では、なぜ「長期・積立・分散」なのか、考えたことはありますか。
リスクがあるから?
それも理由の1つになるかと思いますが、一番大きな理由は、資産形成には「目的」があるからです。

人には人生があり、その人その人のライフプランがあります。
そのライフプ

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教育費は、目標金額の設定となるべく早く始めることがコツ

教育費は、目標金額の設定となるべく早く始めることがコツ

政府のこども未来戦略方針

今回政府が決めた「こども未来戦略方針」は、お子様のいるご家族の皆様にとっては、当然ながら無関心ではいられないことですよね。
この戦略方針を少し整理してお伝えしたいと思います。

まず「児童手当」は所得制限を撤廃し、支給期間も中学生までのところを高校生まで延長されます。
また、第3子以降の児童手当は、月1万5千円から月3万円に増額されます。
これらは2024年10月以降の

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皆様の業界の景況感はどうですか? − 日銀短観より −

皆様の業界の景況感はどうですか? − 日銀短観より −

日銀短観とは

日銀が3か月毎に発表するのが、全国企業短期経済観測調査、略して「日銀短観」と呼ばれているものです。
その信頼される統計調査から、海外においても"Tankan"で通じるようです。

日銀のホームページでは以下のように説明されています。
『統計法に基づいて日本銀行が行う統計調査であり、全国の企業動向を的確に把握し、金融政策の適切な運営に資することを目的としています。全国の約1万社の企業

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長期運用するならば・・・

長期運用するならば・・・

分配金は美味しい?

「分配金」と聞くと、なんだか素敵な言葉に聞こえます。
なんせ収益が分配されるのですから。
だけど、ここで注意が必要です。
もしあなたが「長期運用」を目指しているのであれば、分配金が出される投資信託は選ばない方が良いでしょう。というよりも選ばないでください。
何故ならば、分配金を出すことで、元本やせっかく貯まった運用益が取り崩され、複利の効果を消し去ることになるからです。

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今の円安は「悪い」のか

今の円安は「悪い」のか

再び円安加速

円安の勢いが止まりませんね。
ドル円相場は、1ドル144円台半ば。
昨年秋に政府が為替介入したときは、145円台でした。これに近づいています。

振り返ってみると今から40年以上前の1980年は、1ドル250円でした。
それがどんどん円高になり、1995年には100円を割るところまで来ました。
僕が記憶している相場感は、1ドル100円とか110円ぐらいだったと思います。
それが今か

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夜空を見上げれば、満天の日本株?

夜空を見上げれば、満天の日本株?

「七夕天井、天神底」

これは株式投資の相場に関係する格言です。
七夕の7月7日ごろに株価が今年の高値で天井を打ち、7月25日に開催される大阪のお祭り「天神祭」の前後で底を入れやすいことから、そう呼ばれています。

その頃は、企業の4〜6月決算の時期も重なるので、あながち間違いではないかとも思いますが、あくまでもこれはアノマリー(経験則)であり、絶対にそうなるわけではありません。

ここまで好調に

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目の前の10万円より、1年後の⚫️⚫️円?!

目の前の10万円より、1年後の⚫️⚫️円?!

どっちを選ぶ?

以前テレビを観ていたら、こんな質問をする資産運用の専門家の方がいらっしゃいました。

「あなたはどちらを選びますか?
A 今すぐ10万円もらえる
B 1年後に11万円もらえる」

あなたならどちらを選びますか?

この本質は何かというと、人間というものは楽しいこと・良いことを先延ばしにできないということ、なんですって。
今の楽しみの方を優先するそうなのです。
確かにそうかもしれま

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結婚するとはお金の価値観を共有すること

結婚するとはお金の価値観を共有すること

結婚にも、その後にもお金はかかる

6月はジューンブライド。季節がら結婚が意識されます。
かくいう私も以前は6月に結婚式を挙げました。
(その後離婚も経験しました。まあ人生いろいろです)

ところで、今政府は「異次元の少子化対策」と銘打ち、あれこれと対策を打ち出しています。
が、それらの多くはほとんどが「子育て支援対策」であり、子どもが増えることにはならないと批判されています。
少子化の最大の理由

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