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夜空を見上げれば、満天の日本株?

「七夕天井、天神底」

これは株式投資の相場に関係する格言です。
七夕の7月7日ごろに株価が今年の高値で天井を打ち、7月25日に開催される大阪のお祭り「天神祭」の前後で底を入れやすいことから、そう呼ばれています。

その頃は、企業の4〜6月決算の時期も重なるので、あながち間違いではないかとも思いますが、あくまでもこれはアノマリー(経験則)であり、絶対にそうなるわけではありません。

ここまで好調に上がり続けてきた日本株。
しかし、先週は11週ぶりに反落し、今週になってからも続落しました。

なんとなく息切れ感が出始めてきたような気がします。

本当に天井高に近づいているのでしょうか。

4%の床

天井高かどうかを判断するのに、1つ参考になりそうな指数があります。
それは「日米イールドギャップ」と呼ばれるもので、日本株と米国債の利回りを比べてバリュエーション(投資尺度)を測った数値です。

この数値が3.3%と4%の床を踏み壊すところまで落ちているとのことなのです。

この数値が低いほど日本株が割高だと言えます。

最近の動きとしては、アベノミクス相場以降「4%」が底となり、4%に近づくと株価が調整(下降)に入ったり、レンジ相場(一定の範囲で変動)となったりと、4%が判断基準となっています。

今利益確定すべきか、それとも秋まで持ち続けるか、については、ご紹介した日米イールドギャップと合わせて企業の業績も良く見ながら、十分慎重な判断が必要です。

高所恐怖症ならず「高値恐怖症」の苛まれる投資家の不安を掻き立てそうです。

参考 
日本経済新聞 6/27『日本株「4%ライン」の警報』
#経済 #投資 #投資信託 #株式投資

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