ゲージツだから許される 21.11.2
お子様には若干刺激の強い内容になっております。(PG12相当。当社比)
現在地上波・BS合わせると、新旧の朝ドラが複数観られる。
本放送 カムカム
地上波夕方再放送 純ちゃん
BSプレミアム朝再放送 マー姉ちゃん
BS12 カーネーション
と、実に週四本もの朝ドラが観られるわけだが、この中で一番古いのは『マー姉ちゃん』。1979年作。
朝ドラと言えば、品行方正のお手本みたいなものだが、『マー姉ちゃん』は同時に、規制が緩かった時代の制作でもあり、今観るとドキッとするような描写も観られる。
ご存じサザエの生みの親である長谷川一家(劇中では磯野)の話なのだが、主人公は町子先生ではなくその姉マリ子。
マリ子もまた芸術的センスに優れているのだが、高校生にして、裸婦の絵(正面を向いたオールヌード)を地元の絵画展覧会に応募して、入選をする。
画面にも当然映るのだが、絵の裸婦の胸部はあらわになるものの、
肝 心 の 部 分
は、人々の頭だったり、手ぬぐいだったり、花瓶の花などで隠されている。
芸術的な絵とは言え、上半身裸の女性(の絵)があの公共放送の朝のドラマに登場したのは極めて珍しい。当時、このシーンが視聴者にどう受け止められたのかは、僕は子供だったのでよくわからない。
ただ、これは絵であるから、まぁ、時間帯はともかくとして、そこまでどうこう言うことでもないだろう。
問題(?)は、その後磯野一家が上京し、美術学校にマリ子が通うようになった初日。
そこの教室で、本物の裸婦がバストトップもあらわにポーズを取っていたシーンが登場。
ものの一秒程度だが、これはさすがに今の目で見ればショッキング。
記憶によれば、オッパイがテレビに出るのは当時はそこまで珍しいことでもなく、ドリフのコントなど、わりとごく普通に、もしかしたら頻繁に出ていたかもしれない。
ただ、朝ドラで、となると、やはりこれ以外に例はないのではないか。詳しくは知らないが。
あくまでも「芸術」としての扱いなのでセーフなのかもしれない。
この時は、当然と言えば当然だが、画面に映ったのはオッパイだけで、その下は厳重にガードされていた。
しかし、『カーネーション』にて、ついに解禁。
昨日の『カーネーション』(再)に、裸婦のスケッチが登場したのだが、乳房はもちろん、その下の黒い茂みまでドアップに。
ラフスケッチ(裸 婦 だ け に)だったので、精緻な描写ではなかったが、朝ドラ初の●●●シーンでは。
しかも、画面に大写し。
さすが芸術に理解のある公共放送である。
この勢いで
あ、男の裸は相撲などで普通に放送しているので
より、カゲキな
いや、芸術的な裸漢(?)モデルの登場を希望。
余談だが、若かりし前田吟さんが『マー姉ちゃん』で見せた、
上半身裸にサスペンダー
はなかなかいいセンスをしていたと思う。
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