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過去の読書記録ノート

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過去の読書記録ノートの内容をnoteに書き直しています。
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2021年1月の記事一覧

村上春樹「風の歌を聴け」

昔の読書記録ノートの紹介。

村上春樹「風の歌を聴け」

これは、村上春樹のデビュー作。

今いち内容にまとまりがない。

話自体は面白いんだけど、どんな話だったかと聞かれると答えにつまってしまう。

しいて言うなら、主人公の僕が4本指の少女と出会って別れるまでの物語ってとこだろう。

でも、春樹の文ってどこか人をひきつけるところがあると思う。

(過去の読書記録ノートより)

この本を読んだのは

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市川浩子「働く女(ひと)の伝わる話し方のルール」

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市川浩子「働く女(ひと)の伝わる話し方のルール」

思った程得るものがなかった。

なんか、あたり前な事とか、もっともな事が具体例とともに書かれてあるだけって感じ。

まあ、別に読んで損する訳じゃないからいいんだけど。

こういう関連の本にいくつか当たっておけば、だんだん共通事項がみえてくると思うし。

(過去の読書記録ノートより)

この本を読んだのは、2010年1

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シドニィ・シェルダン「顔」(上)(下)

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シドニィ・シェルダン「顔」(上)(下)

久々に、頭を使って小説を読んだ。

登場人物を整理しながら推理をした。

途中からは、まさに息つく間もなく一気に読んでしまった。

この作品は、精神分析医ジャド・スティーブンスが何者かに命を狙われる、というものなんだけど、何度も予想を裏切る展開がある。

最後、ジャドの顔がどうなってしまったのかということと、アンは無事だったの

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北山節子「接客販売入門」

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北山節子「接客販売入門」

接客の仕事をしているから、何か役に立つ事があるかもしれないと思って手に取った1冊。

でも、それほど得るものは多くなかった。

最も、本書でいう接客はデパートの販売員のような人たちの仕事を指してるから、本屋の接客とは少し異なるけど。

だけど、笑顔で丁寧に対応することなど、再確認することもあった。

あと、報連相(報告・連絡・相談)を徹底す

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森鴎外「山椒大夫」

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森鴎外「山椒大夫」

なんか森鴎外の小説って、終わり方がすっきりしないんだよね。

まあ、結末を書くのってすごく難しいと思うんだけど、内容が深いだけに勿体ない。

この作品は、母親とバラバラになって人身売買された姉弟の物語。

弟を逃して入水した姉と逃げた弟が主人公。

弟は、母を探してほうぼうさまよい、もう駄目かとあきらめたところで母(はっきりと明示されていない)と

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林 真理子「アッコちゃんの時代」

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林 真理子「アッコちゃんの時代」

この話は、実在した人物を元にして書かれたものらしい。

アッコちゃんこと厚子は、地上げの帝王の愛人を経て色んな男と付き合い、ぜいたくな生活を送る。

時代はバブル絶頂期。

バブルがはじけたあとも、相変わらずアッコはモテモテで、1人の息子を持ちながら恋人を作っているという。

こんな青春を送った人がいるなんて信じられない。

うらや

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川辺 秀美「22歳からの国語力」

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川辺 秀美「22歳からの国語力」

本書に出てきた、相手に効果的に伝えるための7つの鍵は以下の通り。

1、 私が(WHO)

2、 誰に(WHOM)

3、 何を(WHAT)

4、 どのように(HOW)

5、 いつ(WHEN)

6、 どんな文脈で(CONTEXT)

7、 結果は(RESULT)

これらのことを上手く使いこなせるように日々努力しなきゃ。

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池内 紀「文学フシギ帖 ー日本の文学百年を読むー」

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池内 紀「文学フシギ帖 ー日本の文学百年を読むー」

本書は、夏目漱石の事について書かれた部分に惹かれて読んでみた。

実は、「吾輩は狸である」が存在したって。

でも、それ以上はあまりためになる内容じゃなかった。

少なくとも、今の私には。

本書で取り上げている作品の9割は未読だから、あまり解説が理解できなかった。

それだけ、まだまだ勉強不足ってことだろうけど。

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村上春樹「海辺のカフカ」

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村上春樹「海辺のカフカ」

こんな長編物語を読むのは久しぶり。

しかも、日本人の小説は尚更。

これが村上ワールドかって感じ。

相変わらず、章ごとに話が別々に進行していくのには頭の整理に時間がかかったけど、十分に楽しめた。

ただ、少し謎が残る。

終戦前に、ナカタさん含む児童が集団で失神したのは何が原因だったのか。

それと、ナカタさんが、教師の血のついた脱脂綿

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読書記録ノート

本棚を整理していたら、10年前の読書記録ノートが出てきた。

今はすっかりアプリで管理するようになったし、まったく記録をつけてない時期もあったけど、昔はまめにノートに書いていたんだなあと懐かしくなった。

タイトルと作家名、感想だけでなく、出版社名や発行日、読みはじめと読み終わりの日にちまで記してある。

パラパラめくってみると、

そういえばこんな本を読んでいたっけ

とか、

この本読んだのこ

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