林 真理子「アッコちゃんの時代」

昔の読書記録ノートの紹介。

林 真理子「アッコちゃんの時代」

この話は、実在した人物を元にして書かれたものらしい。

アッコちゃんこと厚子は、地上げの帝王の愛人を経て色んな男と付き合い、ぜいたくな生活を送る。

時代はバブル絶頂期。

バブルがはじけたあとも、相変わらずアッコはモテモテで、1人の息子を持ちながら恋人を作っているという。

こんな青春を送った人がいるなんて信じられない。

うらやましいような、関わりたくないような。

ただ言えるのは、"結局女はキレイが勝ち"ってこと。

キレイだから、声をかけてもらえるし、大事にされる。

キレイというだけで、すでに高いステータスを得ていることになる。

(過去の読書記録ノートより)


この本を読んだのは、2010年10月15日〜2010年10月20日。

多分、これが初めて読んだ林真理子作品だったと思う。

作品の内容を鮮明には覚えていないけれど、バブルを知らない私にとってはいろいろと衝撃的だったに違いない。

読書記録ノートに書いていた

"結局女はキレイが勝ち"

というのは、多分このころ読んだ勝間和代さんの著書名を引用したのだと思う。

林さんは、今ではエッセイも小説もたくさん読むくらい好きな作家さんなので、「アッコちゃんの時代」もまた読み直したいなと思った。

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