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noteという街角で、宮沢賢治スケッチ館にようこそ。

今日、noteの404美術館に遭遇しました❗️😳✨

そうか、404ってこういう意味だったんですね。

とても面白いと思ったので、わたしも参加したいと宮沢賢治関連のイラストをまとめてアップしました。


これらのイラストは、すべて4〜8年前に描いたものです。

秋田書店さんにて「銀のノスタルジア」という宮沢賢治とイーハトーブのマンガを描いていた時に、Twitterなどの宣伝がてら作っていました。


一話はnoteでも公開しています。


。。。残念ながら、まったく売れず、商業誌から離脱する原因ともなった作品ですが、描いていて絵本を作るように楽しかった思いがあります。


過去にアップしたのも含めて、簡単な解説も入れています。

たくさんありますが、お気軽に覗いて頂けましたら幸いです😊✨


タイトル 「賢治と鉱石」

コミックス一巻の表紙絵。
ファーバーカステルで作りました。


タイトル 「鹿踊り」

担当さんに送ったFAXの一部。
鹿踊りは本当にカッコ良いです❗️



タイトル 「おでってくなんしぇ、岩手」

観光PRっぽく作ってみました。


タイトル 「狐の賢治さん」


賢治というと猫化が有名です。
狐でもいけるんじゃないか、ということで試し描き。



こちらも観光PRっぽく。
ブッシュ(英語で「藪」)とは、藪やという花巻で有名なお蕎麦屋さんです。
賢治は海老天そばとサイダーがお気に入りだったようです。


タイトル 「tearful eye 」

シニャックのような点描の色を作りたかったのですが
完成原稿は失敗しました。(゚o゚;;
ラフ画の方がまだよかったと思い、noteにアップしました。


タイトル 「賢治とりんどう」



一番最初の予告カットに描きました。
今原稿は手元にはないですが、個人的に気に入っている絵です。


タイトル 「山猫軒」

コミックス二巻表紙。
「注文の多い料理店」をテーマに作ったもの。



タイトル 「恋と病熱」

賢治の「恋と病熱」という詩からイメージして作ったスケッチ。
詩に登場する「やなぎの花」は、一般的にいう柳ではなく、猫柳の花だそうです。。。。間違えました。。。(゚o゚;;



タイトル 「賢治ラフ」

連載の前によく作っていたラフ。
こういう思いつきのノートはたくさん書き留めています。


タイトル 「シャーマン山」

「春と修羅」にでてくるシャーマン山(早池峰山)は、賢治にとって霊感を与えてくれる山だったかもしれません。
山の空の天候をみて、稲の不作を予感するシーンです。


タイトル 「イギリス海岸」

なんだか幼い絵ですみません。
賢治は北上川をイギリス海岸と読んで、生徒たちと泳ぎに行ったり化石を探したりしていました。
賢治の随筆「イギリス海岸」が好きで、物語の2話目のテーマにしました。


タイトル 「スケッチ 遠野談話」

「遠野物語」の佐々木喜善は、病床の賢治を訪ねています。
その時は妖怪話で盛り上がったようです。
賢治の「ざしきぼっこのはなし」は、どこか遠野物語っぽいですね。



タイトル 「賢治と顕微鏡」



予告カットです。
シグノという0、38、0、28の水性ボールペンで描きました。


タイトル 「あれよ、銀河」

東京で一人暮らししていた賢治をイメージして描きました。
賢治は本郷、菊坂というところで半年ほど住んでいました。



タイトル 「賢治とトシ」

賢治の妹、トシとのひとときを想いながら描いたラフです。
賢治はトシの木綿の着物で作った格子柄のネクタイがお気に入りだったようです。


タイトル 「海にて」

ペンで描いた失敗作です😅
賢治の「オホーツク挽歌」という詩で

幾本かの小さな木片で
HELL と書きそれを LOVE となほし
ひとつの十字架をたてることは
よくたれでもがやる技術なので
とし子がそれをならべたとき
わたくしはつめたくわらつた

という部分をイメージして作りたかったのですが。。。


タイトル 「トシの情熱」


トシという女性は、秘めた情熱家だったと思っています。
今まで描かれていないトシさんをいつか漫画で作ってみたいです。



タイトル 「トシのヴァイオリン」

トシが奏でるヴァイオリンに、瞑想する賢治の夕べをイメージして作ったラフスケッチ。
ホルベインやクサカベの水彩絵の具を淡くささっとのせてゆくのが好きです。




タイトル 「ポラーノの野で」

実在した賢治の恋人、ヤスさんと野山で語らっているシーンをイメージして作りました。


タイトル 「黒きマント姿の君」

ヤスさんは、舎監だった賢治のもとを夜に訪れています。
黒いマントを羽織り、男姿で変装して、こっそり会いに行っていた詩を読んでイメージしたスケッチです。


タイトル 「賢治さんの鞄」


賢治さんのカバンの中を図解したもの。
Twitterでスキを一番多く頂けたイラストです。


タイトル 「アザリアの友人たち」

盛岡高等農林学校時代の賢治と友人たちとの写真から。
小菅さんをのぞいて、みんな30代で世を去りました。
本当に健康に生きてゆくことが貴重な時代だったんだと思います。


タイトル 「風をきれ」

くらかけやまの雪、という詩をイメージして描いたのですが、あとでちょっと違うな、と感じた失敗作。
けれど、賢治の生涯は吹雪の山を登るような険しさは時にあったように思います。



タイトル 「賢治相関図」

「銀のノスタルジア」の相関図です。
父、政次郎が今描いているマンガとずいぶん違いますが、相関図の方が残された写真に近いですね。


タイトル 「賢治相関図 そのニ」

相関図にある奥寺五郎先生は、実在した方です。
マンガハックの方で、やっとこの方が描けるので嬉しい。
ずっと描きたかった人物でした。


タイトル 「鹿踊りと金の稲穂」

「銀のノスタルジア」では「鹿踊りのはじまり」をテーマにした物語も作りました。
誰にも読まれることなく終わったようなものですが、描けてよかったと思います。


タイトル 「跳ぶ、賢治」

フィギュアみたいですね🤣
お手紙をおくってくれた読者さんにおくったものです。
賢治さんはコーフンしたり嬉しい閃めきがあると、「ホー、ホー、ホー」とぐるぐる回っていたと、当時の教え子が伝えています。


タイトル 「お元気で❗️」

こちらも読者さんへおくったもの。
コミックスが不作で、もう続かない。。。ということを予感しながら描いたので、やはりどこか寂しい絵です。


タイトル 「賢治とイーハトーブ」

宮沢賢治を追いかけた日々でしたが、彼を描くことは全然足りません。
描いても描いても、これはほんとうの賢治さんではない、といつも思っています。
描き続けている限り、葛藤は続くのでしょう。
それでも、イーハトーブの賢治に挑戦できて良かったと思っています。


以上、長くなりましたが、ここまでご観覧くださりありがとうございます。

noteという街角で、いつか貴方と巡り合えるのを楽しみにしています。


☆マンガハックさんにて
賢治のお父さん、お母さんのお話を連載中です。

https://mangahack.com/comics/11545



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