お昼ごはんの支度をしていたら、真っ黒な雲が西からぐんぐん迫ってきた。風が強くなり、雨がさーっと通り過ぎる。 強風が短時間でおさまったことに、ほっとしつつも、もう…
ずいぶん放置してしまった。 ここも、庭も。 大きな仕事がひと区切りし、外に目を向ける余裕もでてきたので、すこしずつ再開しようと思います。 いま、わたしの頭の中をぐ…
茄子、ピーマン、かぼちゃ。ささげもまだがんばっている。 いまの畑は、ちょっとさびしい。夏の名残を引っ張って食べている感じ。 秋になると、野菜のバリエーションが減る…
夫が、お赤飯をいただいてきた。明日はアトリエに行く。 お弁当に持って行こうか。 と会話しながら、自分にびっくり。 こどもの頃から、苦手なたべものの、筆頭だったから…
先週の花教室で、庭の雑草取りをするかどうか、という話題から、 雑草ってどんな草のことですか?、という質問をいただいた。 名前がない草、っていうのは違う。 庭にあ…
暮らしのおへそvol.36「お風呂のおへそ」で取材いただきました。 うちのお風呂は五右衛門風呂。 というと、下駄履いて入るの!?とか、くつろげないのでは、など反応があ…
この夏は、ひどく植物が灼けてしまっている。 わたしの住む、神奈川の北側は空梅雨だった。そこにこの猛暑。 近隣の農家のおじさんいわく、里芋の葉が枯れちゃうくらい。 …
たとえば。 目的地に向かって、ひたすら歩く。 たとえば。 単純な作業をえんえんとやり続ける。 いったいいつ着くんだろう。いつ終わるんだろう。 頭の中は、終わりのこと…
こんにちは。 雨宮ゆかです。 暮らしと花とのかかわりを軸にした花教室やワークショップ、 執筆などがおもな仕事です。 大田区で花の教室「日々花ひびはな」を開いていま…
雨宮ゆか
2024年3月20日 14:13
お昼ごはんの支度をしていたら、真っ黒な雲が西からぐんぐん迫ってきた。風が強くなり、雨がさーっと通り過ぎる。強風が短時間でおさまったことに、ほっとしつつも、もう一回吹き荒れてもよかったかも、とも思う。数日前の暴風に、向かいの林は大荒れだった。枯葉や木切れや、ビニールの切れ端やら、得体の知れないモノが空を舞って、こちらまで飛んでくる。午後になってもいっこうにおさまらない風の中、なんだか林が明るく
2024年3月3日 17:16
ずいぶん放置してしまった。ここも、庭も。大きな仕事がひと区切りし、外に目を向ける余裕もでてきたので、すこしずつ再開しようと思います。いま、わたしの頭の中をぐるぐる回っている。”もう、どうにもとまらない~”とまらないのは、植物だ。こちらとしては、リハビリ期間のつもりで始めたいのに、どんどん先に行ってしまう。春前にやっておきたかった、あの手入れもこのことも、まだ追いついていない。冬と春
2023年10月18日 17:26
茄子、ピーマン、かぼちゃ。ささげもまだがんばっている。いまの畑は、ちょっとさびしい。夏の名残を引っ張って食べている感じ。秋になると、野菜のバリエーションが減るんですよね。ちょっと困ったように付け加えた、友人のシェフの顔が思い出される。彼のいうのは、おそらく、食感や彩りの違うものが、秋になると減る、という意味だろう。たしかに、夏野菜のようなにぎやかさがない。実りの秋。言い尽くされてき
2023年9月27日 08:27
夫が、お赤飯をいただいてきた。明日はアトリエに行く。お弁当に持って行こうか。と会話しながら、自分にびっくり。こどもの頃から、苦手なたべものの、筆頭だったからだ。豆がそもそも、あまり得意でなかった。とくに甘い系。あんこもの、おはぎ、うぐいす豆の煮たの。あとは、甘くないけど、グリーンピース。それからお赤飯。関東育ちのわたしにとって、お赤飯はささげで炊いたもの。もさもさした感じと、独特
2023年9月10日 18:37
先週の花教室で、庭の雑草取りをするかどうか、という話題から、雑草ってどんな草のことですか?、という質問をいただいた。名前がない草、っていうのは違う。庭にあったら邪魔な草?繁殖力が強くて、他を圧倒しちゃう草?ずばりの答えが難しい。ほんとうのところ、雑草の定義は、人によって違うのだと思う。気になって、あらためて考えてみた。「雑」の字の解釈にヒントを得てみる。雑に
2023年8月30日 14:56
暮らしのおへそvol.36「お風呂のおへそ」で取材いただきました。うちのお風呂は五右衛門風呂。というと、下駄履いて入るの!?とか、くつろげないのでは、など反応があるのですが、薪で焚くというだけで、ふつうのお風呂みたいに入っております。むしろ、かなりくつろげるといってもいいくらい。「おへそ」でご紹介いただいているように、本読んだりなんかもします。冬はあったまる感が半端ないです。夏は
2023年8月24日 16:20
この夏は、ひどく植物が灼けてしまっている。わたしの住む、神奈川の北側は空梅雨だった。そこにこの猛暑。近隣の農家のおじさんいわく、里芋の葉が枯れちゃうくらい。昨年の暮れ、落葉を掃いて取り除くのをやめてみた。吹き寄せられてくるのを、むしろ、木の根元や、多年草の株周りに集めることにした。落葉のマルチング。いままでは、次の夏が来ても枯葉が残っているのが、気になっていた。旺盛な緑のなかでは
2023年8月18日 20:48
たとえば。目的地に向かって、ひたすら歩く。たとえば。単純な作業をえんえんとやり続ける。いったいいつ着くんだろう。いつ終わるんだろう。頭の中は、終わりのことだけがぐるぐるしている。そこに、もう4分の3は終わったよ。と言われたときの気持ちときたら。狐の剃刀は、わたしにとって、そんな救いの花だ。緑の原っぱに、こつぜんと赤い花が現れる。キツネノカミソリ。葉の形を剃刀に見立てた名と
2023年8月18日 20:44
こんにちは。雨宮ゆかです。暮らしと花とのかかわりを軸にした花教室やワークショップ、執筆などがおもな仕事です。大田区で花の教室「日々花ひびはな」を開いています。自前のアトリエになる前は、和食器のお店で、教室を開いていました。そこでは、いわゆる作家もの、といわれる器を扱っていて、それらに花を生ける教室として始めたのです。いまの日々花のスタイルは、器から始まったといってもいいかもし