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530日前のこと

「そんなことして何になるの?!」   テーブルをひっくり返しそうになった、 スイスホテルのカフェラウンジ。 Sさんがあまりに真剣だったから、 冒頭のセリフは声に出し…

ciao
3年前
2

作家の彼が愛を語ると、こうなった。

今から30年ほど前のこと 18で出会ったYは、すでにもう作家だった。 私と同じライタースクールに通いながら、 いくつかの雑誌に寄稿していた。 「俺はすでにプロだから、…

ciao
4年前
7

ステンレスの白い水垢どうにかならんかなーって、ずっと思ってたのね。
ゲキ落ちくんとか、クエン酸とか、いろいろ試したけど、、
結果
シャンプーでピカピカになって超絶ビックリしたw

ciao
4年前
4

相手が素直に感情を語ってくれた時、
受け止めればいいものを、
「怒ってるの」
「気を悪くさせたの?」と、
ゆらゆらしてしまう私を、
今日、発見した。
でも、
そんな言葉を交わして、
人と人は近づいていく。
今頃、そんなことに気づいています。
今日も心地いい。

ciao
4年前
2

結婚式を挙げたい同級生

同い年の友人が「結婚式を挙げたい」というので、 誰と聞いたら 「まだ相手は決まっていない」とのたまった。 バツイチの彼女は、結婚生活と子育ては経験している。 しか…

ciao
4年前
4

あれから275日
いつからの日付?
それは、
「毎日いいこと10個数えたら」って言われてからの日付
1ヶ月くらいでガラッとかわるよーって言われた。
うん
1ヶ月ごとにどんどん変わってる。
スゴイお仕事いただいたり、
素敵な方から連絡がきたり、
毎日本当に幸せ💕

ciao
4年前
2

あれから274日
 
やっと口を聞いてくれた息子と話したことあれこれ。

別れた夫の仕事のこと。
夫と同じ道を歩み始めた息子のこと。

こどもたちが小さかった頃の、逼迫した生活のこと。
たった100円を握りしめて、スーパーへ行く日常。
キャベツの葉っぱを愛おしむ日々。

ciao
4年前
1

「小銭を出した方が親切」というウソ
個人商店への対応だった。
今時、釣り銭が足りない店など滅多にみない。
 
それでも私は電子決済は極力使わない。
どうしても使いすぎてしまうからです。
 
使ったら、すぐに現金をカード支払い用の袋に入れる。
夜はカードを使わない。

ciao
4年前
1

毎日のように相談をされる。

それも、いろんな方から。 自営業者なんて、内情はどれも同じようなものだ。 どうも私は、順風満帆に見えるらしい。 うまくいく案件も、 うまくいかない案件もある。 …

ciao
4年前
2

「目処があるのか」そんなもの

それをやっていって、ビジネスとして成立する目処はあるのか? 目処があるなら誰でもやるわ。 そんなもん努力ちゃうねん みんなやめてまうやん。途中で。 だからええねん

ciao
4年前

毒親と文句を言っても、そのまた親もまた毒親

現在40代以上のヒトが こども時代に読んでいたマンガには、 暴力シーンが多くあった。 信じられないかもしれないが、 恋人同士の口げんかが、 どちらかの「ほっぺたを…

ciao
4年前
4

3度目に、ほんとのサヨナラ

1度目 登校前にキツくおこってしまった。 心配になって、中学校に電話した。 おこりすぎたかもしれない。様子をみてやってくれと。 すると夕方、 中学校から連絡があっ…

ciao
4年前
3

もう一度、会えたらな

今から、17年前に私のお腹から出てきた子 必死になって育ててきた。   女の子。   すごく、 可愛くて可愛くて。   生活苦。   感じさせたくない。   ある日   弟く…

ciao
4年前
3

あの日

あの日裸足で飛び出した娘は、 写真の中で ワンサイズ大きめの服を着て、 ケーキを持ってニコニコ笑っていた。 心配していた、激太りや激やせもない。 市の職員は、 ボキ…

ciao
4年前
2

その時のことを思い出して

国境をこえたずっとずっと向こうと、そして、 空の、上の、上の上と、さらに、 大地の、下の、下の下を突き抜けてまだ向こうから、 四方八方、十方から、白く光るものが集…

ciao
5年前
2

こんな国では産めない

比べて比べて比べまくる教育が、 底辺経済家庭に、無理をさせる。

100
ciao
5年前

530日前のこと

「そんなことして何になるの?!」
 
テーブルをひっくり返しそうになった、
スイスホテルのカフェラウンジ。

Sさんがあまりに真剣だったから、
冒頭のセリフは声に出していない。

最後まで話を聞いて私の体は硬直した。
なぜか頭の中は10メートルはある高い天井の一番上から、
4人でテーブルを囲む様子を想像している。

 

「すごい方法があるんです」
そんな風に始めたSさん。

「本当に人生が変わり

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作家の彼が愛を語ると、こうなった。

作家の彼が愛を語ると、こうなった。

今から30年ほど前のこと

18で出会ったYは、すでにもう作家だった。

私と同じライタースクールに通いながら、
いくつかの雑誌に寄稿していた。

「俺はすでにプロだから、
ここで学ぶことは別にないけど、
コネがもらえるかもしれないと思って来た」らしい。

30年前の平成。
ネットなどあるはずもなく、
いい仕事にありつくには、コネのある学校に入るか、
人からの紹介や、会社にバイトで潜り込むか、それ

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ステンレスの白い水垢どうにかならんかなーって、ずっと思ってたのね。
ゲキ落ちくんとか、クエン酸とか、いろいろ試したけど、、
結果
シャンプーでピカピカになって超絶ビックリしたw

相手が素直に感情を語ってくれた時、
受け止めればいいものを、
「怒ってるの」
「気を悪くさせたの?」と、
ゆらゆらしてしまう私を、
今日、発見した。
でも、
そんな言葉を交わして、
人と人は近づいていく。
今頃、そんなことに気づいています。
今日も心地いい。

結婚式を挙げたい同級生

結婚式を挙げたい同級生

同い年の友人が「結婚式を挙げたい」というので、
誰と聞いたら
「まだ相手は決まっていない」とのたまった。

バツイチの彼女は、結婚生活と子育ては経験している。
しかし所謂「デキ婚」で、金銭面で挙式が叶わなかったそうだ。

だから言う。

「結婚式をしてみたい」
「プロポーズをされて(もしくはして)婚約指輪を受け取り、
結婚指輪を一緒に買って、式の後はハネムーンに行きたい」
けど
「誰かと生活をした

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あれから275日
いつからの日付?
それは、
「毎日いいこと10個数えたら」って言われてからの日付
1ヶ月くらいでガラッとかわるよーって言われた。
うん
1ヶ月ごとにどんどん変わってる。
スゴイお仕事いただいたり、
素敵な方から連絡がきたり、
毎日本当に幸せ💕

あれから274日
 
やっと口を聞いてくれた息子と話したことあれこれ。

別れた夫の仕事のこと。
夫と同じ道を歩み始めた息子のこと。

こどもたちが小さかった頃の、逼迫した生活のこと。
たった100円を握りしめて、スーパーへ行く日常。
キャベツの葉っぱを愛おしむ日々。

「小銭を出した方が親切」というウソ
個人商店への対応だった。
今時、釣り銭が足りない店など滅多にみない。
 
それでも私は電子決済は極力使わない。
どうしても使いすぎてしまうからです。
 
使ったら、すぐに現金をカード支払い用の袋に入れる。
夜はカードを使わない。

毎日のように相談をされる。

それも、いろんな方から。

自営業者なんて、内情はどれも同じようなものだ。

どうも私は、順風満帆に見えるらしい。

うまくいく案件も、
うまくいかない案件もある。

それも、誰だって同じだ。

いい案件が続く時もあれば、
難しい案件が続く時もある。

それも、
だれだって同じ。

それで
いったい何を相談しにくるのかと言えば、
結論はここにある。

「売り上げを上げる方法」についてだ。

側から

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「目処があるのか」そんなもの

それをやっていって、ビジネスとして成立する目処はあるのか?

目処があるなら誰でもやるわ。
そんなもん努力ちゃうねん

みんなやめてまうやん。途中で。
だからええねん

毒親と文句を言っても、そのまた親もまた毒親

現在40代以上のヒトが こども時代に読んでいたマンガには、
暴力シーンが多くあった。

信じられないかもしれないが、
恋人同士の口げんかが、
どちらかの「ほっぺたをバシっ」で終了する。

頬には赤いアザが残る。

それが「愛情」だと表現され続けた昭和。

当時は著作権という意識があまりなく、
誰かが描いたものを、他の漫画家も平気でそのシーンを模倣して、
あちらでもこちらでも出され続けたのだ。
(余

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3度目に、ほんとのサヨナラ

1度目
登校前にキツくおこってしまった。

心配になって、中学校に電話した。
おこりすぎたかもしれない。様子をみてやってくれと。

すると夕方、
中学校から連絡があった。

「学校に来てください」

「本人は帰りたくないと言っているので、お返しすることはできません」

もう一度、会えたらな

今から、17年前に私のお腹から出てきた子
必死になって育ててきた。
 
女の子。
 
すごく、
可愛くて可愛くて。
 
生活苦。
 
感じさせたくない。
 
ある日
 
弟くんの大怪我。
 
血まみれ
 
主人の暴力。
 
行政に相談した瞬間、
「聞いてしまったので、子どもさんたちは保護します」

まってください
待ってください。
 
そんなこと、勝手にされたら困ります。
 
「いえいえ、子どもさ

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あの日

あの日裸足で飛び出した娘は、
写真の中で
ワンサイズ大きめの服を着て、
ケーキを持ってニコニコ笑っていた。

心配していた、激太りや激やせもない。

市の職員は、
ボキャブラリーの貧困な人で、
「元気ですよ」
「元気にしてますよ」
しか言わないので、
全く状況がつかめず不安だった。

その時のことを思い出して

その時のことを思い出して

国境をこえたずっとずっと向こうと、そして、
空の、上の、上の上と、さらに、
大地の、下の、下の下を突き抜けてまだ向こうから、
四方八方、十方から、白く光るものが集まってきてスッと、
体の中心に入ったそれが、指先までひろがり消えて、
目が覚めた。

いつもの白い天井と、大きなはき出し窓から差し込む太陽がまぶたにしみる。

カレンダーは8月22日
「世界が、完全に変化した」
口の中で呟いた。

こんな国では産めない

比べて比べて比べまくる教育が、
底辺経済家庭に、無理をさせる。

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