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マネックス証券、チーフ外国株コンサルタント。ウォール街のソロモンブラザーズ証券(現シテ…

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マネックス証券、チーフ外国株コンサルタント。ウォール街のソロモンブラザーズ証券(現シティグループ証券)NY本社で6年、日本で20年一貫して米国株を含む外国株式の機関投資家営業、日系大手証券で4年半の外国株調査等を行い、外国株との付き合いは30年を超える。世界80か国以上訪問。

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新興国個別銘柄、ETF、投資信託参考リスト 2024年7月13日

僕が今日資産運用EXPOで、お話しした新興国関係の金融商品のリストです。

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2週間前
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2024年6月の米国上場ETFパフォーマンス

6月の米国上場ETFパフォーマンス表のPDFバージョンです。配当込みのトータルリターンです。これを見ると、先月はテクノロジー、グロースが上がり、ドル建てでみるMSCI全世…

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3週間前
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2024年5月の米国上場ETFパフォーマンス

🇺🇸米国上場ETFで見る世界の株価指数の動きの5月号ができました。5月はS&P500も上げましたが、小型株も健闘。セクター別では、実はITセクター以上にユティリティセクター…

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1か月前
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2024年2月の米国上場ETFパフォーマンス

2024年2月の米国上場ETFのフォーマンス表です。これを見ると、大型、中型、小型株指数のパフォーマンスのみならず、どのセクター、どのテーマ、どの国が買われて売られてい…

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4か月前
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2023年8月の米国上場ETFのパフォーマンス 

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11か月前
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ジャクソンホールとは?

金融の世界では8月の後半になるとジャクソンホールという単語がよく聞かれるようになります。ジャクソンホールとは、どこかのホール(会場)ではなく、アメリカのワイオミ…

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11か月前
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乱高下する米債券市場、金融不安の中買われるGAFAM銘柄の行方は

マネックス証券   岡元兵八郎 シリコンバレー銀行破綻の余波を受け、米国の債券市場では金利の乱高下が起き、大変なことになっています。 今回の一連の事件の流れは…

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1年前
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急展開で起きたシリコンバレーバンクの破綻劇

2023年3月12日 マネックス証券 岡元兵八郎 先週のS&P500は4.55%下落、ナスダック100は3.75%の下げとなりました。 先週の米国株市場の注目は、カリフォルニア、シリコ…

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1年前
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米国中間選挙の年の7月にS&P500が上がると、8月9月も上昇する可能性が高くなるというアノマリー

マネックス証券 ハッチ(岡元兵八郎) 先週の前半にはペロシ米下院議長の台湾訪問により、米中間の緊張が高まり、株価を下げる要因になりましたが、株価への影響としては…

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2年前
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最悪の環境でGAFAMの強さが際立った米国株

マネックス証券 岡元兵八郎 (ハッチ) 先週S&P500は4.26%、ナスダック100は4.45%とそれぞれ上昇して終わりました。先月1ヶ月間のS&P500のリターンは9.1%の上げで、…

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2年前
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米国株市場の4つのポジティブな話題

マネックス証券 ハッチ(岡元兵八郎) S&P500は6月17日に今年の最安値をつけたわけですが、その後上昇に転じ、先週末までに6.11%上げ、ナスダック100についても7.63%上…

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2年前
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希望を捨ててはいけない米国株の行方、今年後半の米国株の見通し

マネックス証券 岡元兵八郎(ハッチ) 現在の市場に対する投資家のセンチメントは最悪な状態 今年は欧州では第二次世界大戦後初の戦争が起き、米国では40年来のインフレ…

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2年前
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40年来のインフレを受けての今週の利上げはどうなるか

マネックス証券 岡元兵八郎(ハッチ) 先週のS&P500は5.05%下落と1月来の大幅な下げを、ナスダック100も5.7%と大きく下げた週となりました。 先週のハイライトは金曜日…

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2年前
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疑心暗鬼の米国株 悪材料出尽くしでリバウンドの動きも

マネックス証券 岡元兵八郎 (ハッチ) 先週1週間のマーケットは、S&P500は1.2%の下げ、ナスダック100は1.05%の下げで終わりました。金曜日の寄付き前の非農業部門雇…

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2年前
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エヌビディア決算で悪材料出尽くし、7週連続下落で底打ち、米国株はリバウンド

マネックス証券 岡元兵八郎 (ハッチ) 先週のマーケットは非常に興味深い展開となりました。 市場のフォーカスは、マクロ的には25日に発表された前回5月3日・4日のFOMC…

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2年前
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「ターゲット・ショック」で暴落の米国株 ベアマーケット寸前でぎりぎりの攻防

マネックス証券 岡元兵八郎(ハッチ) S&P500は先週0.03%下げました。これをもちS&P500は7週連続で下落したことになります。最後に7週連続で下落したのは1980年3月来…

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2年前
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新興国個別銘柄、ETF、投資信託参考リスト 2024年7月13日

僕が今日資産運用EXPOで、お話しした新興国関係の金融商品のリストです。

2024年6月の米国上場ETFパフォーマンス

6月の米国上場ETFパフォーマンス表のPDFバージョンです。配当込みのトータルリターンです。これを見ると、先月はテクノロジー、グロースが上がり、ドル建てでみるMSCI全世界(米国除く)のETFは、マイナス0.5%なので、結局米国主導上昇の6月だったことがわかります。色々と眺めてみると色々なことが見えてきます。ご参考になると幸いです。

2024年5月の米国上場ETFパフォーマンス

🇺🇸米国上場ETFで見る世界の株価指数の動きの5月号ができました。5月はS&P500も上げましたが、小型株も健闘。セクター別では、実はITセクター以上にユティリティセクターが最も買われ、資源セクターが売られているののを見ると、資源国である🇧🇷ブラジルや🇮🇳インドネシアの株価指数が下がっているのがわかります。一方、クリーンエネルギー関連ETFが上昇しているなあと。そんな風にマーケットの整

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2024年2月の米国上場ETFパフォーマンス

2024年2月の米国上場ETFのフォーマンス表です。これを見ると、大型、中型、小型株指数のパフォーマンスのみならず、どのセクター、どのテーマ、どの国が買われて売られているか一目でわかる一枚です。世界の株式市場の動きを真剣に勉強したい人はぜひ参考に。

ジャクソンホールとは?

金融の世界では8月の後半になるとジャクソンホールという単語がよく聞かれるようになります。ジャクソンホールとは、どこかのホール(会場)ではなく、アメリカのワイオミング州に位置するリゾート地がある渓谷の名前なのです。グランド・ティトン国立公園の隣で、近くにはイエローストーン国立公園もあり、自然の美しさ、野生動物、スキーやスノーボード、ハイキング、登山、釣りなどのアウトドア活動を楽しめることで知られてい

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乱高下する米債券市場、金融不安の中買われるGAFAM銘柄の行方は

マネックス証券   岡元兵八郎

シリコンバレー銀行破綻の余波を受け、米国の債券市場では金利の乱高下が起き、大変なことになっています。

今回の一連の事件の流れは、3月7日のパウエルFRB議長がインフレを抑制するために政策の引き締めを強化するという固い決意を議会に示したところから始まっています。
パウエル議長のタカ派的な発言を受け、市場は次回の利上げは50bpであることは間違いないだろうと判断し

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急展開で起きたシリコンバレーバンクの破綻劇

2023年3月12日
マネックス証券 岡元兵八郎

先週のS&P500は4.55%下落、ナスダック100は3.75%の下げとなりました。
先週の米国株市場の注目は、カリフォルニア、シリコンバレーにある40年の歴史をもつ地銀のシリコンバレーバンク(SIVB)の破綻劇でした。実は4,700を超える銀行がある米国では銀行の破綻はそれほど珍しい話ではなく、2020年にも4つの地方銀行が経営破綻している

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米国中間選挙の年の7月にS&P500が上がると、8月9月も上昇する可能性が高くなるというアノマリー

マネックス証券 ハッチ(岡元兵八郎)

先週の前半にはペロシ米下院議長の台湾訪問により、米中間の緊張が高まり、株価を下げる要因になりましたが、株価への影響としては一時的なものとなりました。
金曜日に発表された雇用統計はコンセンサス予想の25万人を大きく上回り52.8万人となりました。労働市場が予想よりしっかりしていたことを受け、積極的な金融引き締めが続くとの見方も高まり米国債10年利回りが上昇しま

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最悪の環境でGAFAMの強さが際立った米国株

マネックス証券 岡元兵八郎 (ハッチ)

先週S&P500は4.26%、ナスダック100は4.45%とそれぞれ上昇して終わりました。先月1ヶ月間のS&P500のリターンは9.1%の上げで、2020年の11月来の上昇で、1999年末以降6番目に良い結果のひと月となりました。
第2四半期の決算発表については、これまでのところS&P500採用銘柄のうち277社が決算発表を終えていますが、そのうち63%の

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米国株市場の4つのポジティブな話題

マネックス証券 ハッチ(岡元兵八郎)

S&P500は6月17日に今年の最安値をつけたわけですが、その後上昇に転じ、先週末までに6.11%上げ、ナスダック100についても7.63%上昇と、このところのマーケットは堅調に推移しています。

まだマーケットについては悲観的な環境ではあるものの、4つほどマーケットにとってポジティブな話題を紹介したいと思います。

まず最初ですが、主要半導体銘柄で構成され

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希望を捨ててはいけない米国株の行方、今年後半の米国株の見通し

マネックス証券 岡元兵八郎(ハッチ)

現在の市場に対する投資家のセンチメントは最悪な状態
今年は欧州では第二次世界大戦後初の戦争が起き、米国では40年来のインフレ、利上げが起きました。ついに日本でも物価が上昇し始めるなど、いろいろな意味で大変な年になっています。そんな中今年のアメリカ株は大きく下がり、6月10日にはS&P500もナスダックに続いてベアマーケット入りとなりました。

こうした環境の

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40年来のインフレを受けての今週の利上げはどうなるか

マネックス証券 岡元兵八郎(ハッチ)

先週のS&P500は5.05%下落と1月来の大幅な下げを、ナスダック100も5.7%と大きく下げた週となりました。
先週のハイライトは金曜日に発表されたCPI(消費者物価指数)です。市場予想の8.3%に対し発表されたのは8.6%と1981年12月来の高い数字でした。3月にマーケットを驚かせた8.5%を上回るインフレ指数が発表されたことでインフレは暫く続きそう

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疑心暗鬼の米国株 悪材料出尽くしでリバウンドの動きも

マネックス証券 岡元兵八郎 (ハッチ)

先週1週間のマーケットは、S&P500は1.2%の下げ、ナスダック100は1.05%の下げで終わりました。金曜日の寄付き前の非農業部門雇用者数は事前予想の31.8万人を上回る39万人を発表、金融引き締めは続くとの観測でこれまで上がっていた株価指数が売られる展開となりました。

企業のトップによる景気の見方は分かれる
市場の予想を上回った雇用統計とは裏腹に、

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エヌビディア決算で悪材料出尽くし、7週連続下落で底打ち、米国株はリバウンド

マネックス証券 岡元兵八郎 (ハッチ)

先週のマーケットは非常に興味深い展開となりました。
市場のフォーカスは、マクロ的には25日に発表された前回5月3日・4日のFOMCの議事録の公開であり、株の世界のミクロ的なフォーカスはテクノロジーセクターの動向を左右する半導体大手のエヌビディアの第1四半期の決算発表でした。先週はS&P500がこれまで7週連続で下落する中、市場にはこれからもっと下がるという

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「ターゲット・ショック」で暴落の米国株 ベアマーケット寸前でぎりぎりの攻防

マネックス証券 岡元兵八郎(ハッチ)

S&P500は先週0.03%下げました。これをもちS&P500は7週連続で下落したことになります。最後に7週連続で下落したのは1980年3月来のことで、この時は8週連続で下落しています。一方、NYダウは、8週連続の下落で1932年振りの連続の下げとなりました。

先週の下げで目立ったのは水曜日のマーケットの急落です。この日のS&P500は4%の下げを演じまし

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