今日はシュルレアリスムで知られるアンドレ・ブルトンの美しい言葉を。愛する術を知ることこそ詩より先に…それは愛に生きた彼ならではの言葉かもしれません。「猛毒」はやがて時代と共に淘汰され、今や遺物を示すかのような「シュルレアリスム」という言葉。それでも私は今なおブルトンが大好きです。
素敵な言葉に出逢うと手帳に書きとめ、お守りのように眺めていました。サン=テグジュペリの言葉もそのひとつ。大聖堂が先にあるのではなく、石の上に大聖堂を想い描くことこそすべての始まりである。飛行士として生き、大戦中に偵察機と共に消えた彼と、今なお繰り返される戦禍…あらゆる生命の無念。
「監獄の誕生」ミシェル・フーコー 構造主義、ポスト構造主義を駆け抜けたフランス現代思想の巨匠。 乱読時代にその構造すら知悉せぬままに、辿り着いたポストモダン思想は、コロナ時代に再び脚光を浴びるのではなかろうか。