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レバノンの通信機器爆発事件は、もしかしたら「世界を変えるかもしれない」という「妄想」を書いてみる【中国製品というオルタナティブの現実味】
レバノンで発生した通信機器の爆発事件。近未来のSF映画のような出来事が現実になっているという事実に震撼しています。 あまりに露骨な英米のイスラエル贔屓が、結果としてネタニヤフ政権を増長させてしまった点は間違いのないところなのでしょう。 その点においては、次期アメリカ大統領が誰になっても、この状態は継続されることはほぼ確実なのだろうと私は理解しています。 そんな中、中国出身で、日本でビジネスをされていた方(現在は帰国)が次のような投稿をされておられます。 真贋はもちろん不
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選択的夫婦別姓をチョイスする小泉進次郎さんの「悪魔的センス」に震撼する(その1)【彼がこのイシューを選ぶ背景について考える】
先日、小泉進次郎さんについて書きましたが、取り上げたくなる発信をする方だなと感じます。これはやはり、天性のものなのかもしれません。 それはスター性という点もあるのだろうと思います。その要素としてミステリアスな部分を持つという点において、 で書いた、「誰かの操り人形ではないか」という疑念は、スター性を構成する要素の一つなのかもしれません。 そんな小泉進次郎さんが実現すべき政策として選択的夫婦別姓制度の早期実現をあえて「自由民主党の総裁選」でぶつけてきたことは、大変興味深い
そろそろ「カテゴライズ」しておきたいと思うインフルエンサーさんの「手口」【年末調整廃止の議論で出てきた「予想通り」の展開に思うこと】
消費税減税に言及する候補が出たこともあり、かろうじて議論があるものの、世間に刺さる主張を残せない立憲民主党の代表選挙の空虚感をよそに、 「選択的夫婦別姓制度」「増税ゼロ」など与党であるがゆえにインパクトのある政策テーマを候補者が掲げる自民党総裁選挙。 メディアの権力びいきもあり、自民党は、総裁選挙を通じて、したたかに国民の反応を探っているという何とも大人の対応をしている印象があります。 そんな中、関心をつかんだと思われるひとつが、河野太郎さんの掲げる「年末調整廃止」でし
小泉進次郎さんは「清家一郎」なのか。【『笑うマトリョーシカ』の主人公と重なる人物像。未知数な政治家だが、それは・・・プラス?マイナス?】
TBS系列で放送されていたドラマ『笑うマトリョーシカ』。櫻井翔さん演じる政治家「清家一郎」は、誰かに操られているのではないかという謎を軸に展開する政治ミステリーでもありました。 原作本については、こちらで感想を書いています。 洋の東西を問わず、政治家が誰かの操り人形ではないのかという問題は古くて新しい問題です。 消費税減税が大事だと思う私には、与野党を問わず、「財務省の操り人形」である政治家がごまんといるいう視点になるのですが、それはともかく、党内の基盤が弱い若手政治家
日曜日の本棚#45『アメリカの壁』小松左京(文春文庫)【SF界のレジェンドの冷徹な視点は、時代を超越し、私たちの課題を容赦なく突きつける】
日曜日は、読書感想をUPしています。 前回はこちら 今回は、SF界のコンピューター付ブルドーザーとも言われる日本SF界のレジェンド・小松左京先生の『アメリカの壁』です。1977年発表の本作は同タイトルの作品を含む短編集です。 本作は、トランプ大統領誕生のとき、メキシコ国境に壁を作ると公言したこともあり、未来を予測したことで注目されたのだそうです。 壁を作ることを主張する大統領が空想の人物ではないという現代の視点で読むといろいろ興味深い作品でもあります。 作品紹介(文春文
学歴は「ある」人が気にするものなのか、「ない」人が気にするものなのか。【学歴の恩恵を信じるという意味では同じなのかもしれないというお話】
普段、日常生活を送る上で、ほとんど気にすることがないことの一つに学歴があります。 毎日のように仕事で、○○大学がどうのこうのという話をしていていながら我ながらあきれるほど学歴に興味がありません。 ちなみに、勤務塾の塾長の学歴すら気にしていません。担当されている英語のスキルや教授法などは、気になりますが、学歴は全く気になりません。 そんな私ですが、もちろん身近に学歴にこだわる人が存在します。 面白いのと感じるのは、それは、学歴が「ある」人であったり、逆に「ない」人であっ