見出し画像

確率の最大値は、差を取って考えてもよい【福井大2018年】

生徒さんの相談から。

確率の最大値がイマイチよくわからないとの相談を受けました。
知識として、Pn+1/Pnを考えるとよいとは知っているが、しっくりこないというものでした。

そもそもPn+1/Pnを考えるのはなぜ?と聞くと、
さあ?とのこと(^^;

まじめで素直な性格の生徒さんにたまにあるパターンです。
なぜかを考えること、疑うことは決して悪いことではありません。
従順であることは、必ずしも美徳とは言えません。

そのような生徒さんのために、Pn+1とPnの差を取るのでもいいんだよと説明しています(あえてPn+1/Pnの導出はしていません)。

そこで、福井大の2018年の問題をチョイスして解説しています。
((3)もありますが、今回は割愛しています)

(1)は、シンプルに解けますね。

(2)は、あえて差をとって考えています。

から 6-nがカギになるのが見えてきますね。

とすると、大小関係がすっきりします。

そうなると、n=6,7を境に大小が入れ替わるのはわかりやすくなります。

となるのは理解がしやすいかなと思います。

と結論を導けますね。

この解法は、多少計算が煩雑になりますが、理解を重視していくときは、このような解法でもいいのではと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?