オロカメン

今までいろんなSNSなどで書いてきたレビューや感想文などをこちらにまとめてます。映画やアニメなどの映像作品や、マンガ、評論、画集、小説など主に一般書籍なんかを対象に書いています。気まぐれにエッセイやコラム的なのも書きたい。新規の記事も書きますよー。

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◆読書日記.《ジョイス・マンスール『充ち足りた死者たち』》

※本稿は某SNSに2016年9月1日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  ジョイス・マンスールの文章を読んでいるといつも、熟れた果汁の甘酸っぱいような、それでいて蒸れた体臭のような匂いが鼻の奥にむうんと感じられてきて、むせかえるような気分を覚えてしまう。  周囲の空気はまるで酒を含んだかのような濃密さを持ちはじめ、――いつしか心地よい酩酊感に溺れていることとなる。  ジョイス・マンスール(1928~1990)――イギリス生まれの女流シュルレアリストである。

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    • ◆読書日記.《フィリップ・K・ディック『虚空の眼』》

      ※本稿は某SNSに2020年2月17日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  フィリップ・K・ディック『虚空の眼』読了。  ご存知「多重現実の地獄」を描き出すSF界の巨匠。  本書はディックが若干26歳の頃にたった2週間で書き上げた長編小説だそうです!やっぱスゲェなディック……(;´Д`) ディックにしてはかなりシンプルに「SFしてるッ!」手作品ですけど、例のテーマは健在ですねぇ。 <あらすじ> 時は1959年カルフォルニア。  突如ベルモント・ベヴァトロ

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      • ◆読書日記.《加賀乙彦『死刑囚の有限と無期囚の無限 精神科医・作家の死刑廃止論』》

        ※本稿は某SNSに2021年11月7日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  カトリックのクリスチャンであり、犯罪精神医学が専門の精神科医であり、小説家でもある加賀乙彦の論文、随筆、小説を集めた『死刑囚の有限と無期囚の無限 精神科医・作家の死刑廃止論』読了。  20歳代後半に東京拘置所医務部技官となり、フランス留学の後、東京医科歯科大助教授、上智大教授となった精神科医。  そして『帰らざる夏』で谷崎潤一郎賞、『宣告』にて日本文学賞を受賞した小説家でもある。

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        • ◆読書日記.《山口昌男・監修『反構造としての笑い 破壊と再生のプログラム』》

          ※本稿は某SNSに2021年10月31日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  山口昌男/監修『反構造としての笑い 破壊と再生のプログラム』読了。  ……したのだが、本日はレビューを書いている時間的余裕がなかったので、本書については特に気になった所だけについて簡単に紹介するにとどめよう。  本書は『道化の民俗学』にて西洋の「道化」の役割を文化人類学的に説明した山口昌男が慣習となり、様々な「笑い」に関する随筆や論文、対談集などを集めた文集である。  執筆陣は作

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          ◆読書日記.《ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』》

          ※本稿は某SNSに2022年7月24日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』読了。  1899年アルゼンチン生まれの詩人・小説家・作家。  その作品は60年代、ラテンアメリカ文学ブームを牽引し、20世紀前衛文学のリーダー的存在と言われた。  本書はそのボルヘスの中でも最も良く知られた作品集である。 ◆◆◆  本書は17の短編~掌編で編まれている。  前半は1941年に書かれたプロローグの付された8つの短編を収録した<八岐

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          ◆読書日記.《ジェラール・ド・ネルヴァル『暁の女王と精霊の王の物語』》

          ※本稿は某SNSに2021年7月24日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  ジェラール・ド・ネルヴァル『暁の女王と精霊の王の物語』読了。  19世紀フランスの夢と狂気のロマン主義派文学者によるエキゾティシズム溢れる幻想的な物語。  旧約聖書やその他の伝説に出てくるシバの女王と古代イスラエル王ソロモンのエピソードを基にして作られた愛憎劇である。  ソロモンとシバの女王の物語は様々な伝説として残っていて、紀元1世紀の頃の話だろうとされている。  その多くはソ

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          ◆読書日記.《菊石まれほ『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』》

          ※本稿は某SNSに2022年9月23日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  菊石まれほ『ユア・フォルマ 電索官エチカと機械仕掛けの相棒』読了。  本作はライトノベル新人賞の老舗、電撃小説大賞の第27回、大賞受賞作である。  某サイトで「アニメ化してもらいたいライトノベル」として紹介されていているのを見て読んでみる気になった。SFミステリという事で、アシモフの『鋼鉄都市』のファンでもあるぼくとしては、ちょっと気になるタイトルだと思ったわけである。 <あらすじ

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          ◆読書日記.《下谷和幸『マニエリスム芸術の世界』》

          ※本稿は某SNSに2021年4月23日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  下谷和幸『マニエリスム芸術の世界』読了。  1977年初版という40年以上前の古い本だが、内容はなかなか整理されていてスッキリとしたマニエリスム芸術に関する入門書という感じ。  著者の専門は英文学だそうだが、当時も日本の研究者にマニエリスムを詳しく論じる書作が少ないために筆を執ったという。  マニエリスムと言うのはルネサンスとバロックの間の短い時期――ルネサンス三大巨匠の最後の一

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          ◆読書日記.《山田風太郎『戦中派不戦日記』》

          ※本稿は某SNSに2021年11月12日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  山田風太郎『戦中派不戦日記』読了。  本格ミステリや忍法帖などで戦後の大衆文学に大きな影響を与え、晩年もエッセイが注目され「戦後派天才老人」と呼ばれたベストセラー作家の山田風太郎。  その山風が医学生時代の23歳の時、昭和20年という終戦の年の一年間を記録した日記が本書の内容である。  もう抜群に面白い一冊であった。この昭和20年というのは、ただたんにぼうっと生きていてもドラマ

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          ◆読書日記.《山田風太郎/原作・勝田文/画のマンガ『風太郎不戦日記』全3巻》

          ※本稿は某SNSに2021年11月9日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  山田風太郎/原作・勝田文/画のマンガ『風太郎不戦日記』全3巻読みましたよ~♪  本書は小説家・山田風太郎がまだ医大生だった23歳当時(昭和20年)の1年間の日記を昭和48年に『戦中派不戦日記』として刊行したものを原作とした漫画化作品である。  後に「戦後派天才老人」と謳われた天才作家の青年時代の記録。  念のため補足説明しておくと、山田風太郎とは戦後に学生をしながら探偵小説文壇に

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          ◆読書日記.《ダレル・ハフ『統計でウソをつく法 数式を使わない統計学入門』》

          ※本稿は某SNSに2022年9月19日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  ダレル・ハフ『統計でウソをつく法 数式を使わない統計学入門』読了。  著者のダレル・ハフは大学には属していないものの博士号を持ち、社会心理学・統計学・心理テストなどを研究していた人だという。  本書の翻訳者は「訳者あとがき」にて、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスにおける統計学の代表的学者R・G・D・アレンの講義を受けた際、真っ先に「諸君はまず、この本を読んでみることだ」と言って

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          ◆読書日記.《マルティン・ハイデガー『存在と時間』(岩波文庫版)上中下巻+副読本1冊――シリーズ"ハイデガー入門"9~12冊目》

          ※本稿は某SNSに2020年9月5日~10月22日のあいだに投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。 <2020年9月5日> ハイデガー研究の9冊目にして本丸と目していたハイデガーの『存在と時間』上中下巻を、やっと読み始めた。  今回はこの『存在と時間』の副読本として、アメリカのノーザン・イリノイ大学哲学科主任教授マイケル・ゲルヴェン教授による注釈書『ハイデッガー『存在と時間』註解』を並行して読む事とする。  ゲルヴェン教授の本はアメリカでも訳書が出回りだした頃に

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          ◆読書日記.《古東哲明『ハイデガー=存在神秘の哲学』――シリーズ"ハイデガー入門"8冊目》

          ※本稿は某SNSに2020年9月4日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  古東哲明『ハイデガー=存在神秘の哲学』読了。  広島大学大学院教授であり哲学者の著者によるハイデガーの思想の解説本。  これの内容は「入門書」とは若干違っているようだ。あくまで著者によるハイデガー思想の独自解釈・独自展開を志向するものらしい。 ◆◆◆  ハイデガーの言い回しは非常にややこしくて持って回ったような言い方をしていて、ハッキリと物事を言わない。  それは時として「山師では

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          ◆読書日記.《細川亮一『ハイデガー入門』――シリーズ"ハイデガー入門"7冊目》

          ※本稿は某SNSに2020年8月23日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  細川亮一『ハイデガー入門』読了。  著者はドイツ、アメリカに留学して哲学を学びハイデガー全集の翻訳も行っている根っからの哲学研究者。九州大名誉教授。  その著者が本書の入門書として取ったスタンスとは「ハイデガーを読まずとも『存在と時間』の内容が分かるハイデガー思想の要約」ではなく「ハイデガーを読むための準備」にあった。  という事なので本書ではハイデガー思想の全てを網羅しているわけ

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          ◆読書日記.《木田元『ハイデガー拾い読み』――シリーズ"ハイデガー入門"6冊目》

          ※本稿は某SNSに2020年3月6日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  木田元『ハイデガー拾い読み』読了。  タイトルは軽いが、けっこう内容は充実したハイデガー解説書。「 「ハイデガーの文章は難渋で分かり難いが、講義録のほうは噛んで含むような丁寧さで面白い」と主張する著者が、ハイデガーの講義録の面白さを解説する1冊! ◆◆◆  ハイデガーの主著と言えば何といっても出版当時多くの人間に読まれ、後の実存主義哲学者に多大な影響を与えた『存在と時間』だろう。

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          ◆読書日記.《木田元『ハイデガーの思想』――シリーズ"ハイデガー入門"5冊目》

          ※本稿は某SNSに2020年3月1日に投稿したものを加筆修正のうえで掲載しています。  木田元『ハイデガーの思想』読了。  実に分かり易い平易な解説と実に手際のよい纏め方で優れたハイデガー入門書だった。  本書はハイデガーの生涯を順に追いながら、その思想の変遷を解説するというスタイルのハイデガー思想の入門書。  分かり易さは竹田青嗣の『ハイデガー入門』に匹敵しそうだが、情報量は竹田さんのほうが優るか。  木田さんの特徴はハイデガーを「アリストテレス学者」であり「哲学史

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