◆読書日記.《高木光太郎『証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う』》
<2023年12月30日> 高木光太郎『証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う』読了。
非常に読みやすくてシンプルな内容ながら、多くの示唆に富む、法廷のおける「人の記憶」についての心理学。
犯罪の容疑者や事件の目撃者などの証言は、しばしば実際に起こったものとはかけ離れた内容であったりする――というのは、犯罪学などでも昔から良く知られたものだが、本書はそんな証言者たちの記憶違いは何故起こるのか?間違った証言で冤罪事件を巻き起こさないためにはどうすればいいのか?という問題