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読書日記

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読んだ本のレビューや感想文を載せています。
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記事一覧

◆読書日記.《飯田隆『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』》

<2023年5月4日>  飯田隆『ウィトゲンシュタイン 言語の限界』読了。  自分の中で…

8

◆読書日記.《中村昇『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』》

<2023年4月8日>  中村昇『ウィトゲンシュタイン、最初の一歩』読了。  自分の中で…

オロカメン
4週間前
9

◆コラム.《隙間時間に読めるお気に入り本の紹介・その2》

 前回の「その1」のコラムで、俳句の夏井いつき先生の『絶滅寸前季語辞典』の説明をさせて…

オロカメン
1か月前
9

◆読書日記.《岡田雅勝『人と思想76 ウィトゲンシュタイン』》

<2023年4月1日> 岡田雅勝『人と思想76 ウィトゲンシュタイン』読了。  自分は毎年…

オロカメン
1か月前
13

◆読書日記.《E・H・カー『歴史とは何か』》

<2024年3月23日>   <総評> エドワード・ハレット・カー『歴史とは何か』読了。…

オロカメン
1か月前
4

◆短評集・その1

<前口上> 昨年あたりからこの「note」にUPしている文章の分量を意識して長くしている。 …

オロカメン
2か月前
10

◆読書日記.《高木光太郎『証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う』》

<2023年12月30日> 高木光太郎『証言の心理学 記憶を信じる、記憶を疑う』読了。  非常に読みやすくてシンプルな内容ながら、多くの示唆に富む、法廷のおける「人の記憶」についての心理学。  犯罪の容疑者や事件の目撃者などの証言は、しばしば実際に起こったものとはかけ離れた内容であったりする――というのは、犯罪学などでも昔から良く知られたものだが、本書はそんな証言者たちの記憶違いは何故起こるのか?間違った証言で冤罪事件を巻き起こさないためにはどうすればいいのか?という問題

◆読書日記.《数土直志『誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国資本とネット配信が…

<2023年12月18日> 数土直志『誰がこれからのアニメをつくるのか? 中国資本とネッ…

オロカメン
4か月前
16

◆読書日記.《ロビン・ベイカー『精子戦争 性行動の謎を解く』》

<2023年12月13日> ロビン・ベイカー『精子戦争 性行動の謎を解く』読了。  本書…

オロカメン
4か月前
3

◆読書日記.《エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』》

<2023年11月15日> <本書の概要と著者エーリッヒ・フロムについて>  エーリッヒ…

オロカメン
5か月前
18

◆読書日記.《辺見庸『私とマリオ・ジャコメッリ』》

<2023年10月18日> 辺見庸『私とマリオ・ジャコメッリ』読了。  本書は作家・ジャ…

オロカメン
6か月前
9

◆読書日記.《宮本常一『庶民の発見』》

<2023年10月3日>宮本常一『庶民の発見』読了。  農民の出で、農民と生活を共にしな…

オロカメン
7か月前
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◆読書日記.《大芦治『心理学をつくった実験30』》

<2023年9月14日> 大芦治『心理学をつくった実験30』読了。  西洋思想の認識論的…

オロカメン
7か月前
9

◆読書日記.《桂幹『日本の電機産業はなぜ凋落したのか』》

<2023年7月31日> 久しぶりに趣味で作ってるエピグラムをひとつ。  実際、むかし真剣に「失敗学」をマネジメントに導入してはどうかと提案書を作ろうと失敗学関連の書籍を集めて読んでいた時期があった。  が、失敗学は日本の企業ではマネジメント的にはあまり人気が出ないとすぐに諦めてしまった。  まず何よりも、社内からケーススタディとしての具体的な失敗ケースがまったく採取できなかった。  どのチームが失敗したとかどの事業部の失敗だったのかとか、そういう具体名を伏せる前提で