1984年

こうして監視社会は始まった(上)

小説が現実に

 ジョージ・オーウェル(イギリス)の『1984年』(1949年刊)という有名な小説がある。

「1984年、警察がテレスクリーン(テレビとビデオカメラが一体化した装置)を使って国民の行動を監視し、思想からセックスに至るまで管理している」という設定で物語は始まる。

 その非人間性に主人公らが反抗をくわだてるが、警察の強大な監視網から逃れられず、救いのない結末を迎える。

 このよう

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「本歌取り」

人力舎所属のお笑い芸人、ゆってぃのネタに「ワカチコ、ワカチコ!」というフレーズがある。
はじめは、全く意味が分からなかった。何か意味のない、語感が面白いワードをただ叫んでいるだけなのだろう、と思っていた。

謎のフレーズ「ワカチコ」には、元ネタがあった。

少年隊の『デカメロン伝説』という曲だ。
イントロで、「ワカチコン!」という音声が挟み込まれている。
その音声を真似しているのが、ゆってぃの「ワ

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嬉しいです~
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"REASONABLE"

~これは小説などではない。必ず具現化される未来の公約である~

【あらすじと設定資料】※この設定を基にぜひともご自身の手で未来を占ってみてください。そこにきっと大きな発見があるはずです。
 
 本逸話では全人類の集合知を越えて、自身での再生産を創めた超知性が統治するポストシンギュラリティにおいて、文明の栄華が銀河の隅々までいきわたることが確実視されたその時点から歴史を振り返る回顧録です。

 一人

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「昔のSFは今の現実」

1時間、1日、1週間、1ヶ月、1年。

日々誰もがある程度、先を予測して行動していると思うけど、

日本や世界、などの大きな流れまで予測しているだろうか。

日本や世界のことをみると、何だか個人的に影響が少なくリアルに感じれないかもしれないけど、

大きな流れがあってはじめて1年やそれより小さな流れがあるんだから、そこに目を向けることは大切で予測するべきこと。

そして、大きな流れを予測するには日

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マジ大吉
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「権力」とは「情報」である?

▼そろそろ多くのネットユーザーが気づいているのではないだろうか。ネットで目にする広告が、自分好みに「カスタマイズされすぎている」ことに。映画の「マイノリティ・リポート」も真っ青の時代に、すでに突入していることに。

とくに個人情報をビジネスに使いまくっている代表格がフェイスブックだ。2018年の3月には8700万人の、9月には5000万人の個人情報がフェイスブックから流出していたことが報道された。

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絶罪殺機アンタゴニアス #5

前 最初

 一歩、踏み出す。足元で黒紫の勁気が炸裂し、鋼板が花めいてめくれ上がる。
 一歩、踏み込む。全身の経脈を昏く熱いエネルギーが循環し、神経をやすり掛けしてくる。
 ただ前に駆け出すというだけで、それは威力を帯びた震脚となり、地下の「何か」から不浄なる力を汲み上げてくる。
「俺たちは……」
 体重の移動と同期して拳銃を突き出し、発砲。扼殺される赤子の断末魔にも似た金切り声が上がり、銃口の先

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ありがとう!
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