ShinyaOgiwara

なんで西麻布にはくるぶし出す男が多いんだろうね、みたいなどうでもいいことを考えながら普…

ShinyaOgiwara

なんで西麻布にはくるぶし出す男が多いんだろうね、みたいなどうでもいいことを考えながら普段は絵を描いています。

最近の記事

正しく生きてちゃ欲望を忘れちゃうよ

正しく生きてちゃ、欲望を忘れていく。 正しく生きてちゃ、頭で考えて決めようとしちゃう。 正しく生きてちゃ、ドキドキする方を選べなくなる。 正しく生きてちゃ、無難で失敗しない方を選んじゃう。 いまジョージ・オーウェルの『1984年』という小説を読んでいる。まだ半分を過ぎたところ。 冒頭に書いたことは、その小説を読みながらメモしたこと。 小説が良すぎて、いろいろ考えたので文章を書く。 『1984年』は、独裁政治によって行動のすべてが監視された社会を描いたSF小説。 1984

    • 楽しかった夜のことは、次の日にはもう思い出せない

      もう何か月も前のことなのだが、中国人の女の子に恋をした。 この絵はその時ことを描いた絵だ。彼女は日本語が話せない子なので自分の文章なんて読んでるわけないと思い、この絵のことについて書こうと思う。 その子と出会ったのはバーの喫煙所。すごい美人な人がいるなーと思って話しかけたら、向こうも自分に興味を持ってくれて、そのままSNSを交換した。 とはいえ冒頭でも言ったように彼女は英語と中国語を話す子で日本語が話せない。自分の英語はそこまで流暢ではないので、めちゃくちゃ話が盛り上がっ

      • オススメの映画や本を観る気になれない

        日常的に聴くPodcastの中に映画評論家とかカルチャー雑誌のライターみたいなひとが映画や本を紹介しているような番組がある。 作品を面白く紹介してくれるので、時々そういった番組を聴くことがあるんだけど、なぜかそこで紹介されている作品を観ようと思えないことが多いんだよね。 なんでかっていうと、映画評論家とかカルチャー雑誌のライターみたいなひとのおススメって、その作品の良いところを説明しきっちゃう。まあそういう人たちの作品説明はすごく詳細に分析されているからそれはそれで面白いん

        • 最近作った新作と、そのきっかけになったベルリンのクラブでの攻防戦

          新しい作品を作った。WELCOME MENと書かれた看板めがけて、たくさんの男の子たちが女の子に近寄るんだけど、女の子はその男の子たちを、仕掛けた罠でぶっ殺しちゃうっていう絵。 男の子はすぐ女の子を狙っちゃう「はやとちり」な男の子たちで、女の子は「仲良くしてあげるけど大事なところには入れさせないよ」っていうガードの高い女の子を描いている。この作品が出来上がるまでに考えたことを、いろいろ書こうと思って今PCに文字を打っている。まずは、この作品のアイデアのきっかけになったベルリン

        正しく生きてちゃ欲望を忘れちゃうよ

          東京のパーティには魔物がいる気がする

          先月ロンドンで展示をして帰ってきてからもう1か月が経つ。だが、帰ってきてからというものの、自分が今まで生まれ育ってきた東京という街に対して、これまでとは違った見え方がする。最近はそんな話を友達とよくしているんだけど、今日はその中で一番感じたことを文章に残しておこうかなーと思う。 おれがロンドンから東京に帰ってきて一番感じたことは、パーティのような社交場の雰囲気の違いだ。 東京のパーティは、仲の良いグループ内では盛り上がってるんだが、その外側の人が仲良くなろうとするとめっちゃ

          東京のパーティには魔物がいる気がする