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東京のパーティには魔物がいる気がする

先月ロンドンで展示をして帰ってきてからもう1か月が経つ。だが、帰ってきてからというものの、自分が今まで生まれ育ってきた東京という街に対して、これまでとは違った見え方がする。最近はそんな話を友達とよくしているんだけど、今日はその中で一番感じたことを文章に残しておこうかなーと思う。

おれがロンドンから東京に帰ってきて一番感じたことは、パーティのような社交場の雰囲気の違いだ。
東京のパーティは、仲の良いグループ内では盛り上がってるんだが、その外側の人が仲良くなろうとするとめっちゃ警戒感がある気がする。

最近行ったパーティの写真、たまたま撮ってた


たとえば東京でパーティに行くとき、だいたい一人で来ている人って少なくて、複数人の仲いいグループで来ていると思う。そこにおれが1人で喋りかけにいくと、なんだか言葉にできない警戒感を感じるというか、そもそもグループの外側の人と話そうっていう気を感じないことが多い。もしくは、話す気はあったとしても、関心がないような素振りをされたりする。
一方でロンドンに行ったときはそうじゃなくて、グループで来ていたとしてもその他に気になる人がいれば喋りかけに行くし、1人で喋りかけに行っても受け入れてくれる雰囲気があった。
だからおれはロンドンから東京に帰ってきたとき、コミュ力最強になった気分で帰還してきた。ロンドンで自分から話しかけて色んな人と仲良くなった経験をしたから、「このロンドンマインドがあれば、東京に帰ったら、初対面の人にもどんどん話しかけられちゃうぜ~~」とか思って東京に帰ってきた。だけど、それは錯覚だったみたい。いざ帰ってきて1か月過ごしたが、全然無理。
やっぱり東京の社交場だと、誰かの紹介とかじゃないと他の人に話しかけるハードルが高い。何かが違う。何かよくわからない魔物が生息している。

また行きたいなロンドンのクラブ

最近までこの魔物がなんなのかホントに分からなかったんだけど、最近になって正体らしきものが見えてきたきがする。
それは、東京だと他人と全然目が合わないってことだ。ロンドンでは他人とよく目が合っていた。しかも目が合ったときに、こっちに微笑み返してくれることが多かった。これは社交場に限らず電車の中とか街でもそう。
だからロンドンの社交場とかパーティでも、話したいなーと思った人がいたら自然と目が合うから、話していいかも!と思えるから話しかけられた。
だけど東京だと全く人と目が合わない。他人と目が合いそうになったらほとんどの人は反らす。だから、社交場でも知らない人とは全然目が合わないから、それが話しかけちゃいけないオーラとなってその場を取り巻いていると思う。

1人でパーティに行った時とか一番ヤバい。周り全員と全く目が合わないから、「おれという個体の存在は、この場に認識されてないんじゃ??」と錯覚してしまうくらいだ。
だから一人でパーティに行くのとなるとめちゃくちゃ億劫で、誰かを誘いたくなるんだと思う。

もっと目を合わせていこうぜ東京人たちよ~~~~~笑
そしたらもっとみんな仲良くなれるぜきっと~~~笑

宇多田ヒカルも「DISTANCE」の曲の中で「いつの日かDistanceも抱きしめられるようになれるよ」って言ってるわけだしさ~~~


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