近現代文学

文学の世界

大学で文学の授業を選択しています。最初は5教科の中で国語が一番得意だから、簡単に授業の内容も理解できるのでは?という思いと、単純に好きだからという思いで選択しました。 文学と言っても、明治時代以降の近現代文学とメディア技術などとの関わりを学ぶ授業です。文・人間・技術の掛け合わせか…

文学を雑に読む②『高瀬舟』

読書家にも森鴎外は忌避する人が多いとな。 たしかに、大概の作品は読みにくい。 文章が I'mインテリ感のゴリ押しで腹立たしい時はある。『山椒大夫・高瀬舟』(新潮文庫)の文庫本も76ページが注釈というイカれ具合。 高校でやった『舞姫』も授業なしで自分で読めと言われたら頓挫していたに違いない…

文学を雑に読む①『門』

あたくしは大学の国文学科に属しながら、自分の好きな類の本しか読んで来なかったため、一般的な名作に疎い。そこでこれから読んだ作品の直後の感想とあらすじを、大学から学籍を除名されかねないぐらいに雑に、浅く、短く、書いていこうと思う。読んだ記録用に。 カスみたいな記事だが、目を通した方…

つれづれ読書

こんにちは、タケです。 いっしょに過ごす友達などという存在はいないので、今日も遊びに行ったりはしませんでした。 友達がいないと、自由時間をすべて自分のために使うことができます。 私はついついSNSやネットサーフィン、実家とのやりとり、バイト探しなどに時間を費やしてしまうので、ブルー…

男目線の恋愛——『恋愛学で読みとく文豪の恋』を読んで

 森川友義著『恋愛学で読みとく文豪の恋』(光文社新書、2020)を読んだ。  日本の「文豪」が著した近現代の10作品から、恋愛をテーマに「恋愛学」的に分析したもので、漱石の『こころ』、鴎外の『舞姫』などスタンダードなものから村上春樹の『ノルウェイの森』までが取り上げられている。 …

「人間失格」状態の正当化論

 太宰治による中編小説『人間失格』(以下,本作と称す)の売上は,新潮文庫版だけでも累計発行部は670万部を越えており(1),その堂々たる人気ぶりから,本作は国民的に読みつがれている小説だということが分かる。そして,本作の脱稿から一ヶ月後,著者である太宰治は玉川上水にて入水自殺を図り…