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8月28日 読書会報告

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

8月28日の午後に開催した「東亰讀書倶樂部」読書会の報告です!

今回はリピーターの方が1名、新規の方が4名の合計6名で神保町散策と読書会。最近雨が続いておりますが、散策時は雨が上がって運がいいと安堵してます。今回はビジネス書から小説、近現代文学に哲学、宗教とまるで神保町の本棚のように多種多様な本が集まって、みんなで「好き」を語る場になりました♪

リピーターで楽しく本を語るのも楽しいですが、世界を広げるにはやはり新しい風が必要だなとつくづく思う会でございました。

読書会終了後に撮影

・紹介して頂いた本


夏目漱石「こころ」岩波文庫
高校時代の教科書で読んだ名作。岩波文庫版だと小説家 古井由吉さんが解説をしており、「悲惨な話というよりはどこか温かみがある、会話の中に明治時代の温かみがあった」「つらいのはわかるけれども、死ぬ理由にはならない。きっかけではあるが、理由にはならない」など、なるほどそのような捉え方もあるのだなと思う。

アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」早川書房
オーエン夫妻の食事会に呼ばれた10人の参加者、しかし食事会に夫妻が現れることはなく、「一人一人の罪をはらさねばならない」という音声だけが流れる。そして、10人はバタリバタりと殺されていくが、果たして「誰もいなくなった」のならば、誰が犯行に及んでいるのか…。綾辻行人さんの「十角館の殺人」に影響を与えた作品。

近内悠太「世界は贈与でできている」News Picksパブリッシング
「先代から受け継いだものを、未来の人たちに受け継いでいく」贈与論という考え方がある。資本主義においては、ギブアンドテイクや等価交換などは文脈として正しいけれども、人はそういうものだけでは繋がっていない。”資本主義の「すきま」を埋める倫理学”として近年話題の考え方。

アニータ・ロディック「BUSINESS AS UNUSUAL」トランスワールドジャパン
イギリスの実業家 ザ・ボディショップの創業者の本。開業当時、石油系の化粧品などを売り出すことに疑問を持った創業者が、今までの常識を疑うことで規模を拡大していった。タイトルの通りビジネスは常識ではない、ゆえに今まで常識だったものを疑うところに勝機はあるか。

次回の読書会は、9月4日(日)の午前に開催です。ご興味ございましたら、コメントにてお待ちしております(笑)
皆沢に会えるのを心よりお待ちしております(*^^*)

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