EMDR体験記〜Part8〜再びアトモキセチン増量。トラウマの傷口を広げた日〜
こんにちは、CPTSD(複雑性PTSD)と解離症の悪化によりEMDRを受けることになった芸術家になりたい現在大学休学中&精神疾患拗らせ中(発達障害、CPTSD、解離症、摂食障害、アルコール乱用等々)のHarunaです。
今回の内容はEMDR8回目の話です!
今回も薬の調整がありました!笑
カウンセリング内容としてはトラウマという傷口をかっ広げる様な話をしました…。頑張りました…。
私が何故EMDRを受ける事になったのか、その詳細と体験記Part1~は過去に書いた記事があり、マガジンにまとめております。是非併せてご覧ください。
Part8
祖母の自殺という衝撃的な事実を思い出し主治医に伝えてからはや1週間。もう通院の日が来た。
今回の前半は再び服用中の薬の相談をし、後半は先週の最後の最後に質問されたこれらの記憶(部活、習い事、家庭内のバランスの乱れ)で、主にフラッシュバックした際に思い出す部分、辛い部分、脳内で過ぎる場面についての質問の続きという様な形で、トラウマ時期の個人的感覚や辛さの順位などについてお話しをしてきた。
服薬の変更
なんだ先週も薬を変更していたではないかと思ったそこの諸君。少し待ちたまえ。
最初に言ってしまうと、今回の変更は更なるアトモキセチン(ストラテラ)の増量と頓服で服用している抗不安薬の変更である。
ADHD対策としてストラテラを服用初めてからしばらく経つ。地元に戻り今の主治医に変わってから正式に発達障害の診断を受け服用しはじめた。
引用にあるようにこの薬は徐々に増量し、1日80〜120mgで維持する薬である。今まではまだ増量段階であり、ようやく今回から基準値の最低ラインである80mgに到達し服用する事となった。
また頓服で貰っていた薬も多少変更になった。
前回の記事では頓服でもらっているのは抗不安薬1種類と漢方薬と述べた。
今回からは抗不安薬はそのままで、漢方薬を変更して貰った。今回からはリスペリドン(リスパダール)と以前からも使用しているロラぜパムの二刀流という形になった。
EMDRの続き・トラウマの掘り下げ
今回のEMDRカウンセリングは、前回の最後の最後でも少しやったトラウマの掘り下げや位置付けだ。いつの記憶が一番苦しいのか。どの様に苦しいのか。またそのランク付けのような事を行った。
主治医からの質問
フラッシュバックするトラウマ一つ一つについて詳細に質問された。私は複雑性PTSDで、一つの出来事がトラウマというよりかは、複数あるトラウマが絡れ合い苦しいという感情になっている。それらの出来事をどれから眼球運動により処理していくのか決める為、また処理する際に必要な事柄である為の質問なのであろうと推測している。
今回は特にトラウマ時期の詳細な感情面についても聞かれた為、とても辛い回であった。全ての質問を覚えているわけではないのだが、とても辛く印象に残っている質問があるので書き残しておく。
「続きを始めるね」
と言い、主治医は本のような資料集のようなものを持ってきた。
主治医はその本のような資料集のようなものの、とあるページを私に見せてきた。そこには、フラッシュバック時の感情を大きく4つ程に分類し(無力感、自責感、etc.)その感情に沿ったフレーズ(私はこうなってしかるべき存在だ、私は愛されなくて当然の人間だ、etc.)が書かれてあった。実に様々なフレーズが連なっていたと記憶している。
「頻繁に思い出すトラウマはどの分類に近いかな?自分がしっくりくるようなフレーズとか。」
と聞かれ、私は数あるフレーズを1つずつ眺めてみた。
関係ないのだが、トラウマのフラッシュバックと一言に言っても実に多彩な感情とフレーズがあるものなのだなと勝手に少し感動してしまった。
「これはそんなに思っていないです。あーこれは少し近いかも、です。」
などとあーだこうだ言っていた時、急に視界に飛び込んできたフレーズがあった。それは、
「私は欠陥品である」
というフレーズだ。
このフレーズを見つけた瞬間、私の鼓動が早くなったのを感じた。
「あっ、私は欠陥品である…。あーこれが一番しっくり、きます、かね。」
と言葉として主治医に伝えたと同時に、胸の奥から涙が溢れてきた。
(涙は涙腺から出るんだぞ、という当たり前のツッコミはよして下さい笑例えです例え。笑)
しばらくの間抗えない苦しさに襲われ診察室で涙を流しながら固まってしまっていた。眩暈がする程の強烈なフラッシュバックをした。
バシッと心も体もトラウマ時期にタイムスリップした。ピントが過去に向けられた。感情が囚われ乗っ取られたような、ジャックされたような、そんな心地。
私は今までのEMDRカウンセリングで、涙を流したことは無かった。
トラウマ時期を口にするのは勿論苦しかった。しかし、解離が起こっていたのか、自分の事を伝えているにも関わらずどこか他人行儀のような感覚があり、診察室内で取り乱すことは無かった。
しかし今回は無理であった。
感情が溢れ呼吸も涙も抑えることが出来なかった。
「泣いて当然だよ。こんなにトラウマのど真ん中をずけずけと聞いているんだから。」
「トラウマを話すことも出来ない人もいる中、今こうして向き合おうとしてあなたはとても偉いよ。すごく頑張っていると思うよ。」
主治医の言葉で現実に帰ってくることができた。
暫くの間、感情は取り乱したままだったが、私の心の奥底にいる強烈な苦しさの正体が少しわかったように思えた。
そして、フラッシュバックのトリガーとなるものたちの特徴や、銃口から溢れ出る「私は欠陥品である」という強烈な感情がある事にも気が付くことができた。
他にも質問されたことはあったのだが、私にとっての強烈なフレーズとそれにより乱された心身のせいであとはちゃんと覚えていない笑申し訳ない。
まあ今回はそんなこんなでトラウマの傷口を開くような作業でした。とても頑張りました。
〆
最後まで見てくださった方ありがとうございます。
いやー苦しかったですね笑今回は特にキツいカウンセリングでした。
皆さんにとってどのようなフレーズがトリガーになりますか?
私は上記でも言ったように「私は欠陥品である」というフレーズが一番心に刺さっております。推測なのですが、私のトラウマ時期は部活での叱責や習い事の挫折から、強烈な劣等感や自己卑下的感情が棲みつくようになったのではと思っております。そこから「私は欠陥品である」という言葉に繋がったのではと思いました。ずっと抱いていた感情ではあったのですが、改めて口にするとより実感してしまうというか、「私は欠陥品である」という思考になっている自分がいる事にも悲しく思ったりします。
今回のカウンセリングでは漠然とした劣等感や虚無感の絡れを少し解く事ができたのではないかと感じております。
今回もこんなたらたらとした日記を見てくれてありがとう!次回以降も受けたら体験記更新するね!苦しくて逃げたくなっておりますが、逃げずに来週も頑張ります!泣
少しでも参考になったら♡とfollow是非お願いします!
(記事投稿されている方やシンパシーを感じた方は積極的にフォローバックさせて頂きます!)
以上。
Haruna.
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