泉宮 陽景

エッセイを書きたい人。オタクかもしれん。

泉宮 陽景

エッセイを書きたい人。オタクかもしれん。

最近の記事

夜のお散歩

最近、夜の散歩にハマっている。なぜ夜なのか、それは最近まで昼なんてとんでもないほどに暑すぎて歩きたくなかったからだ。特別何かイケてる理由があるわけでもなく、自分の身を案じてのことだった。 ただ、この夜の散歩、やってみると結構自分に合っていることに気づいた。 まず、先ほども挙げた通り涼しい。最近は突然気温が下がったため半袖だと寒くて快適ではないが、何か羽織ればきっと風も気持ちよく感じるだろう。 そして、人が少ない。私自身人が得意なわけでは無いので、そもそも知らない人間を見

    • 大好きなタピオカとの別れ

      行きつけのタピオカミルクティー屋さんが閉店することを知ったのは、いつも通り店にタピオカミルクティーを買いに行った時だった。今月末でこの店舗は閉店します。そうチラシに文字が並んでいたが、何を書いているのか認識するのを頭が拒否していた。 私がタピオカミルクティーにハマったのは、テレビでタピオカの四文字を見ることがほとんどなくなった昨年の夏。それまではミルクティーも好きではないし、タピオカってなに?と言っていた私だったが、最寄りのイオンにタピオカミルクティー屋があると知って「一度

      • お小遣い

        我が家はお小遣い制ではない。私は現在収入がないため、欲しいものを両親から許可された後に購入する。と言う方式だ。お小遣いをテーマに文章を書こうと思い立ったのは来月からは私が収入を得ることができるようになるからで、お金を趣味に気兼ねなく払えるようになってからではお金への見方が今とは変わっていくのではないかと確信に近い予想をしているからである。 さて、両親からお小遣いをもらっていない私が「お小遣いをもらう」と言う経験をするのは親戚にあった時だけである。三週間ほど前も鹿児島にある祖

        • 苦手な食べ物【野菜】

          私は一部の野菜が嫌いだ。嫌いなのと同時に苦手でもある。順序を正しく書くと、苦手だから嫌いになった。調理法次第では食べることができる野菜があったり、全く食べられない野菜もある。 例えば、ミネストローネに入っているコトコト煮込まれてトロトロになっているキャベツやニンジン、ブロッコリー、玉ねぎは食べることができる。逆にそれ以外に野菜を食べる方法が無いため、毎日ミネストローネを食べている。味噌汁の名前を出しても無駄である。私は愛知県民のくせに味噌汁が苦手なのだ。 あとは山菜の天ぷ

        夜のお散歩

          名古屋駅で博多ラーメンを食べた話

          私はラーメンが好きだ。とは言っても熱心に食べ続けているわけではなく、ラーメン屋を見つけた時にちょうどお腹が減っていて、ちょうどラーメンを食べたい口だった時にラーメンを食べる。だから、この文章の書き初めとはニュアンスが違うため文章も違うかもしれない。書き直すならば、「好きな食べ物にラーメンがある」くらいの熱量だ。ただし、書き直すほどでもないため書き直すことはせずに進めていく。 そんな私だが、ここ二ヶ月ほどずっと行きたいラーメン屋があった。それが「一風堂」だ。博多ラーメンのお店

          名古屋駅で博多ラーメンを食べた話

          創作物苦手人間、食わず嫌いが一転興味を持つ。

          さて、本を読むのが苦手で好きな人の本でも読まないという文章をあげたのがほんの数週間前だが、そこから私自身の考えが変わり、最近は本を読む欲求が出てきている。 作家自体が大好きで本を読みたいのに苦手意識によって読めなかった加藤シゲアキ氏の作品を少しづつ読み進め、最近はそれ以外の本も読もうと画策しているのだ。 とは言っても小説を突然読めるようになる訳もなく、興味のある分野。哲学や心理学の本や語彙をまとめた本を少しづつ読もうとしているところだ。 予定調和な勧善懲悪話が好きなのは

          創作物苦手人間、食わず嫌いが一転興味を持つ。

          晴天の中で雨の話(短文)

          雨の日は憂鬱だ。雨が嫌いなわけではなく、むしろ好きだ。大雨に傘もなしで降られてびちょびちょに濡れながら水たまりに足を突っ込んでグジュグジュになった靴の感触を楽しみたい。ただ、雨の日にそんなことをしたら服が濡れるとか、なんか良くないことが起きる気がして欲望に素直に従うことができない。だから憂鬱だ。 傘を差すことは嫌いだ。そもそも手に何かを持つことが嫌いで、買い物もリュックサックを背負ってその中に購入品を入れたい。傘を差すなら一ミリも濡れたくなくて、それもストレスで。雨の日は荷

          晴天の中で雨の話(短文)

          日帰りで東京に行った話

          昨日、母と二人、日帰り東京旅へ行ってきた。旅、というには少し目的地が少なすぎるか。というのも、好きなアイドルグループであるNEWSのポップアップストア『NEWSpace』に行くために東京の大都会へ出てきたのである。それが開催されているのはラフォーレ原宿。あまり知識のない私も名前は知っているほどの有名な建物だ。、事前に調べたところによると服屋さんやおしゃれな店がある建物であるらしい。とは言っても名前を知っているだけ、入っている店の名前をざっと見ただけなので(少し)田舎者の私はウ

          日帰りで東京に行った話

          夏は暑いという話

          今年の夏は暑かった。本当はその書き出しで始めたかったが、九月になって九日が過ぎても最高気温は三十度を超え、予報によると九月十七日の最高気温は三十四度にもなるらしい。このようにまだまだ夏が終わる気配はないが、もう九月なので一旦今夏について文章を書いておくことにした。 今夏は先ほども書いた通り、平年より暑かったらしい。私は毎年外にほとんど出ないため暑さの違いはわからなかったが、ニュースでもSNSでも一言一句同じ文章ではないが暑さに気をつけろという警告が並んだ。それを見た私は例年

          夏は暑いという話

          宮崎に行った話

          九月の三日から四日と、一泊二日で宮崎旅行をしてきた。なぜ宮崎なのかといえば、祖母と兄のいる鹿児島から私と父母を含めた5人で旅行をしようということになり、祖母は九十歳の高齢なので近場の宮崎で。ということになったのだ。とは言え優柔不断な人間しかいない我が家なので近場ということが決まった後も肝心の旅行先はうまく決まらず、結局父の「綾で酒を買いたい」という一言で宮崎旅行となった。ちなみに、前日に祖母の疲れが溜まっているということを考慮して結局四人での旅行となったのでここからの文章には

          宮崎に行った話

          スタバについての話

          私は今、中部国際空港にいる。あだ名を「セントレア」という愛知県にあるとても大きい空港だ。なぜそこにいるかと言えば、祖母と兄が住んでいる鹿児島県へ一週間ほど泊まりに行くためである。その旅行の話は後々文章にするとして、今文章を書き始めた理由はというと、そのセントレアの中にあるスタバでカフェモカを買った私がスタバの話をしたかったから。というものであり、別にセントレアは特に関係ない。なお、この文章は空港のアナウンスやエスカレーターの音声が流れ続け情報の渋滞が起きている場所で書いている

          スタバについての話

          文章の一人称を変えるという話【短文】

          私は文章を書く際の一人称を変えることにした。今書いた通り「筆者」から「私」に変えたのだ。 読者の皆さんは「わたし」と読むのも「わたくし」と読むのも自由だ。私自身、どのように読むのかは決めていない。というのも、一人称を変えたきっかけが「父にアドバイスを受けた」というものだからである。父は私と比べて間違いなく文章をよく読んでいる。そんな人間に変えた方がいいと言われたら変える一択である。私自身、全くこだわりなく「筆者」という一人称を使っていたのだ。 と、いうわけで一人称を変える

          文章の一人称を変えるという話【短文】

          修学旅行でディズニーへ行った話

          筆者の中学三年時の修学旅行は二泊三日の東京旅だった。ディズニーランドはその二日目に予定されていて、同級生も筆者自身も皆それが修学旅行1番の楽しみだった。東京ディズニーリゾートは千葉にあるが、14、5歳のほとんどの生徒にとってそんなことはどうでもよく、東京旅行の目玉だったのだ。 筆者は絶叫マシンがとても苦手だ。内臓の浮く感じもそうだし、そもそも非常にビビリなので恐怖心が襲う。映像を見ながら椅子が動くタイプの絶叫マシンもどきは乗ることのできる数少ない絶叫系アトラクションである。

          修学旅行でディズニーへ行った話

          才能があると言われてきたという話【うぬぼれ注意】

          筆者はいろんなことで才能があると言われてきた。主に両親からだ。サッカー、IQテスト、勉強。 サッカーは何も考えずにプレーしていたがパスコースに光が当たって見えたためそこにパスするだけでチャンスを作れたし、ドリブルで突破されたことはなく、タックルで負けたこともない。中学一年の春で怪我をしたためにその冬でやめた。 IQテストでは中学一年でIQ129と言われた。天才ではないが高い方だろう。かといってそれを活かしたことはない。 勉強は小学生までなら勉強せずに点数を取れたし、中学

          才能があると言われてきたという話【うぬぼれ注意】

          経験がないという話

          筆者には経験というものが足りないと自分なりに感じている。自分なりにと言ってもこれは主観のみならず客観視しても同じだ。 この書き出しからこの文章を書き始めたのは、加藤シゲアキ著のエッセイである「できることならスティードで」の後書きを読むと経験の話をした上で「書く上で多くの見聞が必要なのはいうまでもない」と書いてあり、理由がどうであれ唯一読んでいる作家がそう言っているならそうなのだろうと思ったからである。 同世代と比べると、いや、中学生と比べても経験が圧倒的に少ない。中学一年

          経験がないという話

          憧れの誕生日ディズニー(長文)

          筆者は人混みが苦手である。理由はシンプル。疲れるからである。 しかし、筆者はそれと同時に「人がたくさん集まるであろう場所」が好きだ。例を出すと、好きなアイドルのライブやサッカー観戦といったところだろう。アイドルやサッカー選手の姿を見にいくだけでなく、アイドルのライブなら会場が満員になりアイドルとファンがコール&レスポンスでポジティブな気持ちをぶつけ合ったり、ファンがペンライトを振っている光景。サッカー観戦ならゴール裏にいるサポーターを始め、アウェイチームのサポーターを含めた

          憧れの誕生日ディズニー(長文)