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名古屋駅で博多ラーメンを食べた話

私はラーメンが好きだ。とは言っても熱心に食べ続けているわけではなく、ラーメン屋を見つけた時にちょうどお腹が減っていて、ちょうどラーメンを食べたい口だった時にラーメンを食べる。だから、この文章の書き初めとはニュアンスが違うため文章も違うかもしれない。書き直すならば、「好きな食べ物にラーメンがある」くらいの熱量だ。ただし、書き直すほどでもないため書き直すことはせずに進めていく。

そんな私だが、ここ二ヶ月ほどずっと行きたいラーメン屋があった。それが「一風堂」だ。博多ラーメンのお店なのだが、一度店に入った時にとても美味しくて満足し、そこからずっと行きたいという欲求が心から離れなかった。

私が好きだと感じたポイントとしては、一に味が豚骨で好きな味だったこと。二に替え玉というシステムに惹かれたということ。三に辛もやしが良いアクセントで美味しかったこと。この三点だ。豚骨が好きというのはそれ以上に説明できるところがないため説明は省くとして、特筆すべきは私自身が替え玉をしたことがなかったという点だろう。私は最近になるまでご飯屋さんで追加注文をしてはいけないと思っていた。比喩とか喩えとかではなく、そういうルールなのだと思っていて、たとえばファミレスなどでも一度しか注文しなかった。追加注文をするようになったきっかけはバーミヤンの注文がタブレット形式で、追加注文ができる仕様になっていることに気づいてからだった。

その思い込みは「替え玉」という名言されている場でも同じで、常連さんとかの隠しメニューなのかと思っていた。

しかし一風堂ではメニュー表に替え玉が明記されていたため少し緊張しながら母に注文をお願いした。替え玉の麺が席に届く。気づいた。「替え玉」というシステム、あれは良い。麺をどれだけ茹でるかというのも指定できるので「バリカタ」にしたが、本当に美味しいし、汁もないお皿に乗せられて出てくるので伸びないし、いくらでもお代わりできる。「替え玉」というシステムは博多ラーメン発祥らしく、今でも博多ラーメンのお店を中心に導入されているシステムらしい。「替え玉」は間違いなく博多ラーメンの人気の要因として大きいと思う。これからも続いてほしい。

そして三つ目。辛もやし。辛いもやしだ。本当に辛いもやしという言葉通りのものなのだが、これが美味しい。ラーメンの中に入れるのもおすすめと書かれていたが、私は味変に一口ずつ食べながらラーメンも口に運ぶのが好きだ。つまみとしても美味しいと感じる。辛もやしに関しては是非店に行って注文してほしい。なんと辛もやし、無料だ。美味しいつまみを無料で食べることができる。唐辛子的な辛さだが、とんでもなく辛いわけでもない。舌が少し痺れるのもあって辛いものが苦手な母は食べられなかった。辛いものが苦手な人は気をつけて。

さて、ここまで一風堂を好きな理由を書いてきた。そんな好きで二ヶ月ほど行きたかった一風堂に、先日行ってきた。というのも、一風堂が名古屋駅に入っている関係で東京に新幹線で行ったついでに食べることができたのだ。しかし、日帰り東京旅行の帰りの名古屋駅なので疲れによりメンタルは限界だった。それでもやはり一風堂は美味しかった。自宅へ帰るために新幹線から地下鉄に乗り換える前に一旦休憩する意味もあって入ったが、前回同様非常に満足した。胃が小さくなったのか二、三回はしようと意気込んでいた替え玉が一度しかできなかったのは残念だが、それが残念と思うほど美味しかった。地下鉄で帰るためのパワーの源となった。

紹介でほとんど書きたいことを終えてしまったため重要な行った当日の話が短くなってしまったのは申し訳ない。当日は本当に疲労がピークで記憶が薄く、「美味しい」しか残っていない。

二度目の来店を叶えることができたので今は満足しているが、きっとまた少し時間が空いたら食べたくなるような気がする。その時はまた名古屋駅に行くのを心待ちにしようと思う。ラーメンと私はそのくらいの距離感がちょうどいい関係性なのだ。

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