【英文法警察】Appleのスローガン"Think Different"は間違いなのか捜査
みなさーん!
文法警察24時、本日も出動中です!
世界中で発見された"残念英語"の現場、一緒に見ていきましょう~。
てことで、今日は少し変わった角度から英語の文法を見ていきましょう。私、自称"英文法警察"が、世界中で使われている文法的におかしな英語表現を取り締まっていきます!
では現場へ向かいましょう!!!
現場:Apple
発見された怪しい英語:Think Different
最初の容疑者は、あの有名なApple社のスローガン "Think Different" です。 「ちょっと待って!これ、副詞じゃないとダメなんじゃない?
"Think Differently"が正しいでしょ!」
英文法的には"Think Differently"と副詞系にしないと、なんかダメそうな気がしませんか?
たしかに日本の文法書的に考えると、Think Differentlyのほうが正しいんですが、実はThink Differentも全然間違いではない、なんならこっちの方がメジャーだったりします。
実は英語圏では、
形容詞をそのままの形で副詞として扱う
という表現方法があるんです。
たとえば今回争点になっているのは
different(形容詞)に、副詞の形にする-lyをつけないまま、動詞の後ろに副詞としてつけちゃってるのが違法なんじゃないか、ということです。
ただ、現代ではむしろ、-lyをつけちゃうと堅苦しい感じに聞こえちゃうから、そのまま形容詞の形で使って、キャッチーにする、みたいな風潮があるようです。
他の例も見てみましょう。
具体例1:Drive safe!
アメリカではメジャーな表現。safelyでも正しいのですが、ニュアンスが変わってきます。
具体例2:Live fast, die young
「生き急ぐ」「太く短く生きる」という意味です。
具体例3:Dream big
動機付けのフレーズとして一般的ですが、"Dream bigly" とは言わないです
このスローガンから見えてくる考察
このdifferent or differently論争を考えると、非常に現代の英語教育において重要な視点をもたらしてくれているな、と感じます。
やっぱり実践的な英語を勉強するうえで、文法的な「正しさ」と実際の言語使用には、しばしばギャップが生まれる、ということは念頭に置いておきたいな、と思いますね。
文法にだけお行儀よくのっとっていても、効果的なスローガンは生まれないわけですね。なんなら、diffferentだったからこそ、キャッチーでポジティブで、一般受けするニュアンスを表現できたのかな、と感じます。形式的な正しさよりも、コミュニケーションの効果や適切性が重要な場面が多々ありますね。
文法書にまとめられている基本的な文法規則は、学習の土台として確実に大事です。これは大いに賛成です。
しかし、実際のコミュニケーションとなると、状況に応じた柔軟な運用能力が必要になります。多少間違っていてもいい!文法書がすべて現代的で正しいとは限らない。だからこそ、この両者のバランスを取ることが、実践的な英語力をはぐくむうえで大事な視点だと思いますね。
まとめ
はい、みなさん!今日も楽しく文法パトロールできましたか?
実は、こんな風に私たちの周りには「わざと」の文法違反がたくさんあるんです。でも、なんでわざと間違えちゃうの?それってどんな効果があるの?
という視点で英語のスローガンなどを見てみると楽しいですよ。
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