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最近思ったこと、考えたこと

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ブログサイトで書いてきたジャーナルを、2020年6月からnoteで発表することにしました。テーマはその時々関心をもったこと、もう何年も続けています。葉っぱの坑夫の出版活動と直接的… もっと読む
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#女性

『作曲する女たち:20世紀アメリカを駆け抜けた10人』 発売開始! Ten Women Composers of 20th Century America

『作曲する女たち:20世紀アメリカを駆け抜けた10人』 発売開始! Ten Women Composers of 20th Century America

葉っぱの坑夫から『作曲する女たち:20世紀アメリカを駆け抜けた10人』が発売になりました。noteで今年2月まで連載していた作品をペーパーバックとKindleによりパッケージ化したものです。
ペーパーバック:¥1,320(税込)
Kindle版 ¥550(税込) 
127 × 203mm、135頁
*この記事末にもくじがあります。
タイトル写真:本書(校正本のため「再販禁止」帯が入っている)と原著

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4月の出版物:その2『作曲する女たち』 (日英のタイトルをめぐってドタバタ)

4月の出版物:その2『作曲する女たち』 (日英のタイトルをめぐってドタバタ)

葉っぱの坑夫が4月に出版するもう一つの本を紹介します。これも前回紹介した『トーマス・ニペルナーティ 7つの旅』と同じように、noteサイトで連載していた作品です。連載時は「作曲する女たち」でしたが、パッケージ化するにあたって、『20世紀を駆け抜けた・作曲する女たち』とすることに。

内容としては19世紀生まれの作曲家5人の小評伝、20世紀生まれの作曲家5人のインタビューです。前者はマデリーン・ゴス

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【ナイキ発】 肌の露出の少ないスイムウェア& パリ五輪のゆくえ ヴェール考察<2>

【ナイキ発】 肌の露出の少ないスイムウェア& パリ五輪のゆくえ ヴェール考察<2>

イスラム教徒のヒジャブは宗教的な装身具であり、ファッション・アイテムではありません。とはいえ、女性が身につけるものであり、服装でもあるという意味で、ファッションと無関係とも言えません。
Title photo:Nike debuted its modest swimwear collection in 2020

前回のヴェール考察<1>で、国境なき医師団の手術室看護師の白川優子さんが、自分用のア

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【ロンドン発】ヒジャブでサッカー。スポーツの楽しさも、宗教への忠誠も! ヴェール考察<1>

【ロンドン発】ヒジャブでサッカー。スポーツの楽しさも、宗教への忠誠も! ヴェール考察<1>

イスラム・ジェンダー研究者の調査で、1990年代以降、世界各地でヴェールを被るムスリム女性が増えてきた、という実態が報告されています。

地球上のイスラム教徒は数の上ではキリト教徒とほぼ同じくらい(約20億人)、しかし西欧優位社会の中では、ある意味マイノリティです。さまざまな理由から偏見にさらされ、誤解や無理解もあって苦痛を強いられてきた歴史があります。

そんな中、いまを生きるイスラム教徒の女性

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「性別」にまつわる諸問題:呼称とかセルフ IDとかパス度とか

「性別」にまつわる諸問題:呼称とかセルフ IDとかパス度とか

最近のことですが、新しいプロジェクト案を考えていて、そのことでアメリカの友人に相談したいことがあり、その際、英語で女性を表す言葉として何を使うのが適切か迷いました。具体的にいうと、female composerとするかwoman composerとするかといった。言葉の並びとしてスルッとはまりそうなのはfemale composerのような気がしたのですが、何となくwomanを使う方がいいように思

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