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手話と敬語とパンスカ語
手話には敬語がない、と聞きました。尊敬の気持ちを表す動作はあるようですが、手話の言語体系の中に、聴者の間で一般的な敬語表現は組み込まれていない、と。そもそも日本で使われてきた手話は、「日本手話」であって、日本語手話ではない*とか。手話で話す人の言葉を聴者に伝える場合、手話通訳の人が、一般的な日本語になるように文章を組み立て直す、とも聞きました。
*「日本手話」の他に「日本語対応手話」というものがあ
note運営による非表示対処の本意とは? 李琴峰さんのケースを考察
noteは創作を中心とした、書き手(やその他の創作者)の発表の場として素晴らしいと思うし、ここ数年、わたし自身、主宰する葉っぱの坑夫の主たる作品公開の場として利用してきました。また読み手としても、様々な立場、中学生も含む幅広い年齢層や職業の方々の記事を楽しんだり、そこから学んだりしています。
noteは創作のためのSNS的なコミュニティーである、そう受け取ってきました。
なのでもしnoteの規約や
アイドルとアーティストの間にある(ない)ものを探してみる
ひょんなことで、MAZZEL(マーゼル)というボーイズグループ(アーティストグループ by Wikipedia)の『MISSION×2』という動画シリーズを見ることになりました。これはMAZZELを結成するために、BMSGという音楽プロダクションが行なった発掘オーディションの記録です。30分少しの動画がシリーズで12本(最後の4本は1時間越え)。
まずはMAZZELに注目するきっかけとなったこと
伝統は忘れて。世界各地のローカル楽器が出会い、出自不明の音楽世界が!
音楽家にとって新たな楽器との出会いは、大きなインスピレーションの元、と言われます。音を出すもの=楽器、と捉えれば、素朴で単純なつくりの民族楽器から、億の値がつくような精巧な名人技のヨーロッパ発の楽器まで、同等です。料理用の鍋や皿、バケツでさえ、ときに楽器になります。
西洋クラシック音楽でつかわれる楽器は、ある意味、制度の楽器かもしれません。ピアノ、バイオリン、オーボエ、ティンパニー、、、どれもコ
第3言語の学び方:日本語→英語→スペイン語 → ズールー語 →・・・
わたしの言語プロフィール:
第1言語:日本語(母語:熟語は苦手)
第2言語:英語(ほぼほぼ or そこそこ or まだまだ)
第3言語:スペイン語(スタート地点)
第4言語:ズールー語(Duolingo登録)
来年1月くらいからスタートしたいと思っているプロジェクト(Cuentos del universo/宇宙民話)のオリジナル言語がスペイン語なので、スペイン語の勉強を最近始めました。
え、順
辞書はどのようにして作られるのか(中学生からのおススメ本を読んでます)
noteの中学生ライターの記事に影響されて、いま『博士と狂人』(原題:The Surgeon of Crowthorne/クローソンの外科医)という本を読んでいます。OED(オックスフォード英語大辞典)がどのようにして生まれ編纂(へんさん)されたのか、を記した1998年出版(日本語版は1999年、早川書房)のノンフィクションです。(メル・ギブソンとショーン・ペン主演で、この本を原作とする映画も作ら
もっとみるChatGPTに聞いてみた。なぜ日本の(一部)出版社は電子本の最適化をしないの? 例:文學界 vs. 文藝。
電子本で本を読みますか?
はい、わたしは結構早い時期からのKindle読書人です。日本にKindleが入ってきたのが2012年ですが、その前にアメリカのアマゾンで買ったKindle端末で本を読んでいました。その端末は今ももっていて、audibleも聞けるので、過去に買った音声作品をいま聴くこともあります。
2012年に日本のアマゾンでもKindleを扱うようになって、それ以降は自分が本を読むと
小説の中の結合双生児:直近の芥川賞作品から江戸川乱歩まで
朝比奈秋さんの『サンショウウオの四十九日』が先月、芥川賞に選ばれました。癒合(結合)双生児の姉妹の物語です。この発表があったとき、わたしは「新世代作家が描く小説のいま From Africa!!!」というプロジェクトで、同じ題材による短編小説を翻訳していました。それで朝比奈秋さんの小説がどのように書かれているか、興味が湧きました
Title photo by love_K_photo (CC BY