花屋のsawako

仕事でも家でも 花とともに♪  ひとつの花との戯れを 文章と写真で 残していきたいなあ…

花屋のsawako

仕事でも家でも 花とともに♪  ひとつの花との戯れを 文章と写真で 残していきたいなあと。誰かに「この花に会ってみたい」って思ってもらえたら 嬉しいな♪ と 始めて しばらく書いておりませんでしたが。。 花以外のことも ちょっと綴ってみようかな♪

記事一覧

ユミちゃんと りんどう

秋がやってきた或る日 ユミちゃんは リンドウを家に飾りました 2ー3日たって ふと見ると 小さなイモムシちゃんがモーゾモゾ くーねくね ユミちゃんは ベランダの なん…

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昨夜の輝き 2022.9.26

昨夜、車で帰宅中、何かいいことがあったはずなのですが、今朝起きたときには何があったのか思い出せずにいました。 ダンナにも、昨日なんかいいことあったよね?なんだっ…

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人生で一番買っている雑誌は?

人生で一番買っている雑誌 それは dancyu だと思う。 ファッション誌や情報誌を よく買っていたのは20代。 今は 雑誌を買うことも ぐんと減りましたが、あの頃から …

ビクトリーブーケと リンドウのこと

オリンピックのビクトリーブーケ。夏が旬の3種。ひまわり、トルコキキョウ、そして 挿し色の青紫は リンドウ。漢字では 竜胆と 書きます。 7月~9月 まさに今が最盛…

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夏の夜の花灯り

「花明かり」とは 春の夜 満開に咲く桜の花のことで、夜でもほの明るく見えることを言うそうですが、先にご紹介した白ネムの花とともに「夕顔」は まさに「夏の夜の花灯…

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シャワーヘッド的?蓮の実と茎

そろそろ東京盆ですし、日々通勤で通る九段下の大きな玉ねぎ近くのお堀の蓮はきれいだし、蓮のお花のことを綴るつもりでいたら、過去の落書きをみつけまして♪ 当時 スタ…

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~七夕の彼女~の赤薔薇と白薔薇

七夕が近づくと毎年必ず思い浮かべる友人。 彼女とは会社時代の同期で、七夕生まれ。 今は SNSでも友達の誕生日を知らせてくれたりもするけれど、はっきりと誕生日を覚…

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過ぎゆく紫陽花の季節に

六月もそろそろ終わる。 道路脇や あちらこちらのお家のお庭で たっぷりとたわわに咲く紫陽花たちも、多くはすっかり刈り取られ、まだがんばっているのは日陰でひっそり…

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ユーチャリスの思い出

今は昔(笑)、20代だった会社員時代、、青山一丁目の会社につとめていたので、赤坂には時々でかけました。 ある日の会社帰り、赤坂のお花屋さんのキーパー(花用の冷蔵庫…

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”根っこ”活用法?

今朝は 自宅の鉢植えのお手入れを。 あるひとつの鉢植えをさよならすることにして 鉢から抜いて 周りの土をはたいて落とし。。 ああ、これだけで本当にアートだなあ …

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~からみからまれクレマチス姫~

2016年に初めて訪れた静岡三島のクレマチスの丘。  以来、6月が近づくと、クレマチスの丘を思い出します。美しい芝の緑、イングリッシュガーデン風にさまざまな宿根植物…

6

桔梗の花で指先を染めて

「~湯揚げ~初めて物語」 それはまだ 会社勤めをしていた20代のころ。 休みの度に あちらこちらの花屋さんに足を運んでいました。 あれは、6月下旬だったでしょうか。…

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姫百合に会えるのは六月

百合というと お顔くらいある大きなハイブリット系の百合を思い浮かべる方が多いと思いますが、姫百合は 咲いて7センチ前後の小さなちいさな百合。 ハイブリット系の百…

3

小さな青い星~ブルースター~

最近 リュックをしょった眼鏡をかけた高校生の女の子が 時々お店に立ち寄ってくれます。そして あれば まず このブルースターを1本、連れて帰るのです。「ブルースタ…

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カサブランカと百合って違うんですか?

カサブランカだけの花束で、とか、カサブランカをいれて、、というオーダーをいただくことがあります。 そう、その豪華さと存在感で、長年根強い人気のあるお花です。 先…

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夜に花咲く 白ネムのお嬢さん♪

白ネムの花。  夕暮れ時から、その糸のような無数の物体を伸ばしだし、夜には まんまるふわふわに。タンポポの綿毛に近い姿です。 仕事から帰ってきて 暗い夜空の下 …

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ユミちゃんと りんどう

ユミちゃんと りんどう

秋がやってきた或る日
ユミちゃんは
リンドウを家に飾りました

2ー3日たって ふと見ると
小さなイモムシちゃんがモーゾモゾ
くーねくね

ユミちゃんは
ベランダの なんにも生えていない
土だけの植木鉢に
イモムシちゃんを 移しました

食べるものがないと
シンジャウかな

リンドウを一房切って
小さなコップに水をいれて
そこにイモムシちゃんを
また 移しました

ふと見ると
リンドウのお花の中か

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昨夜の輝き 2022.9.26

昨夜の輝き 2022.9.26

昨夜、車で帰宅中、何かいいことがあったはずなのですが、今朝起きたときには何があったのか思い出せずにいました。
ダンナにも、昨日なんかいいことあったよね?なんだっけ?と聞いても、首をかしげるばかり。

今、湯船で六郎さんの画集をめくるうち、「遠い花火」を見ていて思い出しました。

そう、とても久しぶりに花火を見たのです。

自宅は、ベランダから首を伸ばすと、ディズニーの花火が見える場所にあります。コ

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人生で一番買っている雑誌は?

人生で一番買っている雑誌
それは dancyu だと思う。

ファッション誌や情報誌を よく買っていたのは20代。
今は 雑誌を買うことも ぐんと減りましたが、あの頃から そして今も 買っているdancyu。 もちろん発刊以来ずーっと買っている なんて方もいらっしゃるでしょうから、コアなファンな訳ではない。

毎月 買っているわけじゃないし、定期的にチェックしているわけではないけれど、ふとした時に

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ビクトリーブーケと リンドウのこと

ビクトリーブーケと リンドウのこと

オリンピックのビクトリーブーケ。夏が旬の3種。ひまわり、トルコキキョウ、そして 挿し色の青紫は リンドウ。漢字では 竜胆と 書きます。

7月~9月 まさに今が最盛期のりんどう。りんどうを日本一多く出荷している産地は岩手県。ビクトリーブーケのりんどうも 岩手から。今回は 東北大震災復興への祈念をこめ 岩手 宮城(ひまわり) 福島(トルコキキョウ) そして 開催地の東京(葉 ハラン)が選ばれているの

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夏の夜の花灯り

夏の夜の花灯り

「花明かり」とは 春の夜 満開に咲く桜の花のことで、夜でもほの明るく見えることを言うそうですが、先にご紹介した白ネムの花とともに「夕顔」は まさに「夏の夜の花灯り」だと思います。

仕事で夜遅くかえってきたときに、家の前で ぼう。。と白く咲く花。

お月さまがでていなくとも、月の光をわけてもらったような夜の輝き。

私が 初めて 夕顔に出会ったのは 2010年。仕入れ先で 出会いました。朝仕入れた

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シャワーヘッド的?蓮の実と茎

シャワーヘッド的?蓮の実と茎

そろそろ東京盆ですし、日々通勤で通る九段下の大きな玉ねぎ近くのお堀の蓮はきれいだし、蓮のお花のことを綴るつもりでいたら、過去の落書きをみつけまして♪

当時 スタッフとしてがんばってくれていたとっし~が さわこさーんと呼ぶので ふと見ると、蓮の実をもって ふふんふん♪ああ 気持ちいい と 上機嫌ではありませんか!  (笑) 

蓮のお花のおわったあとの実。

この花弁の真ん中の部分ですね。花びらが

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~七夕の彼女~の赤薔薇と白薔薇

~七夕の彼女~の赤薔薇と白薔薇

七夕が近づくと毎年必ず思い浮かべる友人。

彼女とは会社時代の同期で、七夕生まれ。

今は SNSでも友達の誕生日を知らせてくれたりもするけれど、はっきりと誕生日を覚えているお友達 何人いますか?

私は、ごく仲いい友達の誕生日も、一日二日、ちょっと曖昧になったりして、手帳めくったり、SNSのプロフィール確認したりすることも多いのですが、七夕生まれの彼女の誕生日は 間違いなくはっきり覚えています。

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過ぎゆく紫陽花の季節に

過ぎゆく紫陽花の季節に

六月もそろそろ終わる。
道路脇や あちらこちらのお家のお庭で たっぷりとたわわに咲く紫陽花たちも、多くはすっかり刈り取られ、まだがんばっているのは日陰でひっそり咲いている子たち。

紫陽花は 去年 お店で残ってしまった子たちを3鉢。初めて 自宅の小さな地植えコーナーに植えました。

その後 冬は落葉し、3月中旬過ぎから 小さな新芽をどんどんのぞかせてくれました。そして 葉っぱはわさわさ育ったものの

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ユーチャリスの思い出

ユーチャリスの思い出

今は昔(笑)、20代だった会社員時代、、青山一丁目の会社につとめていたので、赤坂には時々でかけました。 ある日の会社帰り、赤坂のお花屋さんのキーパー(花用の冷蔵庫)の中に、美しい純白の、、初めて見るお花に出会いました。 それが ユーチャリス。

キーパーの上の方のガラスの棚に 数本 首をかしげるようにして、活けてありました。 好きなひとをドキドキしながら 遠くから眺めるように、他の店内のお花をみな

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”根っこ”活用法?

”根っこ”活用法?

今朝は 自宅の鉢植えのお手入れを。 あるひとつの鉢植えをさよならすることにして 鉢から抜いて 周りの土をはたいて落とし。。

ああ、これだけで本当にアートだなあ なんて 暑い日差しの中、しばし根っこを眺め。

そうだわ。これにお花を活けましょう♪
いそいそと ガラスのお皿を出して水を張り、洗った根っこをポンと置き。

そこに 別の鉢植えから切り取ったエピデンドラムと葉っぱ(オカメヅタ)をちょんちょ

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~からみからまれクレマチス姫~

~からみからまれクレマチス姫~

2016年に初めて訪れた静岡三島のクレマチスの丘。  以来、6月が近づくと、クレマチスの丘を思い出します。美しい芝の緑、イングリッシュガーデン風にさまざまな宿根植物、睡蓮も咲く小さな池、美術館。。

すごく広大なわけではなく、心地よい広さの中で、のんびり植物と、美に触れることができました。そして、主役のクレマチス。つる性の植物で、フェンスに絡ませて育てられています。

クレマチスというと この深い

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桔梗の花で指先を染めて

桔梗の花で指先を染めて

「~湯揚げ~初めて物語」

それはまだ 会社勤めをしていた20代のころ。
休みの度に あちらこちらの花屋さんに足を運んでいました。
あれは、6月下旬だったでしょうか。蒸し暑い中、外苑前 青山の花屋さんの店頭で見かけた桔梗の花、涼しげな星形に惹かれて 手に取りました。

家に帰っていそいそと紙をほどくと、、なんと! 桔梗がしんなり、ぐったりと萎れているではありませんか。。道中暑すぎたのでしょうか。。

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姫百合に会えるのは六月

姫百合に会えるのは六月

百合というと お顔くらいある大きなハイブリット系の百合を思い浮かべる方が多いと思いますが、姫百合は 咲いて7センチ前後の小さなちいさな百合。

ハイブリット系の百合は 花屋さんでは一年中会えますが この姫百合に会えるのは、ほぼ6月、でしょうか。

百合は 6月の「月の誕生花」のひとつでもあります。

6月初旬の今、我が家にも飾っています。

百合って うまく水があがらないっていうこともなく、切り口

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小さな青い星~ブルースター~

小さな青い星~ブルースター~

最近 リュックをしょった眼鏡をかけた高校生の女の子が 時々お店に立ち寄ってくれます。そして あれば まず このブルースターを1本、連れて帰るのです。「ブルースターは いつまで出ていますか?」

割合と ずっと 出ているのですが、真夏は 日持ちしにくいので、あまり仕入れないことが多いんですよ。と。

多分 初めてこのブルースター(オキシペタラム)を見たら、その細いうぶ毛がいっぱい生えているような ふ

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カサブランカと百合って違うんですか?

カサブランカと百合って違うんですか?

カサブランカだけの花束で、とか、カサブランカをいれて、、というオーダーをいただくことがあります。

そう、その豪華さと存在感で、長年根強い人気のあるお花です。

先週のこと、店頭でお客様に聞かれました。「カサブランカと百合って違うんですか?」

お花が好きで、花屋さんに足を運ぶお客様でも、ちゃんと理解されている方、意外と少ないんです。

今までも幾度となく、ご説明をしてきましたが、少し前に、青梅の

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夜に花咲く 白ネムのお嬢さん♪

夜に花咲く 白ネムのお嬢さん♪

白ネムの花。 

夕暮れ時から、その糸のような無数の物体を伸ばしだし、夜には まんまるふわふわに。タンポポの綿毛に近い姿です。

仕事から帰ってきて 暗い夜空の下 ぼう。。と白い小さなこのまあるい子たちが揺れていると なんとも愛おしくて ぽわぽわのその姿に、頬ずりしつつ 甘い香りを楽しんでから 家に入ります。

私は2007年に この白ネムと出会って一目惚れ。家に連れて帰り、以来 14年もの間 毎

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