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過ぎゆく紫陽花の季節に

六月もそろそろ終わる。
道路脇や あちらこちらのお家のお庭で たっぷりとたわわに咲く紫陽花たちも、多くはすっかり刈り取られ、まだがんばっているのは日陰でひっそり咲いている子たち。

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紫陽花は 去年 お店で残ってしまった子たちを3鉢。初めて 自宅の小さな地植えコーナーに植えました。

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その後 冬は落葉し、3月中旬過ぎから 小さな新芽をどんどんのぞかせてくれました。そして 葉っぱはわさわさ育ったものの、今年のお花は一輪だけ。

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友人に去年プレゼントした紫陽花は 鉢植えだけれど 今年12個ものお花を咲かせてくれたそうです。

(ご近所の道路脇。5月のおわり)

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(一週間後には きれいに咲き誇り始めました。)

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紫陽花を次の年も咲かせるには お花のついていたところの2-3節下で切り詰めること。

私は よく調べもしないで、かなり地面に近い場所まで切り詰めてしまったんです。

そうすると 翌年咲かないんですって。

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全く咲かなかった年はどうすればいいのかしら?と調べると、

*7月中旬までに

*短い枝は切り詰めない。

*長く伸びた枝は 下から 3-4節目で 切る。

それぞれ切り詰めるときは 葉っぱの約2センチ上で切ります。

葉っぱがでているところの根もとから 来年花が咲く枝が伸びてくるのだそうです。

今年はしっかり切り場所守って、来年のお花を楽しみにします。

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トップの紫陽花の絵は 亡き祖母の描いた日本画です。

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祖母は 若い頃、絵を学ぶ学校へすみたかったけれど、時代もあり、親の反対により断念。その後60を越えてから日本画を始めたのです。

小さい頃、阿佐ヶ谷の祖母の家に遊びにいくと、着物を着て、絵筆をにぎっていた姿が心に蘇ります。描いていたのは花、花、花。そして 祖母の個展に足を運んだのは 私が20歳を越えた頃。

何歳になっても、やりたいと思うことはやる。

祖母の描いた絵の中から ほととぎす、シンビジュームとわけていただきましたが、この紫陽花が一番好き。

~喜美野~きみの。 祖母の名です。喜びをくれる美しい野に咲く花たち。

紫陽花の咲き終わった季節に、、あらためて祖母を誇らしく、愛おしく思い出したのでした。

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