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薄楽句集

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俳句をまとめています。
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#ひとり連句

俳句 月と猫と酒と 5句

俳句 月と猫と酒と 5句

  月照らす唯我独尊猫五歳

  膝猫の指酒なめて十三夜

  戦いの春を待ちてや猫の伸び

  おぼろ夜の屋根ゆく猫と目があいて

  十五夜に猫をみにくるひとのあり

 いままでに飼った生き物は犬二匹、鳩一羽、チャボのつがい、ウサギの夫婦、屋根から落ちてきた雀、亀二匹、それに猫二匹。現在いるのは亀一匹。最初の猫は十年くらいで、弱ったかなぁ、と思ってたらいつのまにかいなくなっていました。つぎのは

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俳句 垂乳根の妻(自由律)

俳句 垂乳根の妻(自由律)

モンローのように髪染めて歩く秋の街
君が見つけるまでぼくはひとりでタンゴを踊る
いくじなし。メール五文字のグッドバイ
綺麗な大根の群れ渡る昭和橋川は流れる
シンクに放置された食べ残しのメロンの虚無
秋の日曜の遅い朝食のバターの匂い。垂乳根の妻に二度目の恋
猫の家出や春夏秋冬三年目

ひとり連句(3) 【詩】ふたたびの初恋 とリンクしています。
#俳句連作

俳句 恋猫のあくび 8句

俳句 恋猫のあくび 8句

山萩の目に残りてや旅の宿
十六夜や義勇兵死すウクライナ
仁左衛門似合うジーンズ秋逢瀬
故あって猫の立ち寄る菊の庭
蓑虫やいろいろあって宙ぶらりん
貫乳の青磁に寂し冬に入る
妻のいぬ土曜のラジオ初しぐれ
恋猫のあくびや苔のむすぶまで
#俳句連作