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夢のコラボGLAY×EXILE「SCREAM」を知っていますか。
7月20日は、2005年にGLAYが「GLAY×EXILE」としてEXILEとのコラボレーションシングル「SCREAM」を発売した日です!
はじまりのうたこ(まりうた)です。
いつも「アクセス」や「スキ」ありがとうございます!
私のnoteでは毎回、大好きなGLAYとラジオについて語っています。
今回は「GLAY×EXILEのSCREAM」を語ります。
<最初に読みたい、私とnoteの軌跡>
☆
【「GLAY×EXILE」とは?】
2005年に期間限定で結成した「GLAY×EXILE(グレイエグザイル)」
ロックバンドGLAYと、ダンス&ボーカルグループEXILEの2つのグループからなるグループ。17年前の今日、シングル「SCREAM」を発売。55万枚を売り上げ1位を獲得。
GLAYの4人+EXILEの6人(当時)で総勢10名によるグループ。下記特設サイトでアーティスト写真を見るだけでも華やか。まだSHUNさんもいる頃。
当時のキャッチコピーをみると、
【期間限定・GLAYとEXILEが世紀のコラボレーション実現】
【(CDでーた)
現在の音楽シーンにおいて共に絶大な人気を誇るGLAYとEXILEが合体し、GLAY x EXILEとしてシングル『SCREAM』をリリース】
結成当時のリーダー2人それぞれコメントがこちら。
【(HIRO)EXILEとGLAYが本気で一つのものをつくりあげたらどうなるのだろう?日本の音楽業界もファンも、一般の人たちも、とにかくびっくりするだろうな、という強い気持ちが形になったプロジェクトです。鳥肌立ちますよ。みんながびっくりしなかったらちょっとキツイですけど(笑)】
【(TAKURO)ジャンルを飛び越えて、今、守らなければならない物を『SCREAM』という曲にしました】
実際、画期的なことだった。なぜならGLAYとEXILEは所属レコード会社が違うから。GLAY×EXILE「SCREAM」はEXILEの所属しているエイベックスのレーベルrhythm zoneから発売に。
「SCREAM」が発売された2005年のGLAYは、以前の記事でも書いた「白いジャケット」を置いてきた東京ドーム公演(3月)を終えた頃。
そして最近の記事で書いた、TERUさんのレギュラーラジオ(テルミー)10周年記念イベント開催の2日後。
ご存じかもしれないが、GLAYが独立して新しく事務所を立ち上げた頃でもある。当時のことを2018年11月のWEBインタビューでTERUさんが振り返っていた。
【(記者)自ら「最大の転機」と語るのは、2005年の独立だ。新事務所を立ち上げ、楽曲の原盤権やファンクラブ運営など、GLAYに関わるすべての権利を、時間をかけて集約していった。
(TERU)「正念場っていうか。そこで人生が左右されてもおかしくなかったなと思います。でも、GLAYは4人とも冷静なんです。音楽業界の流れをすごく冷静に判断して、10年後も見据えてCDが売れなくなる時代のことも考えていた。自分たちで制作して販売するやり方じゃないと、今後バンドマンはきついっていう判断があったからこそ今があるんだと思いますね」
(記者)バンドに関わる一切を自分たちだけでコントロールできる。それが停滞することなく続く純粋な音楽活動につながっている。1994年のデビュー以来、GLAYはシングルをリリースしなかった年がない。楽曲制作のエネルギーはどこから出てくるのか。】
確かに独立から10年後2015年はCDが売れなくなってきている時代。以前の記事で書いたがGLAYはその後、サブスク「GLAYアプリ」やGLAY Official Store「G-DIRECT」などを立ち上げた。
EXILEは「SCREAM」リリースの1か月後・2005年8月24日にはシングル「EXIT」をリリースすることになる。
【GLAY×EXILE「SCREAM」とは?】
シングル「SCREAM」は、1曲入りのシングルCD。作曲がTAKUROさん、作詞がTAKUROさんとSHUNさん。
DVD付きや限定盤含めて3タイプ発売された。TBSテレビ50周年記念番組「DOORS」テーマソング。
初回30万枚限定盤と通常版のジャケット写真をよくみると、中央でHISASHIさんが叫んでいるのがいい味出している。
余談だが「ドア」といえば以前の記事を思い出す。
祝・ハロプロ新生「OCHA NORMA(オチャノーマ)」メジャーデビューシングル、オリコン週間2位!
なおこのシングルは「SCREAM(ORIGINAL Ver.)」という表記になっている。
2008年7月発売EXILEのアルバム「EXILE ENTERTAINMENT BEST」にボーカルをATSUSHIさんとTAKAHIROさんが歌ったverが収録された。
GLAY公式HPに残っていた結成当時の記事を読むと、
【(CDでーた)
TERU、SHUN、ATSUSHIが歌い、TAKURO、HISASHI、JIROが演奏。そしてHIRO、MAKIDAI、MATSU、USAがパフォーマンスする光景…。夢は膨らむばかり。】
GLAY公式HPの「SCREAM」作詞や3人態勢のボーカルについてTERUさんが当時のインタビューで語っている。
【(HAPPY SWING VOL.37 メンバーインタビューページより)
TERU▼今までのGLAYのレコーディングスタイルにはない現場でしたね。TAKUROは歌詞をSHUNくんに渡して、自分の感性で替えてもらっても全然構わないということを伝えてたし。(中略)EXILEにもHIROさんっていう、俺達にとっての大先輩もいるし。その辺、お互いの持ち味を上手く活かしつつ、ボーカリスト3人の中で指揮をとるのは俺であった。でもそれは“たくさん歌ってる”とか、そういうことじゃない。上手い下手ってことでもなく。やっぱり経験ですかね、10年間の。
人のボーカリストを均等に出すってことはやっぱり難しいこと。ホントにこの曲が何を求めているのか?を一番最初に察知して、その方向に連れていくかが大事ですね。だから、極力メインのボーカルはSHUNくんに歌ってもらい、ATSUSHIくんには今回はサポート役として徹してほしいと。直接言葉で言うわけではなく、歌っていく作業を通して、伝わったと思う。やっぱりツートップで歌ってきたEXILEだから、どちらかが強い打ち出しをするってういうのはなかなか難しいこと。
まあ、それでも2人だったら結果的に両方を立てることは不可能ではないんだけど、そこに俺が入ると、2人も俺にいろいろ気を遣ってくれるし、その辺のバランスで最後にはしっかり首を縦に振れるものができたと思うし、そういうものにしたかった。あの2人が喜んでくれるものにもしたかったし。俺のボーカルは控えめで「ほとんど聞こえなくてもいいから(笑)」ぐらいな感じで。そしたら、2人から「ここはこういう形でTERUさんにボーカルをとってもらいましょう」ということになった。目標としては、GLAYとEXILEが仕事抜きでゴハンを食べている時のようなあの雰囲気を、レコーディングに持っていけないかなと思ってました。ホントに良い雰囲気なんですよ。お互いが尊敬し合っているし。】
だからTERUさんの声が少なかったのかと納得。カラオケで歌うとTERUさんのハモリ音程になってしまうことも。そのほか、通常は参加しなくても良いダンサーチームを現場に呼んで収録したというのも面白い。
実際、音楽的にもカッコイイ曲。途中スクラッチ音なども入ってMVではダンスが披露されたり、今までのJ-ROCKの概念に一石投じた感はあるかもしれない(個人の感想)
【ライブでの披露】
GLAY×EXILE「SCREAM」は「テレビ朝日ドリームフェスティバル2013」出演時に披露。地上波では12月27日「ミュージックステーション スーパーライブ2013」のみで復活しスペシャルパフォーマンスが行われた。
(※弘中綾香アナウンサーがこの年10月からサブ司会になって初のMステ年末特番だそう)
GLAYも「Mステのティッシュ」持っているかな?
【TERUさんのみ歌唱「SCREAM」】
なんと2021年9月29日横浜アリーナで行われた「B’z presents UNITE #01」のGLAYパートにて「SCREAM」が演奏されたそう。
GLAYが2021年10月に発売した16枚目のアルバム「FREEDOM ONLY」の「G-DIRECT限定盤 SPECIAL BOX(Blu-ray)」で観ることができる。
【MVがドラマ風】
「SCREAM」のMVは曲以外のシーンも含めたら約7分。
ビルの路地裏に高そうな車が到着して、EXILEメンバーが降りてくる。その地下にあるライブハウスのような空間では、GLAYが演奏をしている。
10人が並んで炎の中からこちらに向かってゆっくり歩いてくるシーンは迫力がある。演奏ほかダンスシーンなども織り交ぜて、10人それぞれの掛け合いや魅せ方に注目。
※冒頭マンホールのシーンは閲覧注意(虫系が苦手な方は、曲が始まる1分20秒前後から視聴が安心かもしれない)
【個人的に歌詞の内容を考えてみた】
上記にもTERUさんインタビューで歌詞について触れたが、TAKUROさんもGLAY公式HPに記録があるFCインタビューでこう答えている。
【TAKURO▼最初の仮歌詞は、ここまでメッセージ性は強くなくて、もう少しラブソング寄りだったんだけれど、俺は、清木場俊介のソロ世界に共感していて「たたずまいがいいなぁ」と感じていたんですよね。だから、SHUNちゃんに「とりあえず言葉とメロディーを受けて、何か書いてみてくれない」と相談した。だから、所々に俺の言葉が残っているものの、メッセージとしてはほとんどSHUNちゃん発になってる。それは“彼なりに、今の世の中に考えていることを”っていうね。言葉1つ1つに力があったから、俺の方にリクエストは生まれなかった。(中略)
言葉に関しては、SHUNちゃんの思いをぶつけてくれ!と、もう何が出てきても「大丈夫、まかせろ!」っていう気持ちもあったしね。SHUNちゃんの言葉が最高に活きる次の局面を用意してます!って。それが、今回のコラボにおける俺の仕事だと思ったしね。どんなにブッ飛んだ言葉がきても大丈夫な用意をしてた。】
TAKUROさんが書いたものをSHUNさんに渡してアレンジした共作。
タイトルの「SCREAM」何に対しての叫びなのか?
歌詞を読みながら考えていきたい。
【掴んだこの未来(さき)に 光が見えるなら
どうして・・・先を急ぐ 事があるの?】
冒頭からは、未来が見えない悩みがあるとき先を急がず今立ち止まって考えてみようというような歌詞に思える。
サビでは、
【時代(とき)を越えて人は争いを繰り返す
繋いだ糸もすぐに切れてします
淀んだ世界苦しみを絶やさないように
時間(とき)だけが過ぎる・・・】
世界的な戦いへの疑問や、身近な自分たちの日常的な場面での戦いに「無力さ」を感じるような表現。印象的なのは、
【戻れないあの日には誰もが知っている 欲望ばかりが駆け巡り
2人の自分が傷つけあっている 正義は時として悪魔になる】
以前の記事でも書いたが「正義と悪」は立場によって変わってくる。誰もが自分を正しいと思いたい…と。
歌詞の中盤でスクリームの正体が判明する。
【確かに鳴り出した新しい命のSCREAM】
「新しい命」とは、誕生した生命なのか?「確かに鳴り出した」が鼓動だとすれば、自分自身が生まれ変わるという意味なのか?想像は膨らむ。
最後には、
【何処へ行けば痛みは消えゆくのだろうか?
見上げた闇に想いを捧げるなら
何を描きこの世に生かされるのだろうか?
まだ終わらない】
【頭の中で薄れていく あの日の記憶 取り戻せたなら
僕らの未来変わるのかな? 今 守るべきもの・・・】
自分の人生への意味を探しているように思える歌詞。
途中の「あの日」が同じ日ならば、過去の欲望(正義と悪で悩んでいる)ときの記憶?難しい。
あくまで個人の想像だが、決断に悩んだときは「今守るべきもの」が何かを自分に問いかけて行動しようというメッセージだろうか。
普通に聴いてもカッコイイ音楽なのに、壮大なテーマを2大ビッググループが問いかけた楽曲だと感じた。
(※解釈が違うかもしれないので、17年経った今、ぜひ実際に聴いてみていただきたい)
「あなた」はどう感じただろうか?
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ここまで、ありがとうございます!
それでは、またここであいましょう。
第80話【夢のコラボGLAY×EXILE「SCREAM」を知っていますか。】
完
<おまけ>
私がnoteを始めた理由でもあるので、今年の4月29日からGLAYとラジオ(市町村単位のコミュニティFMも含む)について書いています。
もしお時間ありましたら。
noteを始めた一番最初の記事と理由。
全国に約340局ある「コミュニティラジオ」の大切さについて、他にも色々と書きました(きっと災害時などに役立つはずなので、普段から「あなた」の地域のコミュニティFMを)
10代にも「ラジオ沼」が。
「ご褒美ロケ」と一緒に。あなたの地元には「コミュニティラジオ」ありますか?
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<「note公式マガジン」に掲載されました>
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