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2020年11月の記事一覧
社会の適応者と不適応者、正常なのはどっちなんだろう(私の人生本⑤ベロニカは死ぬことにした)
私は、子供の頃からずーっと長い間、一つの世界にみんなが生きてるって思ってた。
でも、いまは、
みんながそれぞれ別の世界に生きてるんだ
と思うようになった。
そう思わなければ理解できないほど、人それぞれ、見ているものが違う。
そういう見方をするきっかけになった本が、
パウロ・コエーリョ
「ベロニカは死ぬことにした」
ベロニカっていう女の子が、自殺に失敗して精神病棟に入れられる物語。
戦争をする人にも正義がある(私の人生本⑦愛と幻想のファシズム)
昨日、「完全な実力主義の環境で働いてみたい」という働き盛りのサラリーマンと話をしていた。
日本企業の社員は守られてるから、「サボったもん勝ちみたいな雰囲気に疑問を感じる」と。
私自身は、持病持ちだから、実力主義の社会は困るんだけど…。
それで思い出した本があった。
村上龍「愛と幻想のファシズム」
主人公は鈴原冬二という若者。
(私はエヴァンゲリオン見てないけど、鈴原トウジはここから。)
「サンカ」と呼ばれた日本のジプシーを知ってますか?(私の人生本⑧風の王国)
ちょっと前に、お客さんと話をしていて、
私は、安定よりも自由と変化を好むんですよねって話をしてたら、
五木寛之「風の王国」
という本を紹介してもらった。
「サンカ」って呼ばれた、日本のジプシーの話だよ、と。
私は、その存在を全く知らなくて、慌ててWikipediaで調べた。
日本にかつて存在したとされる放浪民の集団である。本州の山地に住んでいたとされる。
(中略)
呼称は日本の警察による
おもしろいかどうかは問題じゃないの。将来役に立つかが大事なの。(私の人生本⑨ミヒャエル・エンデ「モモ」)
以前noteでも書いた、「生きづらさ」を抱えて生きてきた私の友達が教えてくれたこと。
芸術家と呼ばれる人は、大事なことを、そのまま伝えても伝わらないから、絵画や映像や文学や歌などで表現する。
その子が紹介してくれたのが、
ミヒャエル・エンデ「モモ」児童文学なんだけど、いま読むとドキッとする表現がいっぱいある。
モモという女の子が、時間どろぼうに盗まれた人々の時間を取り戻すファンタジー。