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早くおばさんになりたい

正直、おばさんって無敵だと思う。

この間、塩田千春さんの講演会に行った。

あの鮮烈な赤い糸の空間からは、想像も出来ないほど、ちょっぴり抜けてて、普通にスーパーで買い物してそうなおばさん。

(マイクを取ろうとした瞬間、絡まって、ペットボトル床に落としちゃって、アワアワしてた。シンプルに可愛すぎないか)

司会者が話すたびに、ケラケラ笑って、
明るくて、優しくて、でもやっぱり芸術しかないって、今の自分が1番好きって、伝わってくる。

近所で開催された塩田千春展。

今日、ゼミの教授が、いきなりかけっこを始めた。

「教室まで急げ〜」なんて笑いながら、時々飛び跳ねながら、大学の端っこから、5階までダッシュ。

多分、教授が1番早かったんじゃないかな。

いつまでもお茶目で、でも、本当に本当に、研究と学生を愛してるんだなって、会うたびに伝わってくる。

ちょっとふざけても、ゆるっと許してもらえるような優しい雰囲気の中に、
確固とした強い信念と、本当に愛するものを見つめる眼差しが、
私を、この世界を、掴んで離さないの。

いつか絶対おばさんになるのだから、どうせなら

「若い頃は良かった」
なんて口にする枯れおばさんじゃなくて、

「今の私が1番輝いてる」
なんて背中で語れる無敵チャーミング強火おばさんになりたいよな。

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