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夢と現実の狭間で

「音楽に対する熱量が保てないなら、バンドは続けへん」

ライライこと村上来汰には、4歳の頃から変わらぬ夢がある。
それは、ロックンローラーになることだ。

ロックって、戦争反対!平和を愛そう!という当時の人々のメッセージが込められて出来上がった音楽なんよ。
単純なコード進行だから、演奏するのは、めちゃくちゃ簡単。
なのに、スッゲー格好良い。
俺は、ロックの源流を大切に、その素晴らしさを伝えたいんよね

彼とロックの出会いは、4歳のことだった。

ロック好きな父親の影響で、毎日のようにロックバンドを聴き、テレビに映るライブの様子をいつも真似していた。

家族と一緒に、何度もロックバンドのライブへ足を運び、中学生になると、2人の兄と共にバンドを結成。

吹奏楽部、ジャズバンド部へ入り、
大学では、軽音サークルLIFE MUSIC代表を経て現在ではAPU生と共に2つのバンドのドラマーとして活動中である。

2年前に結成したバンドfuzzy funnyのメンバーも共に

昨年10月に行われた「SCRAMBLE 9」という大分で活動する16ものバンドが集まったフリーライブイベントに出場した際には、人気投票で見事1位を獲得。

その後、九州各地で活躍するバンドを集めた300人規模のライブ「PIRATE SHIP」への出場をきっかけに、現在では福岡、九州、小倉、大阪など県外のライブハウスに呼ばれるほどに成長した。

PIRATE SHIPでの演奏風景

どれだけ県外でのライブが増えたとしても、
彼は「大分でロックをしたい」という一貫した想いがある。

それは、大分ロック界へ恩返しをしたいから。

真剣にバンドのことを考えてくれるライブハウスの大人達や、いつも聴きに来てくれるお客さんのために、卒業後も大分で音楽活動を続けたいと決意した。

しかし、音楽を続けることに対して家族は反対。

やるべきことはきちんとやる。
その上で、一番やりたいことをやるんや。

ロックンローラーになるために、夢を現実にするために、残りの学生生活は、バンドに全身全霊を注ぐそうだ。

来年度は、レコーディング、ツアー、先輩バンドのサポートなどを計画中だ。

ロックンローラー ライライの挑戦は、これからも続く。

来年の計画を語るライライ。
夢を追いかける彼の目はキラキラと輝いていた。


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