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170. 誰も争うために商売している訳ではありません。〜松下幸之助〜

みなさんこんにちは。


今回は、パナソニック(旧松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)創業者で、PHP研究所を設立して倫理教育にも力を注いだ、経営の神様とも言われている松下幸之助さんの格言について紹介していきます。


松下幸之助とは

松下幸之助さんについては、こちらの記事で紹介していますので是非ご覧ください。


奉公先を五代自転車に移したとき、
サントリーの起源の寿屋、鳥井信治郎と出会い
生涯に渡っての経営の師とします。


大阪市に導入された路面電車を見て感動し、
電気に関わる仕事をすると決めてから、
関西電力に務めます。

22歳で関西電力を退職してからは電球ソケットの製造販売に着手しましたが売上が良くありませんでしたが、
川北電気から扇風機の部品の大量発注があったため窮地を逃れます。

そしてプラグがヒットし経営が軌道に乗り、
事業が大きくなってから松下電気器具製作所を創業、
ソケットだけでなく、自転車用ランプ、乾電池なども販売します。


松下さんは体も弱く、資産もなく、学歴もないところから経営に成功し、
「経営の神様」と呼ばれますがそれも、
学歴がないから真摯な姿勢で学んだこと、
お金がないから丁稚奉公で商売を学んだこと、
地道に計画を立て銀行の融資の中で事業を拡大させてきたことも関係しています。


日本に家電を広め、週休二日制を取り入れ、
今では普通になった無料配布もここから始まりました。


誰も争うために商売している訳ではありません。

商売の始まりはほとんどが生活を豊かにしようという想いからです。

それは、今回のように電気が一般に普及したらとか、
電球のソケットがあれば誰でも安全に電球が取り替えれるようになるとか、
そんなことから生活が豊かになることを見てきたものが世の中に受け入れられていきます。


売り上げを上げれば生活が豊かになるとか、
もっと良い事業にしていきたいという思いはあるかも知れませんが、
あそこに勝つために商売をするというのはあまりありません。

社員の生活が良くなるために週休二日制を導入し、
1日は休養のために、
もう1日は教養のために使うようになど、
社員がこれからの生活をより良くしていくための場を提供していたり、
会社の売り上げを上げることで、社員の給料を上げれたり、
新しい事業で世の中をより豊かにしていくこともできる。


そうやって、世の中にもどのような影響を与えるかを考え、
師としてきた人から学んだ通りに行動してきたからこそ、
「経営の神様」とまで呼ばれるようになったのだと思います。

そしてそこには誰かに勝ちたいとか、
どこの会社に勝ちたいという思いはなかったのではないかと思います。


本当はどんな世の中にしていきたいのか、
自分はどうあるべきなのかからくる仕事をコツコツと愚直にやっていたら、
余計な考えが入る余地はなく更に良くしていく方法だけに目が向いていくと思います。


最後に

今回は、パナソニック(旧松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業)創業者で、PHP研究所を設立して倫理教育にも力を注いだ、経営の神様とも言われている松下幸之助さんの格言について紹介してきました。


会社や事業を立ち上げる時、経営者の思いがそのままその会社に現れると思います。

環境を良くしようと思って作った会社でオーガニック商品を取り扱ったり、
人々の移動を助けて、人や物の流通を補助するためにタクシーや運送会社を作ったり、
人々のインフラを支えることで、安定した生活を作るために、電気会社や水道局を作ったり、
何を持って世の中をより良くしたいのかが会社の形になっていくと思います。

そのような思いを持って会社を立ち上げていくと思いますが、
その思いが一つ一つの仕事に現れて行くと思います。

本当に生活をより良くしたいだとか、
こんな人のためにもっとこうした方がいいなどの工夫の一個一個は利用する人に届き、
それが世の中に受け入れられて行くことで会社は大きくなっていきます。


その気遣いをできるのは、本当に利用者のことを思っているから、
もっとこうした方が喜んで使ってもらえるという発想につながっていきます。

世の中の経営者のほとんどは自分の事業を通してどんな価値を提供できるのか、
自分達にしかできないことで、誰かのためになることは何か、
今ないもので困っている人がいるとしたらどんなものを提供できるだろうか、
というチャンスばかりを探しています。

これも一見売上のことを見ているように思えますが、
その売上があってこそ、一緒に働いている人に還元することができより良いしごとに繋がり、
働いている人のやる気が上がれば会社も大きくなっていき、次の投資にも活かして行くことができるからです。


会社経営は自己中心的なだけでは繁栄していかないと思います。

それは時間を割けないということだったり、
予算を割けないということだったり、
こんな余計なサービスはいらないという細かな部分に出てくると思います。


世の中にとって何が望まれているのか、
その事業を通してどうありたいのか、
何を提供したいのかが直にサービスに表れ事業の売上に繋がって来ると思います。



僕は、自分のチャレンジする姿と成果で、
人は決めたところから人生を豊かにできるということを証すために、
まずは自分の決めたことをやり続ける人でいます。

それを自分の仕事を通して明かしていき、
仲間と最高の人生だったといえるような今を生きていきます。


みなさんの人生や仕事にとって、
何かの役に立つようなnoteであればと思います。


それではまたどこかで。

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