180. 私の目標の達成率は、いつも70%くらいです。でも、計画的に行動していなければ、おそらく達成率は10%にも満たなかったはずです。たとえ100%でなくても、目標に近づいたことに大きな意味があるのです。〜L・タッド・バッジ〜

みなさんこんにちは。

今回は、アメリカ出身で、ブリガムヤング大学で経営学・日本語を専攻し、ペイン・アンド・カンパニー日本法人、シティバンクなどを経て東京スター銀行CEOに就任したL・タッド・バッジさんの格言について紹介していきます。

L・タッド・バッジとは

1959年にカリフォルニア州に生まれます。

19歳で宣教師として初来日して以来、通算10年以上も日本に住んだ経験があります。

日本で宣教師をしていた2年間で自分の将来をじっくり思い描き、
その将来像の中には「会社のトップ」は含まれていなかったそうで、
本人もトップになると思わなかったそうです。

当時は、幸せな人生を過ごしたい、それだけを願っていたそうです。

ただ、後世の人が自分が思い描いたものを基盤に、
さらにいいものを作れるような『遺産となるようなもの』を残したいと思っていました。

自分の価値観を明確にすることが、いい人生とキャリアを築く第一歩で、
いい人生を過ごしたいと思っても、まず自分のことが分からないと前に進めない、
自分の価値観を明確にすることで、
人生にとって大切なことと、そうでないことがはっきりすると言います。

人生は仕事だけではなく、自分が世の中に対し、どんなサービス・貢献ができるか、自問自答すべきだと言います。

学生結婚で大学卒業時には子どもが2人、
もっと知りたいと思い、
経営コンサルティング会社の日本法人に勤めますが、
MBAを持たないため給料は高くなく、
狭い2LDKのアパートに家族4人で暮らし、
毎日通勤ラッシュに揉まれていました。

外資系企業の日本法人はアジアの中核拠点として位置付けられ、
アジア全域にクライアントがいたため出張ばかりの生活でした。

特にコンサルのため要請次第ですぐに現地に行く必要があり、
時間のコントロールも難しく、家族との時間も全く取れませんでした。

その後、シティバンク東京支店に転職し出張は減ったものの、
仕事は忙しく長時間労働が続き、
当時はワーク・ライフ・バランスが取れておらず、
そんな時に通っていた教会で仕事と人生の両方で理想とする生活を送っている人と出逢います。

その秘訣を尋ねると『フランクリン・プランナー』という手帳を使っているといい、
自身も使ってみると何事も計画的に取り組めるようになったそうです。

その後アメリカへの移動が決まり、
ニューヨークは仕事のペースが早く長時間労働なのに対して、
郊外のアトランタは過ごしやすくワーク・ライフ・バランスも取れ、現場の仕事の経験も積めると、
アトランタへの移動を決めます。

この時点でキャリアが犠牲になったと思うこともありましたが、
5人の子どもがいる中で野球のコーチも経験したかったため、
自分の価値基準に従ったそうです。

アトランタでは債権回収の管理職で、
そこでは就業ルールが厳しく能力を発揮できない社員がいました。

周囲の批判を恐れず思い切って社員に権限を与え、
結果、部署の業績が向上します。

ここで「リーダーシップ経験」を積み、
この経験から転職を見極めるには、
1、新しいものを創ることができる
2、何かを改善することができる
3、新しいことを覚えることができる
4、会社にとって重要なプロジェクトである
この1つも当てはまっていない場合は転職した方がいいとのことです。

〔参考文献〕
角田正隆 . "日本初の外国人頭取 タッド・バッジ頭取" . All About . (2005-11-09) . 
https://allabout.co.jp/gm/gc/291435/ , (参照 2022-06-14) . 

私の目標の達成率は、いつも70%くらいです。でも、計画的に行動していなければ、おそらく達成率は10%にも満たなかったはずです。たとえ100%でなくても、目標に近づいたことに大きな意味があるのです。

当時、仕事と人生の両方を両立させている人に出会い、
そこから『フランクリン・プランナー』という手帳に出会います。

この『フランクリンプランナー』とはなんでしょうか？

ベンジャミンフランクリンが人生で大切な13のことを実践し、
その中で『7つの習慣』と出会い体系化したものがこの『フランクリンプランナー』です。

最後に

今回は、アメリカ出身で、ブリガムヤング大学で経営学・日本語を専攻し、ペイン・アンド・カンパニー日本法人、シティバンクなどを経て東京スター銀行CEOに就任したL・タッド・バッジさんの格言について紹介してきました。

自分の人生で何か大事なのかを見つめ直し、
その原則に基づいて行動することが自信の人生の豊かさにも繋がってくると思います。

そのような自分の人生の指針を作ってくのもいいかもしれませんね。

それではまたどこかで。