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これまでの事 心を整える為に…

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最近の記事

50 後悔と学び

返事が無かったのに、 もう彼は私に用は無いという事かもしれないのに、 ただひたすら好きで、 めちゃくちゃ好きだという事 こんなに好きになれる人には出会えないという事 衝撃的な一目惚れなんて中々無い事。 この人生で一度あるかどうかの 千載一遇のチャンスを 掴めなかった。 大好きなのに上手くいかなかった 一緒にいたかった。 会えなかった。 返事が無かった事で、失った人への気持ちの大きさが 私を支配した。 仕事をしている時だけ、彼の事を考えずにいられた。

    • 49 未読無視

      1分1分が長かった 5分が過ぎて 10分が過ぎた 一秒がやけに長い 仕事中だったら携帯見れないよね。 夜まで待とう。 仕事が終わったら、明日の予定連絡くれるはず。 何をしていても携帯が気になった。 誰かから連絡が来る度、 ドキドキした。 一人で表参道を散歩しながら連絡を待った。 新しい靴でも買おう。 そして夜になった。 忙しく予定を入れていればよかったのに、その夜は予定を入れていなかったからホテルに戻った。 そろそろ仕事終わってるんじゃ無いかな…と

      • 48 会いたい

        もう連絡も取れない… 後悔した。 あの時に自分が無職だろうが、実家に住んでいようが 何だろうが、今このままの自分で全力で会いに行けばよかった… もう2度と会えないかもしれない 好きだった 大好きだった 自分の気持ちを本人にはっきり伝えれば良かった こんなに好きな気持ち 怖いけど 伝えれば良かった もう会えない… 時間がどれだけ経っても、 私は彼をやっぱり好きだった。 ある日、LINEを開くと 彼の名前が復活していた!!!!! 退出の後で、 彼

        • 47 消えた

          新しい職場に10何年以上ぶりに就職した。 覚える事が多く、ただただ必死に日々が過ぎていった。 毎日毎日、 彼からの連絡を待っていた。 待てど暮らせど、 また連絡します。の、 またの連絡は来ない。 また連絡します。 社交辞令… とは思いたくないけど、 社交辞令かもしれないけど、 それなら、こんなに間があいて連絡が来るんだろうか… 東京にいれば、 近くにいれば 久しぶりに飲もうか? という気まぐれなのか? でも、彼の友達が私を好きっぽい感じがすると言

        50 後悔と学び

          46 どこかで待っていた連絡

          毎朝6時には起きていたから、 夜22時になるともう眠くて仕方なかった。 完全に朝型生活になっていた。 ある朝、目覚めて携帯を見た。 ええっ……??!!! 驚いた… 何と、一目惚れのあの彼の名前。 LINEが届いていた。 ”また飲みましょう” …とたった一言。 だけ。 ど…どういうこと? 22時過ぎだった。 完全に寝ていて朝気づいた。 いつ空いてる?とか具体的じゃなかったし、 また飲もう!と返した。 その後、彼から何の返事もなかった。 酔っていた

          46 どこかで待っていた連絡

          45 家族との暮らし

          10何年以上ぶりに、実家に住むために帰ってきた。 年に2度は帰って来ていた、 家を出てからは夏と冬の季節しか知らなかった。 暑くも寒くもなく、良い気温の天気の良い日だった。 のどかな田舎。 東京はどこにいっても混んでいて 並んでいて、 一人一人に与えられたスペースと空気に限りがある。 でも、田舎は一人一人に贅沢に 十分に与えられる自然がどこまでも広がっている。 そして人に丁寧で親切だ。 噂は好きだけど… 失敗した 失敗してしまった こんな状態で帰っ

          45 家族との暮らし

          44 帰省感覚の帰郷

          私はしばらくして会社を辞めた。 会社の外でAさんに会って、辞める事を伝えた。 会社の荷物が家に送られて来た。 あれだけ執着していた会社や仕事は、あっさりと終わった。 どんなに忙しくても、どんなに頑張っても、 会社に貢献したとしても、 会社員である以上、自分の仕事は他の人が代わって出来る 自分の会社で無い以上、それ以上でもそれ以下にもならない。 代わりはいくらでもいる。 渦の中にいると分からない。 責任感を持つ事と、仕事が=人生では無い。 自分の人生がまず

          44 帰省感覚の帰郷

          43 逃亡

          会社からの離れ方は やっぱり後ろめたい所があった でも息はしやすくなっていた。 職場から離れたら眠れると思っていた。 仕事を休んでも眠れない日々が続く 相変わらず薬無しでは眠れなかった。 それから、 堂々と歩いたり、電車に乗ったりができなくなった どこにいても、 誰かに、会社の人に見張られている様な気がした 帽子とマスク無しでは、家から出られなかった 逃亡者の様だった。 会社から離れて、病院へ向かった ものすごく後ろめたい気持ちも 先生と話すと落ち

          43 逃亡

          42 選んだ道

          いつもの時間に目が覚めた。 目覚ましの前に目が覚めた。 会社 行かないと… …… 会社に行こう…か。 休もう…か。 あっ… 上司と打ち合わせの約束がある…。 会社行かなくちゃ。 仕事しなくちゃ。 …でも… 打ち合わせした所で、 何か変わるんだろうか… 何か解決するんだろうか… でも、 今日行かないと、 会社の他の人との関係、 取引先との関係 全部台無しになりそうな気がする。 お世話になっていた人にも、不義理をする事になる気がする。 だか

          42 選んだ道

          41 限界スイッチ

          会社を休む訳にも、辞める訳にもいかなかった。 今更実家に帰れない。 私は働いて生活をしなくてはいけない。 長く働いた会社だから、こんな風に辞める事はできない。 次の仕事を決めてから辞めたい。 私は仕事紹介会社に登録して、面接に行った。 こんな状態だけど、薬がある。 面接相手は、バリバリ仕事をしている人だと登場した瞬間に分かった。 キラキラして眩しかった。 それすら辛かった。 自己アピールと会社を選んだ理由を聞かれた。 本音の転職理由は、 今の会社を辞め

          41 限界スイッチ

          40 黒いスポットライト

          ある仕事の帰り、 いつもの電車に乗っていた。 いつもの様に人が多い。 この日は、妙に人が気になった。 人が近くにいる事に耐えられない。 とにかく気分が悪い。 吐きそうだ だめだ… 限界… 途中下車した。 少し休んで、次に来た電車に乗る。 また気持ち悪くなる。 また近くに人がいるのが耐えられなくなる。 また一駅で途中下車した。 どうしよう… 何これ… 気持ち悪い。 真っ直ぐ歩けない… 何これ… しっかりしないと!! また電車に乗って、 もう少しで

          40 黒いスポットライト

          39 暗闇の中の出口

          私は消えてしまいたいと思いながら 死ぬことは怖かった。 何とかしたい元の様になりたいと思っていた。 ただ、毎日胸が苦しくてドキドキした。 自分にだけ当てられた暗いスポットライトが どこまでも追いかけて来る様だった。 会社では毎日嘔吐した。 それも日常化していた。 会社の掲示板で見かけたカウンセリングを受けることにした。 カウンセリングを初めて受けた。 カウンセラーの女性と初めて会ったとき、 無表情で挨拶も軽い自己紹介もなかった。 ここで話をする事はメモ

          39 暗闇の中の出口

          38 仕事 そして 生きること

          恋に全力で走れたのは、仕事が安定していたから。 長年働いた会社、気心知れた仲間、取引先。 会社の方針が変わり、 仲間たちが一斉に辞めて行った。 急にいなくなった人もいた。 私もすぐにでも辞めたかったけど、一人暮らしではそう簡単に仕事は辞められない。 貯金も無い。 働かなくてはいけない。 働かないと、生きていけない。 こんな年齢で実家のお世話になる訳にはいかない。 上司や仲間がガラッと変わった今、もはや別の会社だった。 転職したかの様だった。 慣れないな

          38 仕事 そして 生きること

          37 好きな人の好きな人になりたい

          ものすごく人を好きになった 私の景色は変わった。 嬉しくてたまらない気持ちが 悲しくて苦しくてどうしようも無い気持ちに変わる。 嬉しくて楽しい気持ちだけ味わえればいいのに。 こんなに好きになったら、どうしてこんなに辛いんだろう。 どうして何度も同じ人を好きになって、 何度も辛い気持ちになるんだろう。 どうして彼が好きなんだろう。 結局こんな様なのに…。 忘れたはずなのに、会えば好きだと思ってしまう。 世の中の両思いなんて奇跡だ。 結婚に至る人が羨ましい。 私

          37 好きな人の好きな人になりたい

          36 届かない 届けない

          昨日再会して、 率直に、やっぱり彼が好きだと思ってしまった。 感情だけは嘘をつけない 謝ってくれた。 昨日、また飲もうと言ってくれた。 私を恋愛の好きじゃ無いかもしれないけど、 嫌いとかでは無い事はわかった。 友達も応援してくれている。 今度は誘ってくれるかな。 会いたい。もう会いたい。 リセットして1から始まったりして・・ またポジティブに考え始めていた。 飲みに誘って欲しい。 一度でいいから彼から誘って欲しい。 もう忘れるって決めたのに、 も

          36 届かない 届けない

          35 タイムスリップ

          お店に着いた。 座敷のある部屋に通される間も、 少し緊張していた。 すでに彼ら二人は到着していて飲んでいた。 久しぶり 彼の正面の席に座ることになった。 会ってしまえば、想像以上に普通に接する事ができた。 久しぶりに会った彼は、 当たり前だけど、あの彼だった。 私が衝撃的に一目惚れをした、好きで好きでたまらなかった、 あの彼がそこにいた。 相変わらず、私の好きな要素を沢山持っている人だった。 だけど、前と違うのは、 もう期待はしない自分になっていた。

          35 タイムスリップ