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記事一覧

(24/8/28追記)夏祭り放浪記 その5:新兵器「情報開示請求」やってみた

(24/8/28追記)夏祭り放浪記 その5:新兵器「情報開示請求」やってみた

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その5である。今回は、新兵器「情報開示請求」やってみたレポと、ようやく始まる「個人夏祭り」に向けての準備もちょっとだけ扱う(8/11 まだ開示された情報が届いていないが、届き次第追記する)。「個人夏祭り」もそろそろ形になってきた。他編もぜひ読んでいただきたい。





(まだないよ)

6月19日――「新兵器」登場―― 会場も定まり、そろそろ1日ごと

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夏祭り放浪記 その4:出「ダンサー」記

夏祭り放浪記 その4:出「ダンサー」記

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その4である。今回は、当局の圧力によるダンスサークルの離脱と最終的な会場となる「チカノバ」の発見をお送りする。他編もぜひ読んでいただきたい。





(まだないよ)

6月14日――ダンスサークル離脱か――「分断政策」説の答え?

 14日の説明会後に来た連絡は職員からだけではない。「自主学祭」の中核を成すはずだったダンスサークルの代表からも1通のD

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夏祭り放浪記 その3:夏祭り「南北朝」時代と逃げ上手の職員

夏祭り放浪記 その3:夏祭り「南北朝」時代と逃げ上手の職員

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その3である。今回は、当局からの「代替案」提示と、夏まつり中止の説明会における当局との対峙の二本立てでお送りする。他編もぜひ読んでいただきたい。





6月13日――彼方より電撃的に到来した「ホコテン」―― 13日の朝8時、夏まつり実行委員会より一通のメールが届いた。

この朝、可能性ではあるが、(少なくとも元々夏まつりに出展する予定だった団体には

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夏祭り放浪記 その2:役者、出揃う

夏祭り放浪記 その2:役者、出揃う

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その2である。今回は、「個人夏祭り」初期のプラン、当局との「接敵」、見えはじめる「裏事情」を扱う。他編もぜひ読んでいただきたい。





空想から現実へ――合法路線への道――6月7日――「個人夏祭り」当初案――

 「夏まつり」中止とともに始まった自主学祭「個人夏祭り」計画だが、その当初の案は、本当に「個人」で夏祭りをしようというものだった。

 す

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夏祭り放浪記 その1:激動の24時間・「夏まつり」中止編

夏祭り放浪記 その1:激動の24時間・「夏まつり」中止編

はじめに

 この記事は、「夏祭り放浪記」その1である。ここでは、「夏まつり」中止までの流れと、「個人夏祭り」の提唱を取り扱う。続きもぜひ読んでいただきたい。



「#阪大個人夏祭り」 今年、大阪大学箕面キャンパスの7月6日は「何も無い」土曜日のはずだった。開催が予定されていた学祭「夏まつり」が当局により中止に追い込まれたからだ。
 当然ながら箕面キャンパス敷地内はがらんどう。ただオープンキャ

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戯曲 アリのキリギリス

戯曲 アリのキリギリス

パノプティコンの真ん中にいる人(@LBB_4523)

(2024年いちょう祭にて、「大阪大学ネタツイから卒論まで本にするサークル」部誌『Output vol.2』に寄稿した記事です)

前書き

 勤勉なアリと、放蕩者のキリギリスを対置し、冬を越えられる前者とそうでない後者というオチにより、享楽を非難し勤勉を称賛するイソップ寓話の一つ、アリとキリギリス。「冬のことは冬に考えればいいのさ」――夏、

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「木陰だめライフ」宣言 初版

「木陰だめライフ」宣言 初版

※「初版」とつけたのは、本宣言を書いた時、「木陰だめライフ」の年数と私のだめライフについての知識が非常に乏しく、今後改訂されるであろうことが明らかであるからだ。

大学キャンパスに幽霊が出る――木陰だめライフという幽霊である

 2024年5月、大阪大学にてにわかに始まった「木陰だめライフ」。その定義と目的をここに簡潔に示す。

「阪大木陰だめライフ」とは?「だめライフ」

 ここで言う「だめライ

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シン・大学生活環境論 カルト脱退の難しさ編――外山合宿で宗教やめ...れてません――

※はじめに
 用語や細部にフェイクを入れているので、もしあなたが「?」の思ったところはおそらくフェイクです。ご承知おきいただきたい。

謝罪とお詫び 前回記事で「外山合宿で宗教やめました」と高らかに宣言し、「そして僕は宗教をやめた」と記事を締めくくった私は

その後

宗教を

辞めれて…

いません。

ここにお詫び申し上げるとともに、徹底的な自己批判を行います。
(正確には、施設に足も運んでな

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ESS・アカデミックディベート葬送【①邂逅と対パワハラR先輩闘争と「セオリー」という名の屁理屈編】

ESS・アカデミックディベート葬送【①邂逅と対パワハラR先輩闘争と「セオリー」という名の屁理屈編】

はじめのはじめに

 本稿は、辞めたサークル、辞めてないけど嫌々やってるサークル、特に関係はないけど傍から見ててオワコンなサークルの総括論評等をやる「サークル葬送サークル」の活動の一環(というか初活動)として書いた記事である。この記事みたいな活動に興味がある人は私にDMか何かして質問してほしい。
 また、本稿は一部自己検閲を施している。完全版が欲しい人は、学祭だかイベントのときに来てもらえれば売

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ESS・アカデミックディベート葬送【②古き良き時代と第一の失恋とパワハラR追放編】

ESS・アカデミックディベート葬送【②古き良き時代と第一の失恋とパワハラR追放編】

はじめのはじめに

 本稿は、辞めたサークル、辞めてないけど嫌々やってるサークル、特に関係はないけど傍から見ててオワコンなサークルの総括論評等をやる「サークル葬送サークル」の活動の一環(というか初活動)として書いた記事である。この記事みたいな活動に興味がある人は私にDMか何かして質問してほしい。

あらすじ

 前回「①邂逅と対R先輩闘争と「セオリー」という名の屁理屈編」では、私がESSに入って

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外山合宿で宗教やめました~第34回教養強化合宿体験レポート~

外山合宿で宗教やめました~第34回教養強化合宿体験レポート~

 今回で34回を数える外山合宿ーー正式には「教養強化合宿」ーー。これまでの参加者によるレポートも数多く、今さら合宿内容のあれこれを紹介する隙もないような気もする。だが、外山合宿を通して、詳しく言えば新左翼運動史を学び、そこに「主体性の物語」を見て、十数年間所属していた宗教を辞める決断をした体験は、世に(特に合宿に興味がある者に!)知らしめる価値があると思うので、以下にそれを記す。宗教に入っていた事

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