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僕色百景

100
とりあえずやる気と勢いだけで100日継続して綴った風景です。
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#ビール

第九十九景

第九十九景

良い事を思いついてしまった。冬は雪がないところへ、山を求めて行く。雪は全然珍しくないし、むしろ見たくもない。雪を拒絶している。でもさっきかまくらを作りたいと思った。小さい頃に父が作ってくれたかまくらの中で、兄妹揃っておもちを食べている写真がある。記憶はない。とりあえずかまくらの作り方を調べてみたが、結構重労働にみえる。腕がパンパンになりそうだ。明日ひとりで作ろうと思っている。雪ならたくさんあるけど

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第九十景

第九十景

多様性を受け入れることは難しい。例えば僕の場合、僕自身の型にハマらない人を受け入れられないことが多い。つまり自分と似ていない人と会ったり、話しをしたりすることはとても疲れるということだ。そりゃそうだ、自分の分身と接するなら、気を遣わなくても済む。でもまず、そんなことは起こりえない。自分と全く同じ人間など存在しない。存在しているなら会ってみたいくらいだ。

僕は婚活というものをしたことがないが、Tw

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第七十八景 マッチングアプリ大戦記 episode13.14.15

第七十八景 マッチングアプリ大戦記 episode13.14.15

「13人目 Aさん アラサー ?似」

いつも使っていたアプリに限界を感じて、違うアプリを使って初めて会った人。目だけ写真の人で、会ったらなんか変わるかなと思ったけど、おいしいパスタを食べることに終始集中していた。特に目立ったエピソードが無いので、これにて終わり。

「14人目 Tさん アラサー ?似」

この人も新たなアプリでマッチングして会った人。遠めの写真しか無かったけど、クラフトビールが好

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第七十三景 マッチングアプリ大戦記 episode12

第七十三景 マッチングアプリ大戦記 episode12

「12人目 Hさん ミドサー ?似」

傷心の僕は再び、アプリを開き、同じコミュニティに入っている女性を物色していた。なんのコミュニティかは忘れてしまったが、ある女性が目に留まった。

その女性はマスクをしていた。ここまでの経験から、鼻を含めてその下が隠れている女性の写真は信用してはならないと学んでいたが、ぱっちりとした二重と下瞼の感じが元妻と似ていたので仕方がなかった。

とりあえずいいねを送っ

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第六十九景 マッチングアプリ大戦記 episode11-3

第六十九景 マッチングアプリ大戦記 episode11-3

またねと言われたら、会わない訳にはいかない。彼女は家ではストゼロをよく飲むらしく、不味いと言いながらも飲むらしい。また家が駅から離れていていて、外に飲みに行くのは、職場の飲み会くらいということも言っていた。

それならいい機会だから、2回目のアポは外に飲み行くことになった。家まで、迎えに行こうとしたが、なんとか妹さんに送り迎えを頼めたようだった。

初回アポの1週間後に会うことが決まった。以前、僕

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第六十八景 マッチングアプリ大戦記 episode11-2

第六十八景 マッチングアプリ大戦記 episode11-2

雰囲気のある店内に足を踏み入れ、案内されたのは、半個室だった。周りが見えない方が落ち着いて話しやすくていい。僕はトマト系のパスタで、彼女はズッキーニが入ったパスタを頼んだ。

サラダ、飲み物とデザートの付く至れり尽くせりのセットメニューだった。知らない人と会うのが久しぶりであったため、どこかぎこちなく無難な話をした。ほどなくサラダが運ばれてきて助かったと思った。

何かを食べながらだと、ちょっとテ

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第五十八景 マッチングアプリ大戦記 episode10-2

第五十八景 マッチングアプリ大戦記 episode10-2

2回目のアポの日時が決まるまで、頻繁に電話をした。日が変わるまですることもあり、本当に楽しかった。主に聞いたのは、その日の仕事の愚痴だった。職場に対して思うところがあるらしく、常に不満を漏らしていた。

週末は友達と飲む予定が多く、なかなか日時が決まらなかったが、今度はこっちまで来てくれることになった。またも泊りで飲み歩くことになった。

高速バスのバス停で彼女が来るのを待った。よく晴れた冬の寒い

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第五十七景 マッチングアプリ大戦記 episode9?10-1

第五十七景 マッチングアプリ大戦記 episode9?10-1

「9人目 ?さん アラサー ?似」

諸事情により、割愛させていただきます。

「10人目 Mさん アラサー ?似」

この人は以前のこの話に出てきた人。いいねを送ってから、かなり時間が経って、マッチングしたような気がする。こっちが送ったメッセージの2分の1くらいしか返って来なくて、かなり手こずったけど、粘り強くアポに繋げた。

メッセージ交換も慣れてくるもので、相手の写真や自己紹介文を軽くいじる

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第五十景 ビールの話

第五十景 ビールの話

記録したクラフトビールの写真を改めて数えてみたら、ビアイベントやビアバーも含めて約300枚の写真があった。つまりそれだけの種類を飲んだということになる。それも今年だけで。

全く恐ろしい。金額的な事をいうと1本400円で均したとしても、10万円は超えている。ここまでどっぷりハマるとは思っていなかった。

元々ビールは好きだった。ご飯によく合うし、一日の疲れを癒すために飲んでいた。しかしビールといえ

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第二十五景 噛み砕いて欲しい話

第二十五景 噛み砕いて欲しい話

ビールを飲んでいると、美味い不味いだけではなく、香りや口当たりを表現したくなる場面がある。

その時にフルーティーとか、モルティーとか言われてもなんのことか分かりませんよね?

分かります!分かります?僕は分かりません。
だから一歩踏み込みたい。噛み砕きたい。

例えば、このビールはフルーティーさもありますが、モルティーでもありますね!と言われた場合。

フルーティーにしても、果物には色んな種類が

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第五景 僕の話

第五景 僕の話

ここで僕の話をしようと思う。自己紹介は1番初めにするべきなのだろうが、1番初めにして、そのあと更新しない。なんて恥ずかしい事にならないよう、ある程度続けられる事が分かったこのタイミングでしようと思う。

【1991年】人口4千人ほどの山沿いの町に生まれる。逆子で、すぐに風邪を引いたため、保育器に入っていたらしい。死にかける。

【1995年】弟と庭でホースから出る水を振り回して遊んでいた所、目が回

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第四景 苦い汁を生み出してしまった話

第四景 苦い汁を生み出してしまった話

僕はビールが好きだ。飲むのはもちろん好きだが、飲むだけでは物足りなくなってしまい醸造まで手を出そうとした。

しかし、ここ日本ではお酒を作る事は禁止されている。アルコール度数1%以上がお酒にあたるそうだ。それ以下ならいいらしい。

というわけで、早速何が必要か調べ始めた。ざっとこんな感じだ。

麦芽、ペレットホップ、イースト、寸胴鍋、温度計、発酵容器、エアーロック、炭酸用のペットボトル、おたま、洗

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第二景 写真の話

第二景 写真の話

みなさんはどんな時に、どんなものを、写真に収めておきたいと思うだろうか?好きな人の顔、家族の顔、珍しい食べ物、風景、鉄道、海、車など色々考えるとキリが無いし、無限に考えられるだろう。

そんな中で僕が写真を撮る時の話をしたいと思う。それはクラフトビールを飲んだ時である。クラフトビールを好きになった経緯も話したいがここではひとまずスルーする。とても長くなる。それこそ書き出したらキリが無い。

まずこ

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