おばっぴ

Twitterから飛び出したおばっぴ。英国で衛星機器を調達してました。今は人工衛星の構…

おばっぴ

Twitterから飛び出したおばっぴ。英国で衛星機器を調達してました。今は人工衛星の構造設計。時にはEmotionalに、時にはLogicalに。合唱/元陸上部/元演劇同好会/乙女座/ハルキスト/Project Management Professional/飛び級(B3→M1)

最近の記事

ALBERTO GIACOMETTI - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION

ESPACE LOUIS VUITTON OSAKA エスパス・ルイ・ヴィトン・オーサカ 2023.5.7訪問 友人と、感性を磨きに。 エスパスという空間が気に入ったので、大阪でも体験してみようと心斎橋に。 またもやカバンを買うわけではないのだが、入り口のお兄さんにエスパスに行きたいと告げて入室。 GIACOMETTIの作品には、奇しくも2日前に岡山の大原美術館でも出会った。「ヴェニスの女I」である。残念ながら、子連れの友人と行ったので倍速でしか見れなかったのと、彫刻の配置

    • WOLFGANG TILLMANS -MOMENTS OF LIFE-

      ESPACE LOUIS VUITTON TOKYO エスパス・ルイ・ヴィトン・トーキョー 2023.4.9訪問 感性を磨きたくて。 たまたま気になる写真をWebで目にしたので訪問。 日本では初めて訪問するルイ・ヴィトン。 カバンを買うわけではないのだが、入り口のお兄さんにエスパスに行きたいと告げ、エスコートしてもらう。 手狭ではあるが、通路やエレベーターも上質な空間。 エレベーターが開き、その隣のファンダシオン・ルイ・ヴィトンの紹介フィルムに目をやった。 凱旋門の近く、

      • 感想:映画「冷静と情熱のあいだ」

        2001年の映画。当時は16歳だったが、映画館で観た記憶がある。 ENYAの音楽がとても印象に残っている。ただ、記憶というのは曖昧なものだ。30歳の誕生日にフィレンツェのドゥオーモで会おうと誓った約束が、僕の記憶では、パリのノートルダム大聖堂になっていた。何かの映画と間違えたのか、あるいは、誰かと結ぼうとした約束を覚えているのか。 あおい(ケリー・チャン)と順正(竹野内豊)。19歳から20歳にかけて、こんな大恋愛をしたというのは素晴らしいことだと思う。だからこそ、お互い惹か

        • 読書感想メモ:夜明けの街で

          著:東野圭吾 買っただけで積読している本がいくつかあるので、気になったものを読み進めている。奥付を見ると、平成22年10月の第7版。平成22年っていつだ。。。おそらく、出身大学が同じという縁で買ったのだと思う。 ロンドンに赴任してから、東野圭吾の著作は2冊ほど読んだ。僕の職場の部長が代々引き継いで(?)いる文庫本の中に東野圭吾の著作がいくつかあったのだ。「天空の蜂」と「私が彼を殺した」。その疾走感とどんでん返しから、読みやすいという印象を持ち、ちょっと心寂しくなった時に読

        ALBERTO GIACOMETTI - SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION

          メモと感想ー地球カレッジ:もっとワインを知りたい!

          辻仁成さんのプロデュースで、ワインソムリエの杉山明日香さんのオンライン講義を受けた。物理学専攻、理論物理学博士から、河合塾の講師。両親が大酒飲みだったのをきっかけに、ワインと親しんでいたという方。僕みたいなワイン初心者にうってつけの講義だと思い受講。 パレロワイヤルからの中継で、趣のある雰囲気から始まった。パレロワイヤルは、枢機卿リシュルが建設、ルイ14世が移住してから王宮となる。ここに、グランデフェールという2つ星のレストランがあるそうで少し気になる。 彼女が共同経営するレ

          メモと感想ー地球カレッジ:もっとワインを知りたい!

          読書感想メモ:切れない絆をつくる たった1つの習慣

          著:植西 聰 いつ買ったのか全く覚えていないが、本棚にあったのと、思うところがあったのでなんとなく。 だいたい自分が実践していることが書かれているので、なんで買ったのか良く分からなかった。1つの習慣というタイトルだが、100個くらいのヒントが書かれていた。そのうち8割は実施済み、1割はちょっとズレているかな、1割は実践してみようという感じ。と、いうことで、実践してみようという内容をメモしてみた。 1.眠る前にイメージングをする 眠る前に理想的なシーンをリアルに思い浮かべ

          読書感想メモ:切れない絆をつくる たった1つの習慣

          読書感想文: モモ

          著:ミヒャエル・エンデ、訳:大島かおり 朗読:高山みなみ Audibleで読破。(聴破?) 時間についてのテーマの児童文学を、13時間弱の朗読でじっくり「読む」という贅沢な体験をした。「モモ」は幼い時に読んだ記憶があったし、昔住んでいたアパートの書棚のどこにあったかも思い出せるくらいの印象は持っていた。「モモ」を題材にした演劇も観たと思う。読書感想文も書いた気がする。 しかし、今回得た印象は、当時の不思議な良く分からない感じとは全く異なるものだった。当時は、書かれている

          読書感想文: モモ

          人生の岐路、のつづき

          某月某日、先週お話しした、人生の岐路に立った相談者から、その岐路の両方の良いとこ取りができた結論を得られたとの報告を受けた。この件のせいで、先週、150回くらいつぶやいた「マジかぁ」を返して欲しいと思う。 一方で、自分にとって良いとこ取りした結論は、パートナーにとって良い結論であるとは限らない。それでもついていくパートナーってすごいよな、と思う。自分だったらどうなのだろうと考えてしまう。あるいは、彼らは結婚していて、子持ちなので、その辺りも考慮に入るのかもしれない。「子はか

          人生の岐路、のつづき

          人生の岐路

          某月某日、昨日と今日で100回くらい「マジかぁ」とつぶやいている気がする。 人生の岐路に立つような相談を受けて、想定外の理由である方向に進んでしまい、少し責任を感じているのかもしれない。進む方向は予期していた一方で、理由は「マジかぁ」と言いたくなってしまう。相談相手は戦略家で、僕に相談するのも戦略のうちなのかもしれないな、とも、ふと思う。確かに、彼がうまくいかなくなった時に1年以内に僕が取りそうなアクションも見える。なんか将棋を指しているような感じやな。 GLAYのPur

          人生の岐路

          フォーマルハウト

          某月某日、合唱団の練習の前に、Hyde Park Cornerにある、アプスリーハウスとウエリントンアーチに行った。English Heritageの会員で無料で訪れられるので、ずっと行こう行こうと思っていたのだが、訪問を後回しにしてしまっていた。友人がこの前訪れたとの話も聞き、昨日、空きがあったので、一念発起して予約してみた。 アプスリー・ハウスは、1815年にワーテルローの戦いでナポレオンに勝利し国民的英雄となったウエリントン公爵が1817年に購入した邸宅だ。ハイド・パ

          フォーマルハウト

          If I believe...

          某月某日、今日もいつものように公園を歩く。 歩いているときに、ふと、倉木麻衣の「Tonight, I feel close to you」が頭をよぎる。この曲は、アカペラで歌ったこともあり、いろいろな思い出(黒歴史?)がある。一緒に歌った友人を思い出したりもする。僕はどんな時も、そばにいてくれる友達を求めていたのかもしれないな、と思ったりもする。 When I need a friend, you are there right by my side. I wish we

          If I believe...

          言葉に力を

          某月某日、忙しい日々は続く。製品の不具合対応から、日本と欧州の間の意思疎通の食い違い、億を超える高額案件なのに相手が何を考えているかイマイチよくわからないサプライヤの対応… この目まぐるしい中で、やはりベターと思える行動をする確率は上がっている。最近は自己管理も良く、毎日散歩もして「善い」生活をしているからかもしれない。 家の近くの映画館とレジデンスの複合施設、Filmworksにとうとう看板がついた。まぁ、僕が住んでいる間は完成しないだろうけど。 散歩の後、Histo

          言葉に力を

          良い選択をするということ

          某月某日、トラブルシュートや緊急案件の処理でてんてこまいの一日だった。電話会議を4件こなしたが、その中の1つで自分の発言がバイアスを含んだ意見で適切でなかったな、と思ったことがあった。その意見は横槍が入って修正され、僕も適切だと思う結論に至った。周りは年上ばかりなので、あまり気にしていなかったようだが、イマイチだなぁと自分ながら思った。 逆に、別の案件では、ちゃんと戦略立てて考えて、適切にトラブルシュートを一日で処理できたと思うこともできた。 良い選択の難しさ。 最近、

          良い選択をするということ

          誰かを想い続ける、ということ

          某月某日、いつものように散歩をしていて、またもや同じ墓標が目に留まった。この墓標は以下で紹介している。 ここに捧げられた花束に、「あなたとの愛おしい記憶として…決して忘れない」という一家族からのメッセージが捧げられている。6年前に33歳で亡くなった人に、おそらくはこのようなメッセージを毎年送り続けているのだろう。 memoryというと、記憶や記録と捉えられがちだが、いろんな形で生き続けることができると思う。その人から影響を受けて起きる行動や習慣。美しい筆跡、じっと事象を捉

          誰かを想い続ける、ということ

          生きるということ

          某月某日、すっかり秋めいて、雨模様の毎日が続いている。もちろん、ロンドンは天気が悪いことで有名で、天気が悪いのには慣れているのだが、通常は天気が変わりやすく、雨が降ってもすぐ止んだり、晴れ間が見えたりすることが多い。その中で、かなり雨がちな日々が続いている。晴れ間が見えると、嬉しくて散歩したくなる。その中で、街路樹に建てられた墓標を見つけた。 どうやら、33歳で亡くなった青年の、命日だったようだ。僕よりも若くして亡くなった方の墓標。 「彼は尊厳、優しさ、寛容さとともに人生

          生きるということ

          スパイラル

          某月某日、散歩中に、公園で遊ぶのが楽しくて帰りたくないとぐずる子どもを見かけた。母親は、スペイン語のような僕がわからない言葉を話した後、「バイバーイ」と突き放して去っていく。 あぁ、僕と同じじゃないか。結局、僕は、楽しかった過去にすがりついているだけなんだろうなぁと思う。少しずつ形を変えながらも。僕がぐずったからと言って、周囲は、時は、過ぎ去って行く。 高校1年の秋、「祭りよ、今宵だけは哀しげに~銀河鉄道と夜~」で車掌の役を演じた。銀河鉄道は環状線。カムパネルラの死から抜

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