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拙い短歌

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俵万智さんの短歌集「サラダ日記」に傾倒した時代がありました。 noteでも素敵なクリエイターさんの短歌の、あの短い文字間に繰り広げられるドラマに心打たれています。 無知で拙く… もっと読む
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山あいの 高速道路 目の端に 山桜あり 此処も彼処も

山あいの 高速道路 目の端に 山桜あり 此処も彼処も

車を走らせていると
ふと目に付くようになった山桜の木。

ああ、やっと来たか春。

と思わせてくれる、嬉しい光景です。

四季のある日本で「春」とは、待ち侘び焦がれていた季節といえるのでしょうか。

以前、咳止め薬として山桜が伐採されていたような記憶があります。

病院で処方されたもので、実際に飲んだ事もあります。

山の中にひっそりと息づく山桜は、春にならないと気づく事が難しいですね。

出来れ

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「春霖しゅんりん」という季語が素敵

「春霖しゅんりん」という季語が素敵

山煙る いつ涯てるのか春霖の 明けを待ちわぶ 今4月は来る

わけもわからずこんな感じが素敵だわ、と自由に書かせてもらいました。

仲春とは、3月半ばからのことだったのね。
では、まさに今ドンピシャではないか。

失礼いたしました。

寒さむさむっ かんのもどりか みぞれ降る「温風の 当たるところで 猫蕩ける」

寒さむさむっ かんのもどりか みぞれ降る「温風の 当たるところで 猫蕩ける」

雨かと思っていたら、霙。
車の窓に張り付いては消える。

「温風の 当たるところで 猫蕩ける」
短歌っぽいものができたぞ。

全国的に、寒さむさむっ、だそうですね。
風邪引かないようにあったかくしましょうね。

つくし君 いつからそこに生えてたの 毎日通っている道なのに

何故か俳句のようなものが書きたい

何故か俳句のようなものが書きたい

何故だかわかりません。

会社からの帰宅時、カラスが大事そうに千切れたビニール袋の箸切れを加えて移動を繰り返していました。

遠すぎて写真がなかなか撮れなかったけど、これを短歌か俳句にしたい、と思ってしまいました。

「やいカラス 気に入ったのかその袋 遊びたいのか 持ち帰りたいのか」

カラスは人様の生活に危害を加える代名詞のように感じます。

私も、カラスに大きな身体で近くを翔びかすめられると

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朝目覚め 間近で見つめる愛猫の 艶やかなる瞳 今朝もいとしい